ご覧いただき、ありがとうございます。
今回から4回に分けて、ガンダムベース限定 HG ガンダムMk-IIをRG リミテッドカラーVer.で制作していきます。
今回は、仮組み・塗装準備編となります。
制作のモチーフと使用した元キット
制作のモチーフ
モチーフは、プレミアムバンダイ限定で発売されていたRG 1/144 ガンダムMk-Ⅱ RGリミテッドカラーVer.です。
プレミアムバンダイで最後に販売されたのは2017年9月で、当時の価格は2,700円でしたが、2022年4月現在、各ショッピングサイト等でプレミア価格になっているようです。
製品としては、通常のRG 1/144 ガンダムMk-IIのプラ成形色をトリコロールカラーに変更し、専用シール(アムロ・レイのパーソナルマーク)が付属している点が異なります。
使用したキット
今回の制作に使用したキットは、HG 1/144 ガンダムベース限定 ガンダムMk-II(21st CENTURY REAL TYPE Ver.)です。
バンダイ・川口名人完全監修のオリジナルカラーとのことで、通常のHG 1/144 ガンダムMk-IIの色違いキットになります。
組み立てる(仮組み)
説明書に沿って組み立てていきます。説明書は通常のHG 1/144 ガンダムMk-IIと同じでした(別紙でデカールの貼付ガイドが付属)。
ランナーからのカット、ゲート跡の二度切りには、タミヤの薄刃ニッパー(ゲートカット用)を使用しています。
ボディ
ボディ部分は、ブラック、ネイビー、ゴールド、メタリックグレーの4色が使われていて、ゴールドがアクセントになっています。
胸部のセンサー部分はRGのように色分けされていないから、塗装などで工夫する必要があります。
頭部
頭部は、ライトグレー、ネイビー、ゴールドで、バルカン・ポッドはメタリックグレーの組み合わせで、頭部のアンテナは先端が太めになっています。
頭部のカメラや両側面のバルカン・ポッドも塗り分けが必要です。
腕部
腕の部分は、ライトグレーをベースに、ネイビー(肩アーマーにほぼ隠れる部分)と、関節やハンドパーツのメタリックグレーの組み合わせで、シンプルな印象です。
RGのキットでは、ホワイトが2色組み合わされているので、塗装で塗り分ける予定です。
脚部
脚の部分は、ライトグレーをベースに、ネイビーと関節部分などのメタリックグレーの組み合わせで、腕部と同じく、シンプルな印象です。
すねの立体的になっている部分に沿って、マスキングで塗り分ける予定です。
スカート
スカートは、ライトグレーとブラックの組み合わせになっています。
バックパック
バックパックは、正面側がライトグレー、後方側がブラックとメタリックグレーの組み合わせです。
バーニアの部分は周囲の部分と色を変え、背面上部のスリットやサイドの動力パイプなども色を塗り分ける予定です。
武器
ビーム・ライフルとハイパー・バズーカは、メタリックグレー1色です。
シールド
シールドは、ライトグレー、ブラック、ネイビーの組み合わせです。
ライトグレー部分の三角形のモールドは、マスキングで塗り分ける(ホワイトとイエロー)予定です。
仮組みレビュー
フロントビュー
今回はRGリミテッドカラーVer.のトリコロールカラーで塗装してしまいますが、21st CENTURY REAL TYPE Ver.は、モノトーンをベースに、ゴールドがアクセントになっていて、シックな印象を受けます。
関節がしっかりしていて、バックパックがコンパクトだから、自立は安定しています。
バストアップ
センサーなどの細かい部分(メタリックグリーンのホイルシールが付属)を除き、しっかり色分けされています。
塗装後にいくつかのデカールを組み合わせて、細かくマーキングが入っているRGのキットを再現する予定です。
サイドビュー・左
左肩の側面には、ゴールドのパーツをハメ込みますが、外せなくなりそうなので、塗装完了後に取り付けます。
シールドは面積が広く物足りない印象なので、付属のデカールを貼る予定です。
リアビュー
ライトグレーの中に、ブラックやネイビー、メタリックグレーなどが効果的に配置されていて、メカっぽさを感じます。
塗装前の加工をする
塗装作業の前に、ゲート跡の処理、モールドの彫り直し、武器の合わせ目消し、頭部アンテナのシャープ化などの加工を行います。
ゲート跡を消す
ゲート跡は、タミヤのフィニッシングペーパーや百均(ダイソー)のスポンジやすり、600・800番などで消しています。
紙やすりは、画像のように百均(ダイソー)のウッドブロックに同じく百均(ダイソー)の強力スポンジ両面テープ(幅15mm)で貼り付けて使用しています。
モールドを彫り直す
マスキングで塗り分ける部分を中心に、既存のモールドを彫り直しました。最初にハセガワのモデリングスクライバー(けがき針)で深く彫った後、スジボリ堂のBMCタガネ0.2mmで幅を広げて彫っています。
武器の合わせ目を消す
ライフルとバズーカの合わせ目は、次の手順で消しています。
- タミヤの瞬間接着剤・イージーサンディングをパーツの両面に塗る
- 瞬間接着剤が少しあふれるようにして、パーツを組み合わせる
- あふれ具合が不十分なところは、イージーサンディングを少量盛り付ける
- 急いで仕上げたい時は、ガイアノーツのM-08 クイックハードスプレーなどを使用する
- 合わせ目がきれいに消えたかの目印となるサーフェイサーを軽く塗装する
- サーフェイサーが消えるまで600〜800番くらいの紙やすりなどで削る
作業中の画像がないので、過去に制作したHG ハイゴッグの合わせ目消し作業の画像をご紹介します。
頭部のアンテナをシャープにする
頭部アンテナは、先端の保護モールドをカットした後、タミヤのフィニッシングペーパー800番で、先端を慎重に整えていきます。
作業に使用するツールは、ゲート跡の処理、合わせ目消しと同じです。
まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
モチーフのRGキットを見るまでは、ガンダムMk-IIに対して、比較的地味な印象を持っていましたが、RG リミテッドカラーの鮮やかな色分けを見て、とても華やかな印象を受けました。
RGのキットが入手できればよかったのですが、プレミア価格になっていて、当面再販されそうな気配がないので、ガンダムベースで入手できたHGのキットで再現することを目指しています。
RGキットは、細かいパーツ分けで色分けされていますが、マスキングや貼り付けるデカールなどを工夫して、HGのキットをRGにできるだけ近づけるよう制作していきます。
組み立て作業は、パーツ数がそれほど多くないこともあり、スムーズに進みました。
パーツの合いが悪かったり、腕や脚など関節がゆるいこともありませんでした。
仮組み後の自立も安定していますし、武器の握りもしっかりしていて、よいキットだと思います。
ホイルシールで補う部分などを除き、しっかりと色分けされているので、無塗装でフラット(ツヤ消し)のトップコートを塗装するだけでも、十分きれいに仕上がると思います。
今回はRGリミテッドカラーVer.のトリコロールカラーで塗り替えますが、21st CENTURY REAL TYPE Ver.は、モノトーンをベースにしたシックな印象で、いずれこの色の組み合わせでも塗装・制作してみたいと思っています。
制作するHGのキットは、概ねしっかりと色分けがされていますが、細かいところはマスキングで塗り分ける必要があるので、ていねいに制作していきます。
次回の塗装編では、モチーフのRG キットを参考にパーツごとの塗り分けを決めてから、サーフェイサー、本番塗装に進んでいきます。
使用したツール
- タミヤ 薄刃ニッパー(ゲートカット用)
- タミヤ フィニッシングペーパー 600・800番
- ダイソー スポンジやすり(細目)
- ダイソー ウッドブロック
- ダイソー 強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
- ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
- スジボリ堂 BMCタガネ0.2mm
- タミヤ 瞬間接着剤イージーサンディング
- ガイアノーツ M-08 クイックハードスプレー
- タミヤ フィニッシングペーパー800番
今回の制作で使用したキット(通常品)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「ガンダムベース限定 HG ガンダムMk-IIをRG リミテッドカラーVer.で作る 」塗装編の記事を投稿する予定です。