HG ストライクルージュを作る #2 塗装編

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全塗装HGストライクルージュアイキャッチ2

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、HG ストライクルージュを制作していきます。

今回は塗装編となります。

この記事の内容
  • 下地の塗装(使用したサーフェイサー)
  • 仕上げの色の塗装(使用した色、調色した色の紹介など)
  • マスキングによる塗り分け(バックパック)とスミ入れ

シールドのホワイトとブラックの配色を入れ替えて、デカールを貼りやすくするよ。

ストライカーパックのウイングは、マスキングでレッドとブラックで塗り分けようね。

目次

使用するキット

使用するキットは、HG ストライクルージュです。

塗装する色を比較する

今回の塗装で使用するホワイト、ピンク、レッドの塗料を比較してから、塗装作業に進んでいきます。

塗料の比較は、百均のクリアスプーンに、サーフェイサー、比較する色、フラット(つや消し)のトップコートの順に塗装した状態で行っています。

できるだけ実際の色に近くなるよう画像を調整していますが、使用するモニター等の環境により、本文の説明と異なっていたり、色の違いが分かりづらい場合があります。

また、それぞれの色の説明は、筆者が感じた印象となりますので、ご了承ください。

ホワイト

ホワイトは、次の3種類で比較しています(下地はすべて、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォホワイトを使用)。

比較に用意した塗料
  • ガイアノーツ アルティメットホワイト
  • GSIクレオス キャラクターホワイト
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ

画像は、左からアルティメットホワイト、キャラクターホワイト、ニュートラルグレーⅠの順です。

今回は、ホワイトに少量のピンクを混ぜて、ほんのりピンク色のベースカラーにしようと考えているよ。

アルティメットホワイトが一番明るく、少し落ち着いたキャラクターホワイト、ニュートラルグレーⅠの順にグレーが強くなっているよ。

全塗装HG フェニーチェ・リナーシタとHG ストライクルージュで塗装するホワイトの比較サンプル

ピンク

ピンクは、次の4種類で比較しています(下地はすべて、ガイアノーツのNAZCAピンクサフを使用)。

ピンクは、パステルな雰囲気を大事にしながら、レッドとコントラストが出る色を使いたいと考えています。

比較に用意した塗料
  • ガイアノーツ バーチャロンカラー・コーラルピンク
  • GSIクレオス ガンダムカラー・MS06Sピンク Ver.アニメカラー
  • ガイアノーツ サイバーフォーミュラカラー ライラックピンク
  • フィニッシャーズ ジャガーパープル

画像は、左からコーラルピンク、MS-06Sピンク、ライラックピンク、ジャガーパープルの順です。

候補の4色の印象は次のとおりです。

  • コーラルピンクは、説明書の塗装ガイドの色に近く、柔らかで優しい色
  • MS06Sピンクは、落ち着いたトーンの少し重たいピンク
  • ライラックピンクは、すっきりと明るいピンクで、レッドと相性がよさそうだね。
  • ジャガーパープルは、蛍光カラーのようなパンチのあるパープルに近い色になっているね。
全塗装HG ストライクルージュで塗装するピンクの比較サンプル

レッド

レッドは、次の3種類で比較しています(下地はすべて、ガイアノーツのNAZCAピンクサフを使用)。

比較に用意した塗料
  • GSIクレオス スーパーイタリアンレッド
  • ガイアノーツ ブライトレッド
  • フィニッシャーズ ディープレッド

画像は、左からスーパーイタリアンレッド、ブライトレッド、ディープレッドの順です。

スーパーイタリアンレッドとブライトレッドは、どちらも少しオレンジを感じる色で、スーパーイタリアンレッドの方に少しホワイトを感じるよ。

ディープレッドは、他の2色と違って、オレンジ色を感じない深みのある真紅のようなレッドだね。

全塗装HG フェニーチェ・リナーシタとHG ストライクルージュで塗装するレッドの比較サンプル

塗装前に塗料比較を行った制作は、下記の記事にまとめています。

塗装する色を決める

塗装する色

ホワイト、ピンク、レッドの塗料を比較した結果、今回のHG ストライクルージュの塗装には、次の色を使用します。

使用した塗料のリスト
  • ホワイト ガイアノーツ アルティメットホワイト
  • ピンク ガイアノーツ サイバーフォーミュラカラー ライラックピンク
  • レッド フィニッシャーズ ディープレッド
  • グレー ガイアノーツ バーチャロンカラー・フレームメタリック1

色の組み合わせ

今回塗装する色は、明るいアルティメットホワイトをベースに、すっきりしたライラックピンクと深みのあるディープレッドを組み合わせて、パステルな仕上がりにしたいと思っています。

ホワイトは、ピンクを混ぜるとグレーが邪魔しそうに感じたので、一番明るいアルティメットホワイトを選んでいるよ。

ピンクとレッドの組み合わせは、先にライラックピンクを決めてから、オレンジを感じないディープレッドを選んでいるよ。

全塗装HG ストライクルージュで塗装するアルティメットホワイト、ライラックピンク、ディープレッド、フレームメタリック1の組み合わせ

サーフェイサーを塗装する

サーフェイサーは、ガイアノーツのものを使用しています。

レッド・ピンクのパーツ

レッドとピンクで塗装するパーツは、ガイアノーツのNAZCA ピンクサフを塗装しています。

ガイア・ピンクサフを塗装した全塗装で制作するHGストライクルージュのパーツ

ホワイト・ブラックのパーツ

ホワイトとブラックで塗装するパーツは、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォシルバーを塗装しています。

今回は、シールドのホワイトとブラックの配色を逆にしたいので、成型色が異なるパーツの仕上がりを揃えるために、シルバーのサーフェイサーを使用しています。

成形色のブラックは全くわからなくなっているよ。

ガイア・サーフェイサー・エヴォシルバーを塗装した全塗装で制作するHGストライクルージュのパーツ1
成型色がホワイトのパーツ
ガイア・サーフェイサー・エヴォシルバーを塗装した全塗装で制作するHGストライクルージュのパーツ2
成型色がブラックのパーツ

エアブラシで塗装する

ホワイト

ホワイトは、ガイアノーツのアルティメットホワイトにライラックピンクを少量調色した色を塗装しています。

アルティメットホワイトに、スポイトで少しずつライラックピンクを混ぜて、好みの色になるよう調色しているよ。

ガイア・アルティメットホワイトに、ライラックピンクを少量混ぜた色を塗装した全塗装で制作するHGストライクルージュのパーツ

レッド

レッドのパーツは、フィニッシャーズのディープレッドを塗装しています。

フィニッシャーズ・ディープレッドを塗装した全塗装で制作するHGストライクルージュのパーツ

ピンク

ピンクのパーツは、ガイアノーツのサイバーフォーミュラカラー・ライラックピンクを塗装しています。

説明書の塗装例などでは、もう少し薄めのピンクが使用されていますが、すっきりと明るい色でレッドとパステルなコントラストを出したかったので、ライラックピンクを選んでいます。

ガイア・ライラックピンクを塗装した全塗装で制作するHGストライクルージュのパーツ

グレー

グレーのパーツは、ガイアノーツのバーチャロンカラー・フレームメタリック1を塗装しています。

前回の仮組み・塗装準備編で、1500番の紙やすりで表面を整えたので、サーフェイサーを省略し、直接仕上げのフレームメタリック1を塗装しています。

ガイア・フレームメタリック1を塗装した全塗装で制作するHGストライクルージュのパーツ

エアブラシ塗装に使用するツール

エアブラシのハンドピースは、GSIクレオスのプロコンBOY・ダブルアクションエアブラシ・0.3mmを使用しています。

エアブラシの塗装では、塗料と溶剤の比率を1:1.5程度にしていることが多いので、ガンプラの制作では、ほぼこのハンドピースだけで塗装をしています。

コンプレッサーの圧力を調整することで、メタリックカラーやサーフェイサーの塗装も問題なく対応可能です。

コンプレッサーは、タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーを使用しています。

タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーは、出力が高いので、サーフェイサーや粒子の粗いメタリックカラーなどを均一に塗装できます。

また、夏季の湿度の高い時期など、こまめに水抜きをする必要があるので、水抜きが簡単にできるのも助かります。

ハンドピース、コンプレッサー以外の塗装環境は、下記の記事に詳しく掲載しています。

マスキングで塗り分ける

ブラック一色のパーツだったストライカーパックのウイングは、マスキングでブラック(ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックを使用)とディープレッドに塗り分けています。

ブラック、ディープレッドで塗装した全塗装で制作するHGストライクルージュのバックパック

スミ入れをする

ホワイトの部分は、タミヤのスミ入れ塗料ダークグレイ、それ以外の部分はブラックを使ってスミ入れしています。

タミヤのスミ入れ塗料・ダークグレイでスミ入れした全塗装で制作するHGストライクルージュのパーツ5

組み立てて色合いを確認する

足のパーツ

ホワイトには、ピンクの部分と同じライラックピンクを混ぜているので、自然にまとまっていると思います。

シールド

シールドは、次回パーソナルマークのデカールを貼りたいので、ホワイトとブラックの配色を逆にしています。

ブラックからホワイトに塗り替えた全塗装で制作するHGストライクルージュのシールド

ストライカーパック

ストライカーパックの側面は、サーフェイサー・エヴォブラック、ディープレッド、ガイアノーツのサンシャインイエローで塗装しています。

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用したツール)

制作のふりかえり

今回は、ピンクとレッドを組み合わせたときのイメージを確認したかったので、サンプルを使用して塗料比較をしています。

ピンクは、説明書の塗装ガイドよりも明るい色にしていますが、すっきりした色なので、パステルな印象に仕上がればと思っています。

穏やかな色の組み合わせ(ニュートラルグレーⅠ、ブライトレッド、コーラルピンク)にするか悩みましたが、パイロットのカガリはまだ10代なので、フレッシュさを重視して、今回の組み合わせを選んでいます。

今回塗装のポイントは、次回の仕上げの段階でカガリのパーソナルマークを貼るために、シールドのホワイトとブラックをの配色を入れ替えたことです。

シールドのパーツは面が大きく、成型色のブラックが透けて、他のホワイトの部分と仕上がりに差が出ないように、シルバーのサーフェイサーを使用しています。

仕上がりに差が出ないかが不安でしたが、下地の影響を受けず、キレイに仕上がってくれました。

ライラックピンクを少量混ぜたホワイトは、ピンクの部分と自然にまとまっているので、よかったと思っています。

実物の画像でお伝えできなかったのですが、エールストライカーパックのウイングの塗り分けは一度失敗してしまいました。

ウイングの部分にもシルバーのサーフェイサーを塗装してからディープレッドを塗装したのですが、発色が悪く、色がくすんでいて、明らかに他のレッドのパーツと色が変わってしまいました。

いったんすべて塗装を落とし、最初にレッドの部分をピンクサフ、ディープレッドの順で塗装した後、レッドの部分をマスキングしてから、ブラックを塗装しています。

今回は、サーフェイサーの選択が仕上がりに大きく影響することを実感し、よい経験になりました。

次回は、デカールを貼って、メタルパーツなどを取り付けた後、完成レビューをお届けします。

塗装レシピ

メモ
  • GSIクレオス Mr.カラーレベリングうすめ液
  • ガイアノーツ サーフェイサー NAZCA ピンクサフ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォシルバー
  • ガイアノーツ アルティメットホワイト+ライラックピンク少量
  • フィニッシャーズ ディープレッド
  • ガイアノーツ サイバーフォーミュラカラー ライラックピンク
  • ガイアノーツ バーチャロンカラー フレームメタリック1
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • タミヤ スミ入れ塗料 ダークグレイ
  • タミヤ スミ入れ塗料 ブラック
  • ガイアノーツのサンシャインイエロー

使用したツール

メモ
  • タミヤ 薄刃ニッパー
  • タミヤ フィニッシングペーパー600、800番
  • ダイソー スポンジやすり(細目)
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • ダイソー 整理トレー(大)
  • タミヤ 瞬間接着剤・イージーサンディング
  • ガイアノーツ M-08 クイックハードスプレー
  • ダイソー スポンジやすり(仕上)
  • ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.2mm

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は「HG ストライクルージュを作る」完成編の記事を投稿する予定です。

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