ご覧いただき、ありがとうございます。
前回に続き、HG ベギルベウをクリスタルカラーとキャンディ塗装で制作しています。
今回は完成編となります。
- 最終組み立て(仮組みの同じ部分と比較した色や印象の変化)
- 完成レビュー(フロントビュー、サイドビュー、リアビュー、トップビューなどの印象)
- 塗装前後の比較(クリスタルカラーやキャンディ塗装による印象の変化)
- アクションポーズ(ベイオネット、ノンキネティックポッドなど)
クリスタルカラー、クリアカラー、メタリックカラーの組み合わせがどのように仕上がっているか楽しみだよ。
力を入れたポイントなどを画像を使いながら、ていねいにご紹介しようね。
使用したキットと関連記事
使用したキット
使用したキットは、2022年8月6日に発売されたHG 1/144べギルベウです。
使用したツールと塗料のまとめ記事
HG ベギルベウ(クリスタルカラーとキャンディ塗装)の制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。
水性の魔女シリーズのMSキットを制作した記事
HG ベギルベウのほか、水性の魔女シリーズのMSキットを制作した記事は、下記のリンクにまとめています。
最終組み立て
仮組みの時に撮影した画像と比較しながら、最終組み立てを進めていきます。
頭部
クリアパーツを塗装するのはちょっともったいないなと感じていたのですが、ダイアモンドシルバーや明るいキャンディ塗装の部分双方とメリハリが出ているので、塗装してよかったと思います。
ダイアモンドシルバーの粒子感とキャンディ塗装のメタリック感がほぼ揃ったので、キャンディ塗装の下地にGXラフシルバーを使用してよかったかな。
ボディ
ボディのパープル部分を、フラット(ツヤ消し)のダークブルーイッシュパープルにしたことで、ダイアモンドシルバーの輝きをより引き立てていると思います。
ダークブルーイッシュパープルとGXメタルバイオレットは、深みを感じる組み合わせだね。
腕部
ソードユニットのライトグリーンは、自分のイメージに合わなかったので、シルバー(ガイアノーツのEx- シルバー)に変更しましたが、シンプルにまとまってくれたかなと思っています。
脚部
クリスタルカラーやキャンディ塗装など、重ね塗りした部分が多いので、関節の可動を心配していましたが、塗装を痛めることなく可動することができます。
バックパック
バックパックは、ホワイトの部分が多く、あっさりし過ぎているように感じたので、中央のパーツを明るいパープルのキャンディ塗装に変更しています。
完成レビュー
フロントビュー
明るいパープルのキャンディ塗装(GSIクレオスのGXラフシルバーに、ガイアノーツのクリアーパープルを塗装)は、色が乗りづらく、色を均一に仕上げるのが難しかったのですが、概ねイメージ通りに明るい仕上がりになったと思っています。
クロームシルバーを筆塗りした部分や、ニューロンデカール、メタルパーツを取り付けた部分が自然にまとまっていてよかったよ。
バストアップ
落ち着いた仕上がりのダークブルーイッシュパープルのボディと、深いキャンディ塗装のGXメタルバイオレットがよいコントラストになっていると思います。
GXメタルバイオレットは、ホワイトや明るいパープルとメリハリが出てよい選択だったね。
サイドビュー・左
脚の接地部分が小さいのと、塗装やラインストーンシールを取り付けたことで少しバランスが悪くなったのか、塗装前より少し自立が不安定になったのが残念です。
少し後ろ側に倒れやすくなってしまったよ。
リアビュー
シルバーのニューロンデカールは、バックパックのウイング形状によくマッチしていると思います。
マスキングや筆塗りで塗り分けたシルバーとともに、あっさり目の組み合わせで、明るい印象に仕上がっているね。
ウイングを展開すると見える部分は、設定色に沿って塗装するとダークブルーイッシュパープルになりますが、GXメタルバイオレットで塗装したことで、華やかな印象に寄与していると思います。
百均のラインストーンも違和感なく溶け込んでいるから、取り付けてよかったよ。
トップビュー
ドット柄のニューロンデカールは、ダイアモンドシルバーや、明るいパープルのよいアクセントになっていると思います。
サイドビュー・右
仮組みのときに目立っていたかかとの肉抜きされているパーツは、タミヤの瞬間接着剤・イージーサンディングで埋めてみましたが、キレイに整形できなかったのが残念です。
太ももの部分は、トップコートの重ね塗りやモデリングワックスのおかげで、透明感のあるツヤが出ているね。
塗装前後を比較する
引き締まった印象のフラット(ツヤ消し)仕上げの部分が、クリスタルカラーやキャンディ塗装の部分を引き立てていて、明るく華やかな印象に仕上がったと思います。
フロントビュー
バストアップ
サイドビュー
リアビュー
トップビュー
ベギルペンデ・ダリルバルデと比較する
HG ベギルベウとHG ベギルペンデは同じボディになっていますが、色や装備する武器などの違いでだいぶ印象が異なります。
HG ベギルペンデやHG ダリルバルデと比べると、ボリュームのある太ももと、ひざから下のスリムなフォルムなどは共通しているね。
アクションポーズ
ベイオネット(腕のソードユニットとビームガンユニット)を取り付け、アクションベースに載せてポージングをしています。
ベイオネット
ベイオネットは、両手の手首に固定するようになっているので、安定して保持することができます。
膝立ちのポーズで展開する膝の部分は、ダークブルーイッシュパープルとエヴァダークグレーで塗り分けています。
ソードユニットとビームガンユニットのモールドなどをGXメタルバイオレットで塗り分けたので、よいアクセントになっていると思います。
肩や腕の関節部分はシンプルな構造ですが、可動範囲が広いので、ポージングはしやすいと思います。
ノンキネティックポッド
キット付属のリード線とクリアパーツのスタンドを使用してノンキネティックポッドの射出状態を再現しています。
HG ガンダムルブリスと並べてみる
同時に発売されたHG ルブリスと対戦をイメージして並べてみました。
まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
制作全体のふりかえり
クリスタルカラーとキャンディ塗装を組み合わせて、HG ベギルベウをキラキラと華やかなグロス(ツヤあり)仕上げになるよう制作してきましたが、概ねイメージ通りに完成することができました。
今回はキット本来の設定から大きく色を変えずに、シルバーなどを組み合わせながらできるだけ明るい印象になるよう心がけています。
制作全体を通じて最大のポイントは、使用する塗料の選択だったと思います。
#2の塗装準備編でご紹介したとおり、クリスタルカラー、キャンディ塗装ともに、明るい色から濃い色まで選択肢がたくさんありましたが、今回の組み合わせが明るさと引き締まった印象を両立するよい組み合わせになりました。
塗装する色を決める上でこだわったポイントとしては、キャンディ塗装で使用する色をクリアカラー(ガイアノーツのクリアーパープル)とメタリックカラー(GSIクレオスのGXメタルバイオレット)の両方を使用したことです。
両方使用することで色合いの差だけでなく、メタリックの仕上がりの差にもつながりました。
次回以降も塗装準備の段階で、塗料サンプルを比較してから、塗装作業に進み、イメージ通りに仕上がるようにしていきたいと思います。
ソリッドカラーで使用したダークブルーイッシュパープルは、以前HG ナラティブガンダムを制作したときにブラックに近いグレーと組み合わせましたが、今回ホワイトと組み合わせても相性がよかったので、とても使い勝手のよい色だと感じています。
また、バックパック中央のパーツや展開するウイングのパーツ、ソードユニットなどは、自分のイメージを優先して、設定色と異なる色に塗装しましたが、このようなひらめきも大事だと思っています。
同じようなひらめきで選んだニューロンデカールも、相性がバッチリで、細かいシルバーの塗装やメタルパーツと相まって、明るい仕上がりに役立ちました。
HG ベギルベウは、ところどころ組み立てがキツめのところがありましたが、全体的には組み立てやすく、完成後ベイオネットを装備するととても攻撃的な雰囲気がとても映えるよいキットだったと思います。
トップコートやモデリングワックスなど、仕上げに時間はかかりますが、いずれ別のキットでもキャンディ塗装で制作したいと思っています。
塗装レシピ
- ガイアノーツ アルティメットホワイト
- ガイアノーツ Ex- ブラック
- GSIクレオス ダイアモンドシルバー
- ガイアノーツ クリアーパープル
- GSIクレオス GXメタルバイオレット
- ガイアノーツ エヴァダークグレー
- ガイアノーツ ダークブルーイッシュパープル
- ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォホワイト
- ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
- ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォ(グレー)
- GSIクレオス Mr.カラーレベリングうすめ液
- GSIクレオス GXラフシルバー
- タミヤ ペイントマーカー・クロームシルバー
- ガイアノーツ Ex- シルバー
- ガイアノーツ Ex- クリアー
- ガイアノーツ Ex- フラットクリアー
塗料の比較のみに使用したものはこちらです。
- GSIクレオス アメジストパープル
- GSIクレオス ムーンストーンパール
- GSIクレオス クリアパープル
- GSIクレオス クリアバイオレット
- GSIクレオス GXメタルパープル
- ガイアノーツ パープルバイオレット
使用したツール
- タミヤ 薄刃ニッパー(ゲートカット用)
- ゴッドハンド アルティメットニッパー
- ダイソー 整理トレー(大)
- ダイソー キューティクルプッシャー
- タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
- ダイソー スポンジやすり(細目)
- ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
- タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
- ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
- ゴッドハンド ショートパワーピンバイス
- ゴッドハンド ドリルビット5本組B
- ゴッドハンド スピンブレード
- ダイソー シードビーズ・シルバー
- 1mm メタルボール
- GMラインデカール ニューロン・シルバー
- タミヤ モデリングワックス
- タミヤ コンパウンド用クロス
- ダイソー ラインストーンシール・パープル
- タミヤ 瞬間接着剤・イージーサンディング
今回の制作で使用したキット
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は、「FULL MECHANICS レイダーガンダムをリサーキュレーションカラー・パープルで作る」仮組み編の記事を投稿する予定です。