HG シャア専用ズゴックを作る #2 塗装編

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全塗装HGズゴックアイキャッチ2

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、HG シャア専用ズゴックを制作しています。

今回は塗装編となります。

この記事の内容
  • 塗料サンプルを使用したレッド、グレー、ブラックの比較
  • 下地の塗装(サーフェイサー・ABS素材のマルチプライマー)
  • 仕上げの色(レッド・ブラック・メタリック)の塗装とスミ入れ、デカールの貼り付け

塗料サンプルでレッド、グレー、ブラックの塗装する色を比較してから、塗装作業を進めていくよ。

比較した色の違いや印象の差などをわかりやすくお伝えできるようにしようね。

目次

使用するキットと制作のモチーフ

使用するキット

使用するキットは、HG 1/144 シャア専用ズゴックです。

制作のモチーフ(塗装する色のイメージ)

塗装する色は、RG 1/144 サザビーを参考にしています。

全塗装・カスタムカラーで制作したRGサザビーの塗装前レビュー

塗装する色を比較する

今回の塗装で使用するレッド、グレー、ブラックの塗料を比較してから、塗装作業に進んでいきます。

塗料の比較は、百均のクリアスプーンに、サーフェイサー、比較する色、フラット(ツヤ消し)のトップコートの順に塗装した状態で行っています。

できるだけ実際の色に近くなるよう画像を調整していますが、使用するモニター等の環境により、本文の説明と異なっていたり、色の違いが分かりづらい場合があります。

また、それぞれの色の説明は、筆者が感じた印象となりますので、ご了承ください。

レッド

ピンクと濃いレッドで成形されているパーツに塗装する色は、次の4種類で比較しています(下地はすべて、ガイアノーツのサーフェイサー・NAZCAピンクサフを使用)。

今回は、ピンク色で成形されているパーツにオレンジ味のあるレッドを、濃いレッドのパーツは、暗めのレッドを使います。

ザクやズゴックなどのシャアが初期に乗っていたMSよりも、終盤に登場するサザビーなどに近い色の組み合わせをイメージしています。

比較に用意した塗料
  • GSIクレオス スーパーイタリアンレッド
  • ガイアノーツ ブライトレッド
  • GSIクレオス あずき色
  • ガイアノーツ バーチャロンカラー・ローズディープレッド

画像は、左からスーパーイタリアンレッド、ブライトレッド、あずき色、ローズディープレッドの順です。

候補の色の印象は次のとおりです。

  • スーパーイタリアンレッドとブライトレッドは、どちらもオレンジを感じる色
  • スーパーイタリアンレッドは、わずかにホワイトを感じる明るい色
  • あずき色は、少しホワイトを感じるブラウンに近い色で、ローズディープレッドはかなり深みのあるレッド
全塗装HG シャア専用ズゴックで塗装するレッドの比較サンプル1

グレー

腕と脚のなどのグレーで成形されているパーツに塗装する色は、次の3種類で比較しています(下地はすべて、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックを使用)。

明るめのグレー、濃いめのグレーと、メタリックカラーの3種類を比較しています。

ソリッドカラーのボディとコントラストになることを狙って、フレームメタリック1を候補に入れています。

比較に用意した塗料
  • ガイアノーツ メカサフ・ライト
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅣ
  • ガイアノーツ バーチャロンカラー・フレームメタリック1

画像は、左からメカサフ・ライト、ニュートラルグレーⅣ、フレームメタリック1の順です。

全塗装HG シャア専用ズゴックとHG ハイゴッグで塗装するグレーの比較サンプル

ブラック

ボディや脚の一部をブラックに塗り分けたいので、次の3種類で比較しています(下地はすべて、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックを使用)。

完全なブラックではなく、ブラックに近いダークグレーを候補に選んでいます。

比較に用意した塗料
  • ガイアノーツのボトムズカラー・スレートブラック
  • GSIクレオス ジャーマングレー
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ

画像は、左からスレートブラック、ジャーマングレー、ニュートラルグレーⅤの順です。

スレートブラックは、ネイビーやパープルに寄った色、ジャーマングレーとニュートラルグレーⅤは、「ほんの少しジャーマングレーの方が濃いと感じるかな」というくらいの微妙な違いです。

全塗装HG シャア専用ズゴックで塗装するブラックの比較サンプル

塗装前に塗料比較を行った作品は、下記の記事にまとめています。

塗装する色を決める

塗装する色

レッド、グレー、ブラックの塗料を比較した結果、今回のHG ズゴックの塗装には、次の色を使用します。

使用した塗料のリスト
  • レッド GSIクレオス スーパーイタリアンレッド(ピンクの成型色の部分)
  • 濃いレッド GSIクレオス あずき色(主に濃いレッドの成型色の部分)
  • グレー ガイアノーツ バーチャロンカラー・フレームメタリック1(モノアイ、腕や脚の関節など)
  • ブラック ガイアノーツのボトムズカラー・スレートブラック(腰やかかとの部分)
  • シルバー ガイアノーツのEx- シルバー(クロー)

色の組み合わせ

レッドは、ブライトレッドと迷いましたが、ホワイトを感じる色同士で相性がよくなると考えて、スーパーイタリアンレッドとあずき色の組み合わせにしています。

グレーは、メカ感があって、ソリッドカラーとメリハリとが出そうなフレームメタリック1を選んでいるよ。

ブラックは、引き締まったブラックの印象が強くなり過ぎないように、明るめで青みを感じるスレートブラックを選んでいるよ。

全塗装HG シャア専用ズゴックで塗装するスーパーイタリアンレッド、あずき色、スレートブラック、フレームメタリック1の組み合わせ

サーフェイサーを塗装する

サーフェイサーは、ガイアノーツのものを使用しています。

ピンクサフ

スーパーイタリアンレッドとあずき色のパーツは、ガイアノーツのNAZCA ピンクサフを塗装しています。

前回の仮組み・加工編で処理した合わせ目がきれいに消えているよ。

ピンクサフを塗装した全塗装で制作するHGシャア専用ズゴックのパーツ

ブラック

フレームメタリック1、スレートブラック、Ex- シルバーのパーツは、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックを塗装します。

サーフェイサー・エヴォブラックを塗装した全塗装で制作するHGシャア専用ズゴックのパーツ

マルチプライマーを塗装する

HG シャア専用ズゴックは、腕や脚の骨組みの部分やモノアイの部分のパーツなどにABS素材が使用されており、そのまま塗装するとパーツが割れたり脆くなってしまうので、マルチプライマーを使用します。

外から見えない腕や脚の骨組み部分は塗装を省略しますが、モノアイの部分のパーツだけは塗装したいので、ガイアノーツのガイアマルチプライマーをエアブラシで塗装しています。

マルチプライマーは、希釈せずにそのまま塗装しているよ。

マルチプライマーを塗装した全塗装で制作するHGシャア専用ズゴックのパーツ
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エアブラシで塗装する

スーパーイタリアンレッド・あずき色

明るい部分は、GSIクレオスのスーパーイタリアンレッド、暗い部分は、GSIクレオスのあずき色を使用し、マスキングで塗り分けています。

最初にスーパーイタリアンレッドを塗装してから、マスキングであずき色を塗り分けているよ。

スーパーイタリアンレッドとあずき色を塗装した全塗装で制作するHGシャア専用ズゴックのパーツ

フレームメタリック1

腕と脚などのパーツは、ガイアノーツのバーチャロンカラー・フレームメタリック1を塗装しています。

キメが細かいメタリックで、金属感のある質感だよ。

フレームメタリック1を塗装した全塗装で制作するHGシャア専用ズゴックのパーツ

スレートブラック

腰のパーツは、暗めのレッドで成形されていますが、そのままの色で塗装すると全体的にぼんやりした印象になりそうだったので、ガイアノーツのボトムズカラー・スレートブラックを塗装しています。

中央の六角形の部分は、スレートブラックを塗装した後に、フレームメタリック1をマスキングで塗り分けているよ。

腰の部分には、1mmのメタルボールを接着しているよ。

スレートブラックを塗装した全塗装で制作するHGシャア専用ズゴックのパーツ

スレートブラックは、RG サザビーの制作で、ブラックと濃淡を表現するときにも使っています。

Ex- シルバー

クローのパーツは、ガイアノーツのEx- シルバーを塗装しています。

Exシルバーを塗装した全塗装で制作するHGシャア専用ズゴックのパーツ

マルチプライマーを塗装したパーツ

マルチプライマーを塗装したモノアイのパーツは、サーフェイサーを使用せずに、ガイアノーツのフレームメタリック1を塗装しています。

フレームメタリック1を塗装した全塗装で制作するHGシャア専用ズゴックのパーツ2

HG シャア専用ズゴックは、2022年に制作した作品の中で第2位に選んでいます。

まとめ(ふりかえり・塗料レシピ・使用したツール)

制作のふりかえり

自分の制作イメージと実際の色を比較するために、塗料の比較からスタートしています。

記事の中でもお伝えしましたが、サザビーなどに近い色に仕上げたいので、レッドは、スーパーイタリアンレッドとあずき色の組み合わせを選んでいます。

前回の記事で、イージーサンディングで合わせ目を消した部分や、モールドを失敗した部分などがありましたが、サーフェイサーを塗装した段階で、キレイに消えていたので安心しています。

ピンクサフを使用したことにより、スーパーイタリアンレッドやあずき色はキレイに発色しています。

レッドの塗装は、ホワイトを感じた色同士ということで、スーパーイタリアンレッドとあずき色を選びましたが、メリハリが強くなり過ぎることもなく、自然にまとまっていると思います。

スレートブラックは、パープルやネイビー寄りの色だったので、他の色との相性を心配していましたが、明るいレッドを邪魔することなく、適度に引き締まった印象になりました。

この色は、完全なブラックや濃いめのグレーと濃淡を表現するときに使えそうなので、いずれ試してみたいと思います。

マスキング(スーパーイタリアンレッドとあずき色、スレートブラックとフレームメタリック1)の塗り分けは、概ね上手くいったと思います。

数か所こぼれたところがありましたが、筆でレタッチして目立たなくなりました。

マルチプライマーを塗ったパーツは、今のところ表面の痛みはなく、キレイに仕上がったので、塗装してよかったと思っています。

次回は、塗装を傷めないよう注意しながら組み立てて、完成レビューやポージングをご紹介したいと思います。

塗装レシピ

メモ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • GSIクレオス スーパーイタリアンレッド
  • GSIクレオス あずき色
  • ガイアノーツ バーチャロンカラー・フレームメタリック1
  • ガイアノーツ ボトムズカラー・スレートブラック
  • ガイアノーツ サーフェイサー NAZCA ピンクサフ
  • ガイアノーツ ガイアマルチプライマー
  • タミヤ エナメル塗料 ブラック
  • ガイアノーツ Ex- シルバー

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • ガイアノーツ ブライトレッド
  • ガイアノーツ バーチャロンカラー・ローズディープレッド
  • ガイアノーツ メカサフ・ライト
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅣ
  • GSIクレオス ジャーマングレー
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ

使用したツール

メモ
  • タミヤ 瞬間接着剤 イージーサンディング
  • ガイアノーツ M-08 クイックハードスプレー
  • タミヤ フィニッシングペーパー600、800番
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • ハセガワのモデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.2mm
  • ゴッドハンド ショートパワーピンバイス
  • ゴッドハンド ドリルビット5本組B
  • ゴッドハンド スピンブレード
  • ダイソー 粉ふるい
  • ハイキューパーツ RB コーションデカール・ホワイト
  • 1mmのメタルボール

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は「HG シャア専用ズゴックを作る」完成編の記事を投稿する予定です。

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