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ご覧いただき、ありがとうございます。
前回に続き、HG 百式(旧キット)のメッキを落としてシャア専用機カラーでリメイクしていきます。
今回は、仕上げ編となります。
今回の主な内容
- マジックリンを使用した水性塗料ゴールドのスミ入れ(スミ入れと拭き取りの手順、各部分の仕上がり)
- エナメル塗料(ブラック)のスミ入れとデカールの貼り付け(ダークグレーとゴールド)
- トップコートの塗装、メタルボールの取り付け

今回初めてマジックリンを使った水性塗料のスミ入れ、拭き取りにチャレンジするよ。
プロモデラーの方や他サイト様の情報を参考にして、少しずつ慎重に作業を進めようね。

水性塗料のゴールドでスミ入れし、マジックリンで拭き取る
水性塗料を使う理由
HG 百式(旧キット)の凹モールドに、ゴールドでスミ入れと細かい部分の塗り分けをします。
使用する塗料は、前回ゴールド部分の塗装で使用したGSIクレオスの水性ホビーカラーのゴールドを使用し、マジックリンで拭き取ることにします。

最初、タミヤのエナメル塗料・ゴールドリーフを使おうと思ったけど、タミヤのホームページでこの色はエナメル溶剤ではキレイに拭き取ることができないと知って、水性塗料を使うことにしたよ。
拭き取りはラッカー溶剤が必要で、下の塗膜にも影響するから、今回は使えないね。

[blogcard url="https://www.tamiya.com/japan/customer/info/2021/0914_80012_80306.html"]
スミ入れの方法
スミ入れの方法は、プロモデラー林哲平さんの「【必見!】ABSでも問題ナシ!ガンプラを割らずにスミ入れする「真・アクリル塗料スミ入れ」。ノーリスクで美しいスミ入れを実現する究極の方法はこれだ!」で紹介されていた方法を参考に行っています。

最初筆塗りにするつもりだったけど、均一に塗装できなかったので、エアブラシで塗装しているよ。
[blogcard url="https://promodeler.net/2022/02/04/truthacrylicsumiire/"]
テスト塗装
水性塗料のマジックリン拭き取りは初めてなので、余っていたHGガンダム(ORIGIN版)のパーツを使用してテストします。
キレイに拭き取れたから大丈夫そうだね。でも、パーツの形が違うから慎重に作業を進めようね。



塗装と拭き取りの手順
水性塗料のゴールドをエアブラシで塗装してから、拭き取りは、マジックリンを小さなトレイに出し、綿棒で拭き取っています。


エナメル塗料と異なり、コインで削るスクラッチカードのように消えるので、塗装の端の方から少しずつ落としています。
基本的にマジックリンを水で薄めたものを使用していますが、色が落ちにくい部分は原液のまま使用しています。


腕部
軽く拭くだけで落ちるエナメル塗料より時間はかかりましたが、キレイに落とせたと思います。


脚部
モールドの浅い部分は、マジックリンがモールドの中に入らないよう(落としたくない部分が落ちないよう)に、注意しながら作業をしています。

パーツの向きを変えながら、焦らず少しずつ色を落としたよ。


バックパネル
平らなパーツは、マジックリンを含ませたキッチンペーパーで拭き取っています。
ラッカー系塗料の塗膜を侵すことはないようだけど、あまりしつこくすると角の部分の塗料が剥がれてしまうので、注意して作業しているよ。


エナメル塗料(ブラック)でスミ入れをする
ブラックのスミ入れは、タミヤのスミ入れ塗料・ブラックを使用しています。
腕部
モールドを彫り直して、色を塗り分けた部分を中心にスミ入れをしています。


脚部
スミ入れのラインが入ったことで、色の塗り分けがより明確になったと思います。


バックパネル
バックパネルのパーツは、追加したモールド(スジボリ)に沿って、スミ入れをしています。

デカールを貼る
使用したデカール
今回、主に使用したデカールは、次の3種類です。
- ハイキューパーツの1/144 RB コーションデカール01(ダークグレー)
- ハイキューパーツの1/144 RB コーションデカール02(ダークグレー)
- ホビージャパンモデラーズデカールのコーションA(ゴールド)

腕部
肩のパーツの「百」のロゴは、ガンダムデカールNo.108 機動戦士Zガンダム/機動戦士ガンダムZZ汎用①を使用しています。

脚部・バックパネル
レッドに塗装した場合は、ホワイトのコーションデカールを使うことが多いのですが、今回はスミ入れのゴールドやブラックとの組み合わせを考えて、ダークグレーを選んでいます。


トップコートを塗装する
トップコートは、ガイアノーツのEx- フラットクリアーを使用しています。

スミ入れや細部の塗装をした水性塗料のゴールドに影響しないように、ふんわりと2回に分けて塗装しているよ。
水性塗料のトップコート(フラット)にするつもりでテスト塗装をしたけど、塗膜に影響がなさそうだったので、Ex- フラットクリアーを使用しているよ。


メタルパーツを取り付ける
顔の左右には、0.8mmのメタルボール(シルバー)、ボディには、1mmのメタルボール(ゴールド)を取り付けています。


まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
林哲平さんの著書や他サイト様の作例で方法は知っていましたが、初めて水性塗料をマジックリンで拭き取る方法を試してみました。
今回の記事のような塗り分けのケースでは、ほかにもやり方(もっとよい方法)はあるのだと思いますが、新しいことにチャレンジできたので、よかったと思っています。
ゴールドの塗装は、筆塗りとエアブラシのどちらにするか迷いましたが、均一に塗れることや拭き取りのしやすさという点で、エアブラシの方が優れていた印象を持ちました。
マジックリン拭き取りを試して、自分が感じたことは次のとおりです。
- 拭き取り作業に時間がかかる(エナメル塗料の拭き取りと比べて)
- 塗装後の時間が経過するほど拭き取りがやりにくくなる
- パーツの角の部分の塗料が剥がれることがある(マジックリン拭き取りが原因でなく自分の作業ミスかもしれません)
- 下地の塗料に影響することがある
拭き取り作業に時間がかかるという点については、自分が不慣れなせいだと思います。
他の色のテスト、塗料の希釈割合、塗装後の経過時間、マジックリンの濃度など、いろいろ試していきます。
下地塗料に影響するという点では、そーっと拭き取ることを心がけていたので、意外に感じています。
他サイト様の情報が誤っているのではなく、筆者のスキル不足だと思います。
赤い機体のデカールは、通常ホワイトを使うことが多いのですが、今回は色をレッド、グレー&ブラック、ゴールドで揃えたかったので、ダークグレーとゴールドのものを使用しています。
トップコートは、水性塗料のつや消しの感じがあまり好みでなかったので、ゴールド部分への影響を気にしつつ、ラッカー系のEx- フラットクリアーを使用しましたが、2回吹きのおかげでゴールドの塗装に影響せずに済みました。
次回は、最終組み立て、完成レビューとなりますが、古いキットなので、慎重に作業を進めたいと思います。
あわせて読みたい
塗装レシピ
使用したツール
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「HG 百式(旧キット)のメッキを落としてシャア専用機カラーでリメイクする」完成編の記事を投稿する予定です。