HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る #5 完成編

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全塗装ガンダムエアリアル・ガンダムルブリスカラー制作記事のアイキャッチ5

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで制作しています。

今回は完成編となります。

この記事の内容
  • メタリックグリーンの塗装と最終組み立て
  • 完成レビューと塗装前後の印象変化
  • ガンダムルブリス・アースリィガンダム(塗装サンプル)との比較
  • アクションベース5を使用したポージング

ほぼイメージどおりの色に塗装できているから、塗装前後の印象の変化や、ポージングなどを画像多めでお伝えしていくよ。

モチーフにしたガンダムルブリスや塗装サンプルで制作したアースリィガンダムなどとの比較もていねいにお伝えしようね。

目次

制作のモチーフと使用するキット(HG ガンダムエアリアル)

制作のモチーフ

制作のモチーフは、2022年9月に制作したHG ガンダムルブリスです。

ガンダムエアリアルの仮組み中に、ガンダムルブリスと似ていると感じる部分がいくつかあったので、ホワイトとピンクのルブリスカラーで制作しようと思います。

全塗装で制作したHGガンダムルブリスのアクションポーズ(膝立ち)

使用するキット

使用するキットは、2022年10月1日に発売されたHG ガンダムエアリアルです。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの仮組みレビュー14

塗装イメージ

ボディカラー全体のコンセプトとして、過去に制作したHG ガンダムルブリス(下記画像)よりも落ち着いた雰囲気になるよう塗装したいと思っています。

HG ガンダムルブリスは、明るいガイアノーツのアルティメットホワイトとビビットなフィニッシャーズのジャガーパープルを組み合わせました。

今回は、少しグレーの入ったホワイトに、レッドまたはソフトなピンク系の組み合わせを目指します。

なお、ホワイトはサブカラーを使用して濃淡をつけるほか、関節部などのグレーは、HG ガンダムルブリスと同じガイアノーツのHJVパープルグレーを使用する予定です。

エアリアルルブリスカラー塗装イメージ3
塗り分けが完了した塗装イメージ

塗装イメージの作成手順は、下記の記事にまとめています。

使用したツールと塗料のまとめ記事

HG ガンダムエアリアル・ガンダムルブリスカラーの制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。

最終組み立て

仮組みの時に撮影した画像と比較しながら、最終組み立てを進めていきます。

頭部

ヘルメットとアンテナは、ホワイトFS17875、アンテナの中央部とマスクの口元は、スーパーシェルホワイトで塗装しています。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの頭部4
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの最終組み立て208
塗装後

クリアパーツだった部分は、シールを貼って仕上げる予定でしたが、色が物足りないように感じたので、ライラックピンクで塗装しています。

ヘルメットの側面から後頭部にかけては、ホワイトFS17875とスーパーシェルホワイトをマスキングで塗り分けているよ。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの頭部5
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの最終組み立て207
塗装後

ボディ

ボディは、パーツごとの塗り分けをベースに、側面をホワイトFS17875とライラックピンクで塗り分け(マスキング)、ガンダムルブリスのイメージをエアリアルに落とし込んでいます。

胸部には、シェルユニットのパーツを取り付けているよ。

内部フレームの円形部分には、ハイキューパーツのサークルステッカー(グリーン・S)を貼って、アクセントにしているよ。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルのボディ4
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの最終組み立て201
塗装後

腕部

腕部では、肩のパーツをライラックピンクに塗装して、ガンダムルブリスのイメージに近くなるようにしています。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの腕部
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの最終組み立て202
塗装後

脚部

脚部は、成型色がイエローとレッドだったパーツをライラックピンクで塗装し、ホワイトの部分は、マスキングなどでホワイトFS17875とスーパーシェルホワイトを塗り分けています。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの脚部9
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの最終組み立て203
塗装後

スカート

スカートは、成型色の塗り分けをそのまま活かし、ホワイトFS17875とライラックピンクで塗装しています。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルのスカート
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの最終組み立て205
塗装後

バックパック

バックパックは、グレーにすることも考えましたが、ライラックピンクをアクセントにするためにホワイトFS17875で塗装し、シェルユニットのシールを貼ったクリアパーツを取り付けています。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルのバックパック
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの最終組み立て204
塗装後

シールド(エスカッシャン)

シールドは、成型色の塗り分けを活かし、ブルーの部分をライラックピンクに塗装していますが、ビットオンフォームにしたときのバランスも考慮して、一部色を入れ替えています。

ホワイトも、ホワイトFS17875とスーパーシェルホワイトを使い分けているよ。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルのシールド1
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの最終組み立て206
塗装後

完成レビュー

ガンダムエアリアルとガンダムルブリスは、もともと似たフォルムをしているので、パット見では、ルブリスに見えるような仕上がりになったと思います。

画像によって少し色合いが異なって見えますが、コスモスの花のようなパステルな色合いになっています。

フロントビュー

ガンダムエアリアルのパーツ構成をベースに塗り分けているので、モチーフのガンダムルブリスよりもピンクの部分が多く、華やかな印象になっています。

両肩や脚部のメタリックグリーンがよいアクセントになっているね。

先程も触れましたが、シールド(エスカッシャン)を全身に装着したビットオンフォームのときに、バランスが悪くならないように注意して塗装しています。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー224

バストアップ

頭部のバルカンは、直径1mmのモールドを彫ってから、1mmのメタルボールを取り付けています。

シェルユニットやサークルステッカーのグリーンもよいアクセントになっているね。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー201

サイドビュー・左

シールドは、概ねイメージどおりに塗装できたのですが、ところどころ塗料が寄ってしまったところがあるので、次回からは気を付けて塗装したいと思います。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー202

リアビュー

ビットオンフォームにすると、ビームライフルを取り付けることができます。

かかとの部分は、ホワイト・ピンクとHJVパープルグレーをマスキングで塗り分けているよ。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー216

トップビュー

ホワイトとピンクの中に、シェルユニットとメタリックグリーンのストライプがよいアクセントになっていると思います。

シールドの塗装や仕上げに粗いところがあるのが課題だね。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー205

サイドビュー・右

脚部のホワイトFS17875とスーパーシェルホワイトの塗り分けは概ねうまくいったと思っていますが、肩内側の合わせ目が目立っているので、処理しておけばよかったなと思っています。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー204

塗装前後を比較する

塗装前のシンプルなトリコロールカラーから、ホワイトとピンクのガンダムルブリスカラーに変わり、より新世代のガンダムらしさが出ていると思います。

フロントビュー

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの仮組みレビュー1
塗装前
塗装後

バストアップ

頭部のアンテナは脆くならない程度に、シャープに整えています。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの仮組みレビュー2
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー201
塗装後

サイドビュー

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの仮組みレビュー4
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー202
塗装後

リアビュー

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの仮組みレビュー13
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー216
塗装後

トップビュー

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの仮組みレビュー7
塗装前
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー205
塗装後

塗装イメージと比較する

ところどころ色が変わっているところがありますが、塗装イメージを作成しておいたので、ガンダムエアリアルにルブリスカラーをうまく落とし込めたと思います。

エアリアルルブリスカラー塗装イメージ3

塗装イメージは、「HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る #2 塗装準備編」で作成しています。

HG ガンダムルブリスなどと比較する

全体的なシルエットはよく似ているガンダムルブリスとガンダムエアリアルですが、細かく見るとだいぶ印象が異なり、ガンダムエアリアルの方が柔らかで、ボリューム感のある印象を受けます。

HG ガンダムルブリスで使用した色の組み合わせ
  • ホワイト(メインカラー) ガイアノーツ アルティメットホワイト
  • ホワイト(サブカラー) GSIクレオス MSホワイト
  • ピンク フィニッシャーズ ジャガーパープル
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー219

#2の塗装準備編で塗装サンプルとして制作したアースリィガンダムを追加して並べてみると、ホワイトとピンクの色合いの差がよくわかります。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー218
HG アースリィガンダムで使用した色の組み合わせ
  • ホワイト(メインカラー) GSIクレオス MSホワイト
  • ホワイト(サブカラー) ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ
  • ピンク ガイアノーツ クリムゾンレッド

過去に制作したHG べギルべウやHG ダリルバルデと比べると、ボリュームのある太ももと、ひざから下のスリムなフォルムなどは共通しています。

クリスタルカラーとキャンディ塗装で制作する全塗装・HGベギルベウの完成レビュー(ベイオネット1)
HG ベギルベウ
キャンディ塗装で制作した全塗装HG ダリルバルデの完成レビュー11
HG ダリルバルデ

HG ベギルベウとHG ダリルバルデの完成記事は、下記のリンクからご覧ください。

アクションポーズ

アクションベース5を使用して、ポージングをしています。

関節の構造がシンプルで、スカートも小さいから、ポージングはしやすくなっているよ。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー209
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー207
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー210
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー11

ビームライフルのスコープには、百均(ダイソー)のラインストーンシール(直径5mm)のブルーを取り付けています。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー220

ガンダムルブリスと同じように、ひざを曲げた着地姿勢も可能だよ。

ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー213
ガンダムルブリスカラーで制作する全塗装ガンダムエアリアルの完成レビュー222

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

制作全体のふりかえり

ガンダムエアリアルは、当初設定どおりの色(トリコロールカラー)で制作するつもりでしたが、以前制作したHG ガンダムルブリスとフォルムや構造が似ているところが多かったので、塗装を変えてみることにしました。

安易な思いつきでしたが、ぱっと見ではガンダムルブリスに見える仕上がりになったので、満足しています。

これまで制作した水星の魔女シリーズのものと同様、最新のキットなので、説明書がわかりやすく、ランナーの数やパーツの構成もシンプルなので、とても組み立てやすいキットでした。

関節などが全てプラ製でしっかりしていて、ポージングもしやすいキットでした。

フォルムは似ているガンダムルブリスとエアリアルですが、パーツ単位に落とし込むとマスキングで塗り分けないといけない部分があり、事前の塗装イメージがとても役に立ちました。

また、アースリィガンダムを使用して塗装サンプルを制作し、クリムゾンレッドを試してみましたが、結果的にライラックピンクの方がイメージに近い塗装ができたと思います。

塗装の段階では、成型色の違い(ホワイト・ブルー・イエロー)により、塗装したホワイトの色合いを揃えるのに苦戦しました。

ホワイトのサーフェイサーだけでどのくらい隠蔽力があるのかを試したいという思いがあったのですが、やはりホワイトだけでは不十分だったようです。

#3の塗装編で、いったん一部のパーツの塗料を落とし、サーフェイサーからやり直しましたが、それでも完全に同じ色にはできませんでした。

今回のような制作では、シルバーのサーフェイサー、下地のホワイト、仕上げのホワイトの順に塗装するなど、手順を見直したいと思います。

脚部の合わせ目消しは、塗装の段階でマスキングを駆使した結果、概ねキレイに仕上がりましたが、手を付けなかった肩やひざのパーツも見る角度によっては目立つので、ちょっと残念でした。

仕上げの段階では、細かいマスキングでホワイトやメタリックグリーンを塗り分け、よいアクセントになったと思いますが、曲線の部分など、仕上がりに粗いところがあったので、よりていねいに作業したいと思います。

完成してみると、新しい色(ホワイトFS17875とスーパーシェルホワイト)を試しつつ、イメージ通りに制作できたので、満足しています。

ガンダムエアリアルは、FULL MECHANICSでも商品化される予定で、予約もできていることから、今度は設定どおりの色で制作したいと思います。

次回は、今回の制作の塗装サンプルにしたHG アースリィガンダムの制作について、簡単にまとめた記事を掲載する予定です。

塗装レシピ

メモ
  • GSIクレオス ホワイトFS17875
  • フィニッシャーズ スーパーシェルホワイト
  • ガイアノーツ ライラックピンク
  • ガイアノーツ HJVパープルグレー
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォホワイト
  • ガイアノーツ NAZCA ピンクサフ
  • タミヤ スミ入れ塗料・ダークグレー
  • ガイアノーツ Ex- フラットクリアー
  • ガイアノーツ ジョイントグレー
  • ガイアノーツ Ex- シルバー
  • ガイアノーツ クリアーグリーン

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • GSIクレオス キャラクターホワイト
  • GSIクレオス MSホワイト
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ
  • ガイアノーツ クリムゾンレッド
  • フィニッシャーズ サーモンピンク
  • GSIクレオス トランザムハイライトレッド

使用したツール

メモ
  • タミヤ 薄刃ニッパー(ゲートカット用)
  • ゴッドハンド アルティメットニッパー
  • ウェーブ パーツオープナー
  • ダイソー キューティクルプッシャー
  • ダイソー 整理トレー(大)
  • タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • ダイソー スポンジやすり(細目)
  • ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.15mm、0.2mm
  • RBコーションデカール 1/144 02 パステルピンク
  • RBコーションデカール 1/144 01 ライトグレー
  • HJモデラーズデカール・コーションA(ホワイト)
  • ハイキューパーツ 円形マスキングテープ
  • タミヤ 曲線用マスキングテープ 2mm
  • ハイキューパーツ サークルステッカー(グリーン・S)
  • ダイソー ラインストーンシール

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は、「HG アースリィガンダムをガンダムルブリスカラーでリメイクする」記事を投稿する予定です。

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