HG 百式(旧キット)のメッキを落としてシャア専用機カラーでリメイクする #1 仮組み編

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完成した全塗装・メルカリリメイク・HGシャア専用百式のアイキャッチ

ご覧いただき、ありがとうございます。

今回からHG 百式(旧キット)をシャア専用機カラーでリメイクします。

今回は、仮組み編となります。

この記事の内容
  • メルカリで入手したキットのレビュー(全体的なフォルム、メッキの状態、合わせ目がある部分など)
  • ゴールドメッキ落としの手順(クリアカラー層、メッキ層、コーティング層)
  • 塗装前の加工作業(ゲート跡処理、合わせ目消し、モールド彫り直し、スジ彫り追加、段落ちモールド加工)

初めてキッチンハイターを使用したメッキ落としにチャレンジするよ。

古いキットだから、パーツの状態をよく確認しながら慎重に作業を進めていこうね。

目次

制作のモチーフとメルカリで入手したキット

制作のモチーフ

モチーフは特にありませんが、クワトロ・バジーナ時代のシャアが百式をパーソナルカラーのレッド塗装していたら、と想像して制作することにしました。

塗装する色は、RG 1/144 サザビーを参考にしています。

全塗装・カスタムカラーで制作したRGサザビーの塗装前レビュー

メルカリで入手したキット

今回の制作に使用したキットは、HG 1/144 百式(旧キット)で、価格は1,800円でした。

メッキはところどころ剥げていましたが、塗装し直してしまうので、特に問題ありません。

入手した百式の状態
  • 製作状態 素組み、ランナーカット跡はニッパー、シール貼り付け済み
  • 素材の状態メッキが剥がれている部分が数か所(経年によるもの)
  • 手首の差し替え、ビームサーベルは欠損

定価よりやや高いですが、現在はAmzonなどでもプレミア価格で取引されているようなので、お得だったと思っています。

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塗装前のレビュー

入手した百式は、組み立て済みの状態で届いたので、仮組みレビューから始めます。

フロントビュー

1999年発売のキットですが、スリムで現在のガンプラと比べても引けを取らないフォルムだと思います。

足の甲にある縦の合わせ目が少し目立っているよ。

HGシャア専用百式塗装前レビューのフロントビュー

バストアップ

メッキはところどころ荒れていますが、ゴールド、ネイビー、レッド、グレーなど、塗装なしでもほぼ完全に色分けされています。

ツインアイと両肩のマーキングはシールで表現されているよ。

HGシャア専用百式塗装前レビューのバストアップ

サイドビュー・左

中古品ですが、関節がしっかりしているので、自立はとても安定しています。

バックパネルは上下2つのパーツで構成されているよ。

HGシャア専用百式塗装前レビューの左サイド

リアビュー

バズーカも左右に組み合わせる形状のため、縦に合わせ目があります。

ランドセル内側のバーニアや脚の動力パイプなどを塗り分けるつもりだよ。

HGシャア専用百式塗装前レビューのリアビュー

トップビュー

頭部、ボディ、肩、頭部にも合わせ目が多く、この点は古いキットだという印象です。

HGシャア専用百式塗装前レビューのトップビュー

サイドビュー・右

腕や脚は、モールドに沿って色を塗り分け、内部フレームやビームライフルも色を塗り分ける予定です。

HGシャア専用百式塗装前レビューの右サイド

ビームライフル

ビームライフルも左右に組み合わせる形状のため、縦に合わせ目があります。

HGシャア専用百式塗装前レビューのビームライフル

メッキの状態

メッキは、経年などにより、表面が擦れていたり、ポツポツと荒れている部分があります。

HGシャア専用百式塗装前レビューのバックパック
HGシャア専用百式塗装前レビューの肩のパーツ

分解する

ボディ

頭部や腕部の取り付け部分は、最近のガンプラと違い、シンプルな軸構造になっているので、可動範囲は狭くなっています。

ネイビーとグレーのパーツに、アクセントになるゴールドのパーツが上手く組み合わされているよ。

HGシャア専用百式塗装前レビューのボディ部分
HGシャア専用百式塗装前レビューのボディパーツ

スカート

古いキットなので心配していましたが、ポリキャップや関節のジョイント部分の状態は良好です。

スカートは、ラインモールドを追加してから、マスキングで濃淡のレッドを塗り分けるつもりだよ。

HGシャア専用百式塗装前レビューの腰のパーツ
HGシャア専用百式塗装前レビューの腰のパーツ

腕部

ハンドパーツの取付部分も軸構造になっているので、可動範囲はわずかですが、動力パーツの部分はレッドの別パーツで色分けされていて、ワンポイントになっています。

HGシャア専用百式塗装前レビューの腕のパーツ
HGシャア専用百式塗装前レビューの肩のパーツ

脚部

足の甲の部分は、合わせ目がかなり目立つので、後ほど合わせ目消しをする予定です。

HGシャア専用百式塗装前レビューの脚のパーツ
HGシャア専用百式塗装前レビューの脚のパーツ

メッキを落とす

塗装に備えて、表面のメッキをすべて落としていきます。

メッキ落とし作業の方法は、YZPハウス様の記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。

表面のクリアカラーを落とす

まず最初に、メッキ層の上のクリアカラーを落とします。

クリアカラーは、GSIクレオスのMr.カラーうすめ液に浸けて色を剥がします。

メッキ落とし作業中のHGシャア専用百式(クリアイエロー)
薄め液に浸けた直後
メッキ落とし作業中のHGシャア専用百式(クリアイエロー)
薄め液に浸けて1分後

クリアカラーが落ちたら、パーツを洗浄し、自然乾燥しています。

メッキ落とし作業中のHGシャア専用百式(クリアイエロー落とし後)
色を落としたパーツを洗浄
メッキ落とし作業中のHGシャア専用百式(クリアイエロー落とし後)
洗浄したパーツを乾燥

メッキを落とす

メッキ層は、キッチンハイターで落とします。

キッチンハイターを使用するときは、皮膚を保護するために手袋の着用が重要です。

メッキ落としの作業は、風通しのいい場所で、水で2倍くらいに薄めて行っているよ。

メッキ落としに使用するキッチンハイター
メッキ落とし作業中のHGシャア専用百式

1時間ほど浸けたらメッキが落ちたので、パーツを洗浄して自然乾燥しています。

コーティングを落とす

メッキを剥がすと、まだ薄い膜のようなコーティングが残っているので、もう一度うすめ液に浸けます。

Mr.カラーうすめ液はパーツを溶かす心配が少ないので使いやすいね。

コーティング落とし作業中のHGシャア専用百式

メッキ落としが完了したパーツ

表面のコーティングが剥がれてきたら、歯ブラシでキレイにして作業完了です。

メッキ落とし作業完了後のHGシャア専用百式パーツ

塗装前の加工をする

メッキを落としたパーツは、ゲート跡やモールドが見にくくなったので、先にピンクのサーフェイサーを塗装しています(ガイアノーツのサーフェイサー・ピンクサフを使用)。

ゲート跡を消す

ゲート跡は、タミヤのフィニッシングペーパーや百均(ダイソー)のスポンジやすり、600・800番などで消しています。

ゲート処理前の百式腰のパーツ
ゲート処理後の百式腰のパーツ

メッキ落としの過程で発生したと思われるパーツの荒れも合わせて整えています。

ゲート処理前の百式腰のパーツ
ゲート処理後の百式腰のパーツ

過去記事でもご紹介したとおり、紙やすりは、画像のように百均(ダイソー)のウッドブロックに同じく百均(ダイソー)の強力スポンジ両面テープ(幅15mm)で貼り付けて使用しています。

ガンプラのゲート跡や合わせ目消しに使用する百均のツール
ガンプラ制作に使用する百均のスポンジヤスリ

合わせ目を消す

脚とライフル、バズーカにあった合わせ目消しは、次の手順で行っています。

イージーサンディングは、硬化した後が削りやすいのが特徴です。

  • タミヤの瞬間接着剤・イージーサンディングをパーツの両面に塗る
  • 瞬間接着剤が少しあふれるようにして、パーツを組み合わせる
  • あふれ具合が不十分なところは、イージーサンディングを少量盛り付ける
  • 急いで仕上げたい時は、ガイアノーツのM-08 クイックハードスプレーなどを使用する
  • 合わせ目がきれいに消えたかの目印となるサーフェイサーを軽く塗装する
  • サーフェイサーが消えるまで600〜800番のヤスリで削る
合わせ目消し作業中のHGシャア専用百式パーツ
パーツの合わせ目を消したシャア専用百式の脚のパーツ

合わせ目が消えたかどうかの目印にするために、サーフェイサーを軽く塗装してから整えていきます。

合わせ目消し作業中のHGシャア専用百式パーツ
パーツの合わせ目を消したシャア専用百式のバズーカのパーツ

ラインモールドを彫り直す

マスキングで塗り分ける予定の部分は、ハセガワのモデリングスクライバー(けがき針)スジボリ堂のBMCタガネ0.2mmで境界を明確にしています。

ラインモールドを彫り直す前の百式腕のパーツ
彫り直し前
ラインモールドを彫り直した百式腕のパーツ
彫り直し後
ラインモールドを彫り直す前の百式脚のパーツ
彫り直し前
ラインモールドを彫り直した百式脚のパーツ
彫り直し後

ラインモールドを追加する

腰とバックパネルのパーツは、モールド(スジボリ)を追加するために、鉛筆で下描きをしてから、モデリングスクライバーとBMCタガネ0.2mmでラインを彫っています。

スジボリを追加する前の百色の腰のパーツ
スジボリを追加した後の百色の腰のパーツ
スジボリを追加する前の百色のバックパックのパーツ
スジボリを追加した後の百色のバックパックのパーツ

段落ちモールドを追加する

肩の合わせ目は、スジボリ堂のBMCダンボを使用して段落ちモールドにしています。

段落ちモールドに改修する前の百色の肩パーツ
段落ちモールドに改修した百色の肩パーツ

まとめ(ふりかえり・塗料レシピ・使用ツール)

今回のふりかえり

今回、メルカリで入手した百式は古いキットで、メッキもところどころ剥がれているので、関節などの状態を心配していましたが、メッキ以外のパーツの状態や、ポリキャップなどは良好でした。

古いキットで取付軸の形が最近のガンプラと異なっているので、可動範囲はわずかですが、スリムなフォルムで、百式らしさが表現されていると思います。

ネットなどでメッキ落としの方法が紹介されていて、いずれ挑戦してみたいと思っていましたが、メッキの状態が悪い中古品だったので、躊躇なく取り組むことができました・

本当にメッキが落ちるのか半信半疑でしたが、紹介されていた手順どおりに作業したところ、概ねキレイに落ちました。

最初のクリアカラーと、キッチンハイターを使ったメッキ層はすぐに落ちたのですが、最後のコーティング層が数時間浸けてから、歯ブラシなどを使っても完全に落とすことができず、塗装や組み立てに支障がない部分は諦めました。

RGサザビーのように仕上げたいと考えているので、モールドを彫り直した部分や、追加した部分に沿って、複数のレッドを組み合わせていきたいと思います。

次回は、iPadのアプリで塗装イメージを作成してから、サーフェイサーの塗装に進んでいきます。

使用したツール

メモ
  • GSIクレオスのMr.カラーうすめ液
  • キッチンハイター
  • タミヤ フィニッシングペーパー600、800番
  • ダイソー ウッドブロック
  • ダイソー 強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • タミヤ 瞬間接着剤イージーサンディング
  • ガイアノーツのM-08 クイックハードスプレー
  • ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.2mm
  • スジボリ堂 BMCダンボ

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回はHG 百式(旧キット)のメッキを落としてシャア専用機カラーでリメイクする」塗装準備編の記事を投稿する予定です。

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