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前回に続き、HG シャア専用ズゴックを制作していきます。
今回は塗装編となります。
今回の主な内容
- 塗料サンプルを使用したレッド、グレー、ブラックの比較
- 下地の塗装(サーフェイサー・ABS素材のマルチプライマー)
- 仕上げの色(レッド・ブラック・メタリック)の塗装とスミ入れ、デカールの貼り付け

塗料サンプルでレッド、グレー、ブラックの塗装する色を比較してから、塗装作業を進めていくよ。
比較した色の違いや印象の差などをわかりやすくお伝えできるようにしようね。

塗装する色を比較する
今回の塗装で使用するレッド、グレー、ブラックの塗料を比較してから、塗装作業に進んでいきます。
塗料の比較は、百均のクリアスプーンに、サーフェイサー、比較する色、フラット(ツヤ消し)のトップコートの順に塗装した状態で行っています。
できるだけ実際の色に近くなるよう画像を調整していますが、使用するモニター等の環境により、本文の説明と異なっていたり、色の違いが分かりづらい場合があります。
また、それぞれの色の説明は、筆者が感じた印象となりますので、ご了承ください。
レッド
ピンクと濃いレッドで成形されているパーツに塗装する色は、次の4種類で比較しています(下地はすべて、ガイアノーツのサーフェイサー・NAZCAピンクサフを使用)。
- GSIクレオス スーパーイタリアンレッド
- ガイアノーツ ブライトレッド
- GSIクレオス あずき色
- ガイアノーツ バーチャロンカラー・ローズディープレッド
画像は、左からスーパーイタリアンレッド、ブライトレッド、あずき色、ローズディープレッドの順です。

今回は、ピンク色で成形されているパーツに、少しオレンジの入ったレッドを、濃いレッドのパーツは、暗めのレッドを使うつもりだよ。
ザクやズゴックなどのシャアが初期に乗っていたMSよりも、終盤に登場するサザビーなどに近い色の組み合わせを目指しているよ。


スーパーイタリアンレッドとブライトレッドは、どちらもオレンジを感じる色だけど、スーパーイタリアンレッドの方にはホワイトも感じるよ。
ホワイトを感じるぶん、ブライトレッドより明るい色に見えるね。


あずき色は、少しホワイトを感じるブラウンに近い色で、ローズディープレッドはかなり深みのあるレッドになっているよ。

スーパーイタリアンレッドとあずき色は、どちらもホワイトを感じる色同士なので、相性がいいかもしれないね。


グレー
腕と脚のなどのグレーで成形されているパーツに塗装する色は、次の3種類で比較しています(下地はすべて、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックを使用)。
- ガイアノーツ メカサフ・ライト
- ガイアノーツ ニュートラルグレーⅣ
- ガイアノーツ バーチャロンカラー・フレームメタリック1
画像は、左からメカサフ・ライト、ニュートラルグレーⅣ、フレームメタリック1の順です。

明るめのグレー、濃いめのグレーと、メタリックカラーの3種類を比較しているよ。
ソリッドカラーのボディとコントラストになることを狙って、フレームメタリック1を候補に入れているよ。


メカサフ・ライトはマッドな感じが強くて、ブラックとの組み合わせを考えると、ニュートラルグレーⅣの方がイメージに近いかな。
フレームメタリック1は、フラット(ツヤ消し)仕上げにしてもキメの細かいメタリックが残っているね。


ブラック
ボディや脚の一部をブラックに塗り分けたいので、次の3種類で比較しています(下地はすべて、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックを使用)。
- ガイアノーツのボトムズカラー・スレートブラック
- GSIクレオス ジャーマングレー
- ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ
画像は、左からスレートブラック、ジャーマングレー、ニュートラルグレーⅤの順です。

完全なブラックではなく、ブラックに近いダークグレーを候補に選んでいるよ。
スレートブラックは、ネイビーやパープルに寄った色、ジャーマングレーとニュートラルグレーⅤは、「ほんの少しジャーマングレーの方が濃いと感じるかな」というくらいの微妙な違いだね。


塗装前に塗料比較を行った制作は、下記の記事にまとめています。
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【Akabeko Factory】ガンプラなどを塗装する前に塗料を比較した記事の一覧(2022年)
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塗装する色を決める
塗装する色
レッド、グレー、ブラックの塗料を比較した結果、今回のHG ズゴックの塗装には、次の色を使用します。
色の組み合わせ
レッドは、ブライトレッドと迷いましたが、ホワイトを感じる色同士で相性がよくなると考えて、スーパーイタリアンレッドとあずき色の組み合わせにしています。

グレーは、メカ感があって、ソリッドカラーとメリハリとが出そうなフレームメタリック1を選んでいるよ。
ブラックは、引き締まったブラックの印象が強くなり過ぎないように、明るめで青みを感じるスレートブラックを選んでいるよ。


サーフェイサーを塗装する
サーフェイサーは、ガイアノーツのサーフェイサーを使用しています。
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【Akabeko Factory】ガンプラなどの制作に使用しているサーフェイサー・トップコート
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ピンクサフ
スーパーイタリアンレッドとあずき色のパーツは、ガイアノーツのNAZCA ピンクサフを塗装しています。

前回の仮組み・加工編で処理した合わせ目がきれいに消えていて安心したよ。

ブラック
フレームメタリック1、スレートブラック、Ex- シルバーのパーツは、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックを塗装します。
サーフェイサー・エヴォブラックは、パーツへの食いつきがよく、傷もきれいに埋めてくれて、しっとりとした仕上がりになるね。


マルチプライマーを塗装する
HG シャア専用ズゴックは、腕や脚の骨組みの部分やモノアイの部分のパーツなどにABS素材が使用されており、そのまま塗装するとパーツが割れたり脆くなってしまうので、マルチプライマーを使用します。
外から見えない腕や脚の骨組み部分は塗装を省略しますが、モノアイの部分のパーツだけは塗装したいので、ガイアノーツのガイアマルチプライマーをエアブラシで塗装しています。

このパーツは、サーフェイサーを省略するので、1500番の紙やすりでゲート跡や表面をキレイに整えているよ。
マルチプライマーは、薄めずにそのまま2回に分けて塗装しているよ。


エアブラシで塗装する
塗装はすべてエアブラシ(別途記載あるものを除く)で、使用しているツールや作業環境は、下記リンクをご覧ください。
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【Akabako Factory】ガンプラなどの塗装に使用しているエアブラシ・コンプレッサー・塗装ブース
本ページはアフィリエイト広告を利用しています。 ご覧いただき、ありがとうございます。 今回は、ガンプラなどの塗装に使用し ...
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塗料の希釈には、GSIクレオスのMr.カラーレベリングうすめ液を使用し、希釈割合は塗料1に対し、溶剤1.5くらいです。
スーパーイタリアンレッド・あずき色
明るい部分は、GSIクレオスのスーパーイタリアンレッド、暗い部分は、GSIクレオスのあずき色を使用し、マスキングで塗り分けています。

最初にスーパーイタリアンレッドを塗装してから、マスキングであずき色を塗り分けているよ。
下記画像の脚のパーツは、スミ入れ、デカール貼り、つや消しトップコート後の画像だよ。


サザビーのような色の組み合わせを目指しているけど、、今のところイメージに近い色で仕上がっているかな。
ブラックのラインは、タミヤのエナメル塗料ブラックを筆塗りしているよ。


この部分のデカールは、ハイキューパーツのRB コーションデカールのホワイトを貼っているよ。

フレームメタリック1
腕と脚などのパーツは、ガイアノーツのバーチャロンカラー・フレームメタリック1を塗装しています。

キメが細かいメタリックで、金属感を感じるので、内部フレームの色などによく使っているよ。

スレートブラック
腰のパーツは、暗めのレッドで成形されていますが、そのままの色で塗装すると全体的にぼんやりした印象になりそうだったので、ガイアノーツのボトムズカラー・スレートブラックを塗装しています。

スレートブラックは、青みが強く、ブラックというより濃いめのネイビーという印象かな。
中央の六角形の部分は、スレートブラックを塗装した後に、フレームメタリック1をマスキングで塗り分けているよ。


左右の丸いシルバーの部分は、ヤフオクで入手した1mmのメタルボールを接着しているよ。

スレートブラックは、RG サザビーの制作で、ブラックと濃淡を表現するときにも使っているよ。

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Ex- シルバー
クローのパーツは、ガイアノーツのEx- シルバーを塗装しています。

フレームメタリック1と同様に、ソリッドカラーとメリハリが出したいと思っているよ。

マルチプライマーを塗装したパーツ
マルチプライマーを塗装したモノアイのパーツは、サーフェイサーを使用せずに、ガイアノーツのフレームメタリック1を塗装しています。
1500番までやすりをかけたので、表面がキレイに仕上がっているね。


HG シャア専用ズゴックは、2022年に制作した作品の中で第2位に選んでいます。
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まとめ(ふりかえり・塗料レシピ・使用したツール)
制作のふりかえり
自分の制作イメージと実際の色を比較するために、塗料の比較からスタートしています。
記事の中でもお伝えしましたが、サザビーなどに近い色に仕上げたいので、レッドは、スーパーイタリアンレッドとあずき色の組み合わせを選んでいます。
前回の記事で、イージーサンディングで合わせ目を消した部分や、モールドを失敗した部分などがありましたが、サーフェイサーを塗装した段階で、キレイに消えていたので安心しています。
ピンクサフを使用したことにより、スーパーイタリアンレッドやあずき色はキレイに発色しています。
レッドの塗装は、ホワイトを感じた色同士ということで、スーパーイタリアンレッドとあずき色を選びましたが、メリハリが強くなり過ぎることもなく、自然にまとまっていると思います。
スレートブラックは、パープルやネイビー寄りの色だったので、他の色との相性を心配していましたが、明るいレッドを邪魔することなく、適度に引き締まった印象になりました。
この色は、完全なブラックや濃いめのグレーと濃淡を表現するときに使えそうなので、いずれ試してみたいと思います。
マスキング(スーパーイタリアンレッドとあずき色、スレートブラックとフレームメタリック1)の塗り分けは、概ね上手くいったと思います。
数か所こぼれたところがありましたが、筆でレタッチして目立たなくなりました。
マルチプライマーを塗ったパーツは、今のところ表面の痛みはなく、キレイに仕上がったので、塗装してよかったと思っています。
次回は、塗装を傷めないよう注意しながら組み立てて、完成レビューやポージングをご紹介したいと思います。
塗装レシピ
塗料の比較のみに使用したものはこちらです。
- ガイアノーツ ブライトレッド
- ガイアノーツ バーチャロンカラー・ローズディープレッド
- ガイアノーツ メカサフ・ライト
- ガイアノーツ ニュートラルグレーⅣ
- GSIクレオス ジャーマングレー
- ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ
エアブラシ塗装に使用するツール
エアブラシのハンドピースは、GSIクレオスのプロコンBOY・ダブルアクションエアブラシ・0.3mmを使用しています。
エアブラシの塗装では、塗料と溶剤の比率を1:1.5程度にしていることが多いので、ガンプラの制作では、ほぼこのハンドピースだけで塗装をしています。
コンプレッサーの圧力を調整することで、メタリックカラーやサーフェイサーの塗装も問題なく対応可能です。
コンプレッサーは、タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーを使用しています。
タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーは、出力が高いので、サーフェイサーや粒子の粗いメタリックカラーなどを均一に塗装できます。
また、夏季の湿度の高い時期など、こまめに水抜きをする必要があるので、水抜きが簡単にできるのも助かります。
ハンドピース、コンプレッサー以外の塗装環境は、下記の記事に詳しく掲載しています。
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使用したツール
今回の制作で使用したキット
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「HG シャア専用ズゴックを作る」完成編の記事を投稿する予定です。