HG マイティーストライクフリーダムガンダムをSD プラズマドラグーンカラーで作る #5 完成編

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HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(アイキャッチ5)

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、HG マイティーストライクフリーダムガンダムをSD プラズマドラグーンカラーで制作します。

今回は完成編となります。

この記事の内容
  • 最終組み立て(仮組みとの比較)
  • 完成レビュー
  • 塗装前後の比較、塗装イメージとの比較
  • ポージング

2色のゴールドとメタリックブルーを組み合わせたところがポイントだよ。

完成したときの印象や塗装前後の変化などをていねいにお伝えしようね。

目次

制作のモチーフと使用するキット

制作のモチーフは、SDガンダムシリーズに登場するプラズマドラグーンです。

過去に元祖SDガンダムで商品化されていたようですが、現在は入手困難となっているようです。

ゴールドをベースに、アクセントカラーに明るいブルーが組み合わされたカラーリングになっているよ。

今回は、2色のゴールドをベースに、メタリックブルー、もしくはパールブルーをアクセントに組み合わせて制作します。

使用するキット

使用するキットは、2024年5月25日に発売された、HG 1/144 マイティーストライクフリーダムガンダムです。

映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の主役、キラ・ヤマトが搭乗するMSです。

他のSEED FREEDOMシリーズキット同様、新しい可動構造(SEEDアクションシステム)の採用で、劇中のようなダイナミックなポージングが可能になっています。

2丁のライフルにビームサーベルと実剣、レールガンなど、武装が豊富なところも特徴だね。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組みレビュー3)

先に商品化されたHG 1/144 ライジングフリーダムガンダムに比べると、ホワイトの部分が多く、上品で高貴な雰囲気を感じます。

全塗装CROSS CONTRAST COLORで制作するHGライジングフリーダム(仮組みレビュー6)
ライジングフリーダム 塗装前

HG ライジングフリーダムガンダムは、中国限定のCROSS CONTRAST COLORをモチーフに、フィニッシャーズのエンジンブルーなどを塗装して制作しています。

HG ライジングフリーダムで使用した主な塗料
  • フィニッシャーズ エンジンブルー(下地ホワイト、クリアカラーに相当するライトブルー)
  • アルティメットホワイトに少量のエンジンブルーを調色した色(青みのあるホワイト)
  • ガイアノーツ アイスグリーン(アクセントカラーになるライトブルー)
  • GSIクレオス GXアイスシルバー(レールガンやマスキングで塗り分けるウィングのラインなど)
全塗装CROSS CONTRAST COLORで制作するHGライジングフリーダム(完成レビュー22)
ライジングフリーダム 塗装後

HG ライジングフリーダムガンダムの制作記事は、下記のリンクからご覧ください。

塗装イメージ

塗装イメージは、SengaChan(iOS版のみ)ibisPaintXというアプリを使用して作成しています(どちらも無料でインストール可能)。

ご紹介するアプリは、自己責任でインストール、ご使用ください。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。

iPadアプリで作成した塗装イメージ

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(塗装イメージ3)
塗り分けが完了した塗装イメージ

塗装イメージの作成手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。

塗り分けのポイント

ボディカラーは、ゴールドの一部を、2色で塗り分けて、単調にならないよう工夫したいと思います。

プラウドディフェンダー(バックパックのウィング)のうち、成形色がゴールドの部分を中心に、メタリックブルーで塗装します。

ボディのメタリックブルーは、モチーフのプラズマドラグーンを参考に、全身のバランスがよくなるように配置しています。

最終組み立て

最終組み立ては、仮組みの画像と比較しながら進めていきます。

頭部

頭部はGXブルーゴールドをベースに、中央のアンテナと頬のスリット部分をスターブライトゴールド、ツインアイや口元などをパールウルトラマリンブルーブリリアントで塗り分けています(塗装の工程は、#3の塗装編に掲載)。

左右のバルカンは、エナメル塗料のシルバーを筆塗りしているよ。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(最終組み立て1)
最終組み立て
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み3)
仮組み

リアカメラはツインアイと一体のパーツで、パールウルトラマリンブルーブリリアントを塗装しているよ。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(最終組み立て2)
最終組み立て
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み5)
仮組み

ボディ

ボディはスターブライトゴールドをメインに、ウエストをGXブルーゴールド、アクセントにパールウルトラマリンブルーブリリアントを使っています。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(最終組み立て3)
最終組み立て
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み6)
仮組み

スカート

フロントスカートは、既存モールドにスミ入れしてメリハリを出した後、コーションやナンバーデカールを使ってアクセントにしています(作業の工程や使用したデカールは、#4の仕上げ編に掲載)。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(最終組み立て4)
最終組み立て
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み7)
仮組み

腕部

腕部は、パーツごとの塗り分けやマスキングでGXブルーゴールドとスターブライトゴールドを塗り分け、単調にならないようにしています。

肩のアーマーをマスキングで塗り分けているよ(作業の工程は#4の仕上げ編に掲載)。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(最終組み立て5)
最終組み立て
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み8)
仮組み

脚部

脚部はパーツの色分けを活用して、2色のゴールドとブルーで塗り分けています。

関節などの内部フレームは、ツヤ消しのメカサフ・スーパーヘヴィを塗装して、装甲とメリハリをつけているよ。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(最終組み立て6)
最終組み立て
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み9)
仮組み

レールガン

レールガンとサーベルの柄は、少しゴールド味のあるスーパーチタン2を塗装しています。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(最終組み立て9)
最終組み立て
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み16)
仮組み

バックパック

バックパックも、パーツごとの塗り分けやマスキングでGXブルーゴールドとスターブライトゴールドを塗り分け、単調にならないようにしています。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(最終組み立て10)
最終組み立て
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み14)

ビームライフル

ビームライフルは、マスキングでGXブルーゴールドとパールウルトラマリンブルーブリリアントを塗り分けてから、スコープ部分にレジンを入れてアクセントにしています(作業の工程は#4の仕上げ編に掲載)。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(最終組み立て7)
最終組み立て
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み12)

サーベル

対艦刀は、刀身をクロームシルバー、鍔をスターブライトゴールド、柄をメカサフ・スーパーヘヴィで塗り分けています。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(最終組み立て8)
最終組み立て
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み11)

完成レビュー

ガンダムSEED FREEDOMの主役機、マイティーストライクフリーダムガンダムをSD プラズマドラグーンカラーをモチーフに制作しました。

フロントビュー

キメが細かい仕上がりのGXブルーゴールドとスターブライトゴールドを組み合わせ、明るく上品な雰囲気です。

全体的にスリムなフォルムの中に、立体感のあるシャープな仕上がりになっています。

表面の仕上げはグロス(ツヤあり)にしているけど、あまりギラギラしない仕上がりになっているよ。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー1)

モールドの追加などの加工は行わず、基本的にキットの仕様を活かして制作していますが、2色のゴールドを組み合わせ、全身にバランスよくブルーを配置したので、メリハリのある仕上がりになっています。

ボディ上部に入れたUVレジンもよいアクセントになっているよ。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー5)

サイドビュー

大きなバックパックを装備していますが、関節がしっかりしているので、安定して自立しています。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー2)

専用の持ち手は付属していませんが、ライフルの保持はしっかりしています。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー4)

リアビュー

今回はデカールの貼り付けを控えめにしましたが、2色のゴールドの組み合わせやスミ入れなどで十分メリハリのある仕上がりになっていると思います。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー3)

塗装前後を比較する

パーツの色分けをベースにゴールドやブルーを塗り分けています。

ベースカラーのGXブルーゴールドに対し、スターブライトゴールドやパールウルトラマリンブルーのバランスに注意して制作しています。

2色のゴールドを組み合わせたので、立体感のある仕上がりになっているよ。

フロントビュー

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー1)
塗装後
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組みレビュー3)
塗装前

サイドビュー

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー2)
塗装後
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組み17)
塗装前
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー4)
塗装後
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組みレビュー2)
塗装前

リアビュー

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー3)
塗装後
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(仮組みレビュー1)
塗装前

塗装イメージと比較する

概ね作成した塗装イメージのとおりに塗装していますが、色のバランスを整えるために、下記の2点を塗装途中で変更しています。

  • 肩のアーマーをマスキングでスターブライトゴールドと塗り分け
  • ウエストの色をスーパーチタン2からGXブルーゴールドに変更
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(塗装イメージ3)
塗り分けが完了した塗装イメージ
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー5)
完成画像

アクションポーズ

アクションベースを使ってポージングをしています。

関節などの可動域が広いから、劇中のシーンのようなポージングが可能だよ。

HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー9)
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー8)
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー6)
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(完成レビュー7)

アクションベースの一部が破損してしまったので、ポージングは途中で終了しています。

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツールなど)

制作全体のふりかえり

今回は初めてボディのメインカラーにゴールドを使って制作しました。

完成してみるとゴールドがギラギラし過ぎない程度の明るさで、2色のゴールドのメリハリやブルーのアクセントもバランスよく仕上がり、満足できる制作になりました。

制作のポイントは2色のゴールドを組み合わせたこと、ゴールドの塗料を比較して、よい組み合わせを見つけられたことだったと思います。

スリムなフォルムのマイティーストライクフリーダムガンダムですが、ゴールドを2色組み合わせたことで、より立体感が強調され、しなやかさとシャープさの両方を感じる仕上がりになっています。

ゴールドの比較に用意した塗料は次の4つの中から2色を選んでいます。

  • ガイアノーツ Ex- ゴールド
  • GSIクレオス スーパーゴールド2
  • GSIクレオス GXブルーゴールド
  • ガイアノーツ スターブライトゴールド
HGマイティーストライクフリーダム・プラズマドラグーンカラー(塗料比較1)

塗料を比較する前は何となく落ち着いた色合いのEx- ゴールドかスーパーゴールド2とスターブライトゴールドを組み合わせ、ハッキリしたメリハリをつけるイメージでした。

実際にサンプルで比較し、モチーフのプラズマドラグーンに近いゴージャスな色の組み合わせを見つけることできたと思っています。

塗装の段階では新しい塗料を3つ使うことができました(スーパーチタン2、パールウルトラマリンブルーブリリアント、クロームシルバー)。

スーパーチタン2は、シャンパンゴールドと同様にシルバーやゴールドとの相性を見て、色を組み合わせるときに使いたいと思います。

パールウルトラマリンブルーブリリアントはプライマリーメタリックブルーよりも深みのある色合いで、ゴールドとしっかりしたコントラストをつけることができました。

ガンプラが一つ買える高級塗料なので大量使用するのは気が引けますが、キャンディ塗装ではない深みのあるメタリックブルーの選択肢が一つ増えたと思っています。

クロームシルバーは塗装後に綿棒で磨いたところ、金属のような輝きが出て、刀身の表現にぴったりでした。

そのまま使うだけでなく、キャンディ塗装の下地として使ってみたり、色々試してみようと思います。

完成まで時間を要してしまいましたが、新しいチャレンジができて収穫の多い制作となりました。

塗装レシピ

メモ
  • GSIクレオス GXブルーゴールド
  • ガイアノーツ スターブライトゴールド
  • GSIクレオス スーパーチタン2
  • ガイアノーツ パールウルトラマリンブルーブリリアント
  • ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォシルバー
  • ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ
  • GSIクレオス クロームシルバー
  • タミヤ スミ入れ塗料・ブラック
  • ガイアノーツ Ex- クリアー

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • ガイアノーツ Ex- ゴールド
  • GSIクレオス スーパーゴールド2
  • ガイアノーツ スターブライトジュラルミン
  • GSIクレオス スーパージュラルミン
  • ガイアノーツ スターブライトシャンパンゴールド
  • ガイアノーツ クリアーブルー(下地 GXラフシルバー)
  • ガイアノーツ プライマリーメタリックブルー
  • GSIクレオス ディープクリアーブルー(下地 GXラフシルバー)

使用したツール

メモ
  • ゴッドハンド 片刃ニッパーST
  • ゴッドハンド アルティメットニッパー
  • プロクソン ペンサンダー
  • タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • ダイソー スポンジやすり(細目)
  • ハセガワ モデリングスクライバー
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.15mm
  • ハイキューパーツ・RB CAUTION DECAL03 レッド×グレー
  • ベルテクス システムマーキングN3
  • HJモデラーズデカール コーションA(ホワイト)
  • バンダイ ガンダムデカールDX 03
  • タミヤ モデリングワックス
  • ハイキューパーツ サークルステッカー(ブルー)
  • ダイソー UVレジン液
  • GSIクレオス Mr.グルー・アプリケーター
  • ガイアノーツ M-09 UVライト

制作過程の記事一覧

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は、「MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Kaをガンダムベース福岡限定 ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティカラーで作る」仮組み編の記事を投稿する予定です。

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