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ご覧いただき、ありがとうございます。
前回に続き、HG 百式(旧キット)のメッキを落としてシャア専用機カラーでリメイクしていきます。
今回は、塗装準備編となります。
今回の主な内容
- 塗装イメージの作成(RGサザビーを参考にしたレッド3色の塗装イメージの作成)
- レッド塗料の比較(サーフェイサー2種類とレッド5種類の組み合わせ)
- 使用するレッドの組み合わせ

今回も描画アプリで塗装イメージを作成して、塗り分けを確認してから、制作を進めるよ。
マスキングで塗り分ける部分が多くなりそうだから、事前にイメージをつかんでおくことが大切だね。

iPadのアプリで塗装イメージを作る(SengaChanとibisPaintX)
塗装イメージは、SengaChan(iOS版のみ)とibisPaintXというアプリを使用して作成しています(どちらも無料でインストール可能)。
ご紹介するアプリは、自己責任でインストール、ご使用ください。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。
塗装イメージの作成手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。
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iPadのアプリ(SengaChan・ibisPaintX)を使用してガンプラの塗装イメージ(下絵)を作る
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SengaChan(線画を抽出する)
- SengaChanで画像から線画を抽出し、画像を保存する
- モードとシャープネス、しきい値を設定する(モードを「分割」、シャープネスを「中」か「高」、しきい値を「低」に設定)
- 線画を保存し、SengaChanを終了する

ibisPaintX(線画を加工する)
- 先ほど保存した線画をibisPaintXで開く
- 黒側と白側の色を調整して線画の輪郭線をできるだけ明確にする
- 保存ボタンを押していったん画像を保存する
- 保存した画像の途切れている輪郭線をブラシでつなぐ(この作業が不十分だと隣の部分まで同じ色に塗りつぶされる)

ibisPaintX(線画に色を入れる)
- 作業レイヤーを追加し、輪郭線のレイヤー1、塗りつぶしに使うレイヤー2を追加する
- 塗りつぶしを使って、レイヤー2の輪郭線の内側を塗りつぶす
- 塗りつぶしが完了したら、レイヤー1とレイヤー2を入れ替え、輪郭線が前面になるようにする
- PNG保存を選び、ibisPaintXを終了する

レッドの塗料を比較する
塗料の比較は、百均のクリアスプーンに、サーフェイサー、比較する色、トップコートの順に塗装した状態で行っています。
できるだけ実際の色に近くなるよう画像を調整していますが、使用するモニター等の環境により、本文の説明と異なっていたり、色の違いが分かりづらい場合があります。
また、それぞれの色の説明は、筆者が感じた印象となりますので、ご了承ください。
用意した塗料
塗料の比較に使用した色は次の5つで、下地にピンクサフを使用したものと、グレーサフを使用したもので比較しています。
- ガイアノーツ ローズディープレッド
- GSIクレオス あずき色
- フィニッシャーズ ディープレッド
- GSIクレオス スーパーイタリアンレッド
- ガイアノーツ ブライトレッド
下地・ピンクサフの比較
画像のサンプルは、左上から、ローズディープレッド、あずき色、ディープレッド、スーパーイタリアンレッド、ブライトレッドの順です。

ローズディープレッドは、ワインのような深みを感じる色になっているよ。
あずき色は、マルーンやブラウンに寄った色になっているよ。


ディープレッドは、オレンジを感じない真紅の色という印象だよ。
スーパーイタリアンレッドとブライトレッドは、少しオレンジを感じるレッドで、違いはわずかだけど、スーパーイタリアンレッドに少しホワイトを感じるよ。


下地・グレーサフの比較
続いて、下地にグレーサフを使用したものを比較すると、どの色も落ち着いたというか、くすんだ色に変わりました。

同じ色で比較してみると、改めてピンクサフの発色のよさがよくわかるね。
どの色もかなり落ち着いた色合いになったけど、特にスーパーイタリアンレッドとブライトレッドは、色の鮮やかさがなくなって、印象が全く変わったね。


【参考】トップコート(グロス)の比較
今回は使用しませんが、トップコートをグロス(光沢)にした場合の比較も行っています。

グロスのブライトレッドやスーパーイタリアンレッドは、特に明るいスポーツカーのボディカラーのような印象だね。
グレーサフを使用した色は、キャンディ塗装と組み合わせるとコントラストが出そうだね。



塗装前に塗料比較を行った制作は、下記の記事にまとめています。
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【Akabeko Factory】ガンプラなどを塗装する前に塗料を比較した記事の一覧(2022年)
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使用する色を決める
塗装イメージと塗料の比較をもとに、パーツごとの塗り分けを決めています。マスキングする部分にも影響するので、慎重に決めています。
使用する色の組み合わせ
- レッド(メインカラー) フィニッシャーズ ディープレッド(ピンクサフ)
- レッド(サブカラー・明るい色) GSIクレオス スーパーイタリアンレッド(ピンクサフ)
- レッド(アクセントカラー・暗い色) ガイアノーツ ブライトレッド(グレーサフ)

メリハリが強くなり過ぎない程度の組み合わせにしているよ。
色分けは、RG サザビーを参考にしているよ。


ベースのレッド
ベースのレッドは、フィニッシャーズのディープレッド(下地はピンクサフ)を選んでいます。

もっとも使用する部分が多く、彫り直したモールドのラインでほかのレッドと塗り分けるパーツが多くなりそうだよ。

明るいレッド
明るいレッドは、GSIクレオスのスーパーイタリアンレッド(下地はピンクサフ)を選んでいます。
脚やバックパネルの一部などに使って、ディープレッドとメリハリをつけるつもりだよ。


濃いめのレッド
濃いめのレッドは、ガイアノーツのブライトレッド(下地はグレーサフ)を選んでいます。
ボディや脚部のアクセントにするので、ブライトレッド単色になるパーツは少なく、マスキングで他のレッドと塗り分ける予定です。

ゴールド
腕の動力パイプ部分やバーニアなどはゴールドにする予定です。


グレー
ランドセルや武器などは、グレーにする予定です。


まとめ(塗料レシピ・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
前々回の∞ジャスティスガンダム(ストライクフリーダムカラー)、前回のF91(METAL BUILD ハリソン・マディン機カラー)に続き、色をキット本来の色と全く違う色に塗り替えるので、塗装イメージを作成しています。
今回の塗装のポイントは、RGのサザビーを参考に、レッドを3色使うことです。
百式はHGでパーツ数が少ないので、2色にしようかと思っていましたが、塗装イメージで塗り分けるポイントを把握できたので、3色にすることにしました。
比較に使用した5色のレッドは、どれも使用したことのある塗料だったので、色合いは知っていたつもりでしたが、並べてみると違いをハッキリ認識することができました。
塗装比較で、自分のイメージに近い色の組み合わせを見つけることができたので、ガンプラ制作でよく使用する他の色(ホワイトやブルー、シルバーなど)も、いずれ比較してみたいと思います。
記事の中でも触れましたが、今回はパーツ単体で1色になるものが少ないので、次回のマスキング作業でキレイに塗り分けたいと思います。
あわせて読みたい
塗装レシピ
使用したツール
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「HG 百式(旧キット)のメッキを落としてシャア専用機カラーでリメイクする」塗装編の記事を投稿する予定です。