ご覧いただき、ありがとうございます。
前回に続き、HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで制作していきます。
今回は塗装編となります。
制作のモチーフと使用するキット(HG ガンダムエアリアル)
制作のモチーフ
制作のモチーフは、2022年9月に制作したHG ガンダムルブリスです。
ガンダムエアリアルの仮組み中に、ガンダムルブリスと似ていると感じる部分がいくつかあったので、ホワイトとピンクのルブリスカラーで制作しようと思います。
使用するキット
使用するキットは、2022年10月1日に発売されたHG ガンダムエアリアルです。
塗装イメージ
ボディカラー全体のコンセプトとして、過去に制作したHG ガンダムルブリス(下記画像)よりも落ち着いた雰囲気になるよう塗装したいと思っています。
HG ガンダムルブリスは、明るいガイアノーツのアルティメットホワイトとビビットなフィニッシャーズのジャガーパープルを組み合わせました。
今回は、少しグレーの入ったホワイトに、レッドまたはソフトなピンク系の組み合わせを目指します。
なお、ホワイトはサブカラーを使用して濃淡をつけるほか、関節部などのグレーは、HG ガンダムルブリスと同じガイアノーツのHJVパープルグレーを使用する予定です。
サーフェイサーを塗装する
サーフェイサーは、ガイアノーツのサーフェイサーを使用しています。
ホワイト
ホワイトとグレーを塗装するパーツは、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォホワイトを塗装しています。
首元のブルーから塗り替えるパーツは、しっかり目に塗装しています。
サブカラーのホワイト(スーパーシェルホワイト)単独で塗装するパーツ(上段)は少なく、次回の仕上げ編で、ホワイトFS17875とマスキングで塗り分けるもの(下段)がほとんどです。
ピンク
ピンクで塗装するパーツは、ガイアノーツのNAZCA ピンクサフを塗装しています。
ピンクは、ブルー、レッド、イエローから塗り替えるパーツがほとんどなので、しっかり目に塗装しています。
塗装する色の組み合わせ
今回の塗装は、ホワイトのメリハリが出ていたホワイトFS17875とスーパーシェルホワイトをベースに、パステルな印象のライラックピンクを組み合わせて、穏やかな雰囲気に仕上げようと思います。
- ホワイト(メインカラー) GSIクレオス ホワイトFS17875
- ホワイト(サブカラー) フィニッシャーズ スーパーシェルホワイト
- ピンク ガイアノーツ ライラックピンク
- グレー ガイアノーツ HJVパープルグレー
塗装する色は、前回の#2塗装準備編で、塗料を比較してから決めています。
エアブラシで塗装する
ホワイト(メインカラー)
メインカラーのホワイトは、GSIクレオスのホワイトFS17875を塗装しています。
ホワイトFS17875は、アルティメットホワイトなどと比べると、多少クリーム色やグレーを感じる穏やかな色になっています。
ホワイト(サブカラー)
サブカラーのホワイトは、フィニッシャーズのスーパーシェルホワイトを塗装しています。
スーパーシェルホワイトは、淡いグレーを感じる色になっているから、ホワイトFS17875との組み合わせたときのコントラストが楽しみです。
ピンク
ピンクは、ガイアノーツのライラックピンクを塗装しています。
ライラックピンクは、コスモスの花のようなパステルな色になっています。
グレー
グレーは、ガイアノーツのHJVパープルグレーを塗装しています。
エアブラシ塗装に使用するツール
エアブラシのハンドピースは、GSIクレオスのプロコンBOY・ダブルアクションエアブラシ・0.3mmを使用しています。
エアブラシの塗装では、塗料と溶剤の比率を1:1.5程度にしていることが多いので、ガンプラの制作では、ほぼこのハンドピースだけで塗装をしています。
コンプレッサーの圧力を調整することで、メタリックカラーやサーフェイサーの塗装も問題なく対応可能です。
コンプレッサーは、タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーを使用しています。
タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーは、出力が高いので、サーフェイサーや粒子の粗いメタリックカラーなどを均一に塗装できます。
また、夏季の湿度の高い時期など、こまめに水抜きをする必要があるので、水抜きが簡単にできるのも助かります。
合わせ目を消す
脚部とライフルの合わせ目をマスキングで塗り分ける前に次の手順で消しています。
- 内部フレームのパーツに、HJVパープルグレーとフラット(ツヤ消し)のトップコートを塗装する
- 内部フレームのパーツと、裏面に発光状態のシールを貼ったクリアーパーツ(太もものみ)をホワイトのボディパーツに取り付ける
- タミヤの瞬間接着剤・イージーサンディングをホワイトのパーツの両面に塗る
- 瞬間接着剤が少しあふれるようにして、パーツを組み合わせる
- あふれ具合が不十分なところは、イージーサンディングを少量盛り付ける
- 急いで仕上げたい時は、ガイアノーツのM-08 クイックハードスプレーなどを使用する
- 合わせ目がきれいに消えたか確認できるようマーカーで目印をつける
- サーフェイサーが消えるまで600〜800番のやすりで削る
- ホワイトを塗装する以外の部分をマスキングする
太もものクリアパーツに、発光状態を表現するシールを忘れずに貼っています。
画像左下のピンクのパーツは、後ハメできるので、最終組み立てのときに取り付けます。
塗料が深く入り込みそうな部分は、マスキングテープで保護してから組み立てています。
特にクリアパーツの部分は、厳重にマスキングしています。
次回、他のマスキングで塗り分けるパーツと一緒に塗装する予定です。
まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
今回の行程では、ホワイトに塗装するパーツのサーフェイサーがポイントになりました。
これまでの制作では、成型色が異なるパーツをホワイトに塗り替える場合、シルバーのサーフェイサーを使っていました。
今回は、塗装比較の色合いどおりに仕上げたかったことに加え、ホワイトのサーフェイサーでどのくらい隠蔽力があるかを試してみました。
結果として、もともとの成型色がホワイトのパーツ、ブルーのパーツ、イエローのパーツで仕上がりの色が異なってしまったので、ホワイトのサーフェイサーだけでは隠蔽力が不十分だとわかりました。
他のやり方もあるかもしれませんが、今回のようにシルバー、ホワイト、仕上げのホワイトの順に塗装して、仕上がりを揃えていこうと思っています。
今回塗装したホワイトの2色、ピンク、グレーはほぼイメージどおりに塗装できています。
塗料比較のスプーンと比べると、ライラックピンクが強い色に感じますが、フラットのサーフェイサーを塗装することでなじんでくると思っています。
脚部の合わせ目消しは、いろいろやり方を考えてみたのですが、現時点で自分の失敗が一番少なそうな今回の手順を選んでいます。
次回、他のマスキング部分と一緒に塗装していきますが、クリアパーツの部分に塗料が入り込むと台無しになるので、特に慎重にマスキングしています。
なお、もう一箇所、ひざにも合わせ目がありますが、関節の部分で作業が難しかったのと、あまり目立たなそうなので、今回は手を付けずに仕上げます。
次回は、マスキングの塗り分けから、デカールの貼り付けなどの仕上げ作業を進めていきます。
塗装レシピ
- GSIクレオス ホワイトFS17875
- フィニッシャーズ スーパーシェルホワイト
- ガイアノーツ ライラックピンク
- ガイアノーツ HJVパープルグレー
- ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォホワイト
- ガイアノーツ NAZCA ピンクサフ
塗料の比較のみに使用したものはこちらです。
- GSIクレオス キャラクターホワイト
- GSIクレオス MSホワイト
- ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ
- ガイアノーツ クリムゾンレッド
- フィニッシャーズ サーモンピンク
- GSIクレオス トランザムハイライトレッド
使用したツール
- タミヤ 薄刃ニッパー(ゲートカット用)
- ゴッドハンド アルティメットニッパー
- ウェーブ パーツオープナー
- ダイソー キューティクルプッシャー
- ダイソー 整理トレー(大)
- タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
- ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
- ダイソー スポンジやすり(細目)
- ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
- スジボリ堂 BMCタガネ0.15mm、0.2mm
- タミヤ 瞬間接着剤・イージーサンディング
- ガイアノーツ M-08 クイックハードスプレー
今回の制作で使用したキット
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る」仕上げ編の記事を投稿する予定です。