ご覧いただき、ありがとうございます。
今回から2回に分けてRG エヴァンゲリオン零号機をサフレス塗装で制作します。
今回は塗装・完成編です。
- 仮組みレビュー(仮組みの印象や、キットの色分け、可動部分の紹介など)
- エヴァンゲリオン零号機の塗装に使用する色の組み合わせ
キットの配色をベースに、ライトグレーだけエヴァダークグレーに変えて塗装していくよ。
塗装前後で印象がどのように変わったか、ていねいにお伝えしようね。
使用するキット
エヴァンゲリオン零号機の塗装
塗装する色の組み合わせ
本当に細かく色分けされているので、ほぼ見た目どおりの色で塗装しますが、ライトグレーの部分だけ、濃い色にしてメリハリを出したいと思ったので、エヴァダークグレーを選んでいます。
- ホワイト フィニッシャーズ ファンデーションホワイト
- イエロー ガイアノーツ エヴァンゲリオンカラー・エヴァプロトイエロー
- ライトグレー ガイアノーツ エヴァダークグレー
- ダークグレー ガイアノーツ フレームメタリック1
- レッド ガイアノーツ ブライトレッド
- ブラウン GSIクレオス あずき色
- ライトグリーン GSIクレオス ルマングリーン
- ダークグリーン ガイアノーツ 暗緑色
- ビームライフル ガイアノーツ オリーブグリーン
サフレス塗装
今回は、サーフェイサーを使用せず、パーツにそのまま仕上げの色を塗装しています。
キットの色分けが優秀でサーフェイサーを塗装するのがもったいないと感じたことと、仮組みの時にパーツの合いがキツめで、塗装に厚みを持たせたくなかったことが理由です。
ボディカラーのサフレス塗装は初めてだから、塗膜が丈夫になるか心配しているよ。
サーフェイサーを省略する代わりに、1500番の紙やすりまで使って、ゲート跡などをキレイに整えているよ。
エアブラシで塗装する
エアブラシ塗装に使用するツール
エアブラシのハンドピースは、GSIクレオスのプロコンBOY・ダブルアクションエアブラシ・0.3mmを使用しています。
エアブラシの塗装では、塗料と溶剤の比率を1:1.5程度にしていることが多いので、ガンプラの制作では、ほぼこのハンドピースだけで塗装をしています。
コンプレッサーの圧力を調整することで、メタリックカラーやサーフェイサーの塗装も問題なく対応可能です。
コンプレッサーは、タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーを使用しています。
タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーは、出力が高いので、サーフェイサーや粒子の粗いメタリックカラーなどを均一に塗装できます。
また、夏季の湿度の高い時期など、こまめに水抜きをする必要があるので、水抜きが簡単にできるのも助かります。
ホワイト
ホワイトは、成型色が明るい色だったので、フィニッシャーズのファンデーションホワイトを塗装しています。
使うことが多いガイアノーツのアルティメットホワイトと色合いや明るさの違いを試すために選んでいるよ。
ファンデーションホワイトとアルティメットホワイトの明るさは、ほぼ同じくらいだね。
イエロー
イエローは、専用色のガイアノーツのエヴァンゲリオンカラー・エヴァプロトイエローを塗装しています。
ライトグレー
ライトグレーで成形されていたパーツは、濃い色のほうがメリハリが出ると感じたので、ガイアノーツのエヴァダークグレーを塗装しています。
濃い色を使ってホワイトのデカールがより映えるようにしているよ。
ダークグレー
骨組みなどに使われているダークグレーのパーツは、ガイアノーツのフレームメタリック1を塗装しています。
成形色もメタリック系の色だったので、フレームメタリック1を選んでいるよ。
レッド・ブラウン
レッドは、ガイアノーツのブライトレッド、ブラウンは、GSIクレオスのあずき色を塗装しています。
ライトグリーン・ダークグリーン
ライトグリーンは、GSIクレオスのルマングリーン、ダークグリーンは、ガイアノーツの暗緑色を塗装しています。
最終組み立て
デカールを貼った後、ガイアノーツのEx- フラットクリアー(ツヤ消し)を塗装しています。
なお、仮組みの時に撮影した画像と比較しながら、最終組み立てを進めていきます。
ボディ
フラットクリアーで色がが落ち着いていて、デカールやモールドのスミ入れで、メリハリが出ていると思います。
頭部
クリアパーツは、ボディ側の取り付け部分にシルバーを塗装してから取り付けています。
仮組みのとき、パーツの合いがキツめだったので、細かい部分の組み立てに不安を感じていましたが、問題なく組み立てることができています。
腕部
ライトグレーとダークグレーの濃度が逆になりましたが、違和感なくまとまっていると思います。
肩のフレームメタリック1の部分には、タミヤのスミ入れ塗料・ブラックでスミ入れをしています。
脚部
明るいファンデーションホワイトと濃いエヴァダークグレーの組み合わせで、はっきりしたコントラストになっています。
ライフル
ライフルは、ガイアノーツのオリーブグリーン、フレームメタリック1、GSIクレオスのあずき色で塗り分けています。
全パーツの塗装、デカール貼り、トップコート塗装、組み立てが完了しました。
完成レビュー
フロントビュー
配色はほぼキットの成型色を踏襲し、ライトグレーを濃い目のエヴァダークグレーに変更しただけですが、だいぶ引き締まった印象になり、重厚感も出ていると思います。
フラット仕上げの装甲とメタリックの関節などの色がコントラストになっているよ。
バストアップ
ワンポイントで塗装したレッドやブラウン、ライトグリーンも自然に溶け込んでいると思います。
サイドビュー
仮組みのときと変わらず、バランスがよいので、自立は安定しています。
リアビュー
背面にも細かくコーションデカールを貼っています。
スミ入れは頭部のほか、肩や胸の一部など、最小限にとどめているよ。
ポージング
関節の可動範囲が広く、バランスがよいので、アクションベースがなくても、ポージングが可能です。
塗装前後の比較
塗装前後を比較すると、グレーのパーツをエヴァダークグレーに変えただけで、引き締まった印象に変わったと思います。
トップコートの希釈割合を調整して、ほどよくしっとりした仕上がりにしているよ。
コーションやラインデカールを貼ったので、メカニカルな雰囲気も感じるね。
まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
前回記事のふりかえりでもお伝えしましたが、このキットは、本当に細かく色分けされているので、塗装をするのがもったいないと感じるほどでした。
今回の塗装では、ほぼキットの配色を踏襲し、ライトグレーをエヴァダークグレーに変更しただけですが、だいぶ引き締まった印象になったので、エヴァダークグレーを使用してよかったと思っています。
色を変えたおかげで、細かく貼ったデカールも、メリハリのある印象になったと思います。
概ね好みの色に仕上げることができたのですが、残念だったのが塗料(特にイエローとあずき色)が剥がれやすくなってしまったことです。
サーフェイサーを使用しなかったことや、塗料の性質、エアブラシ(口径)やコンプレッサー(圧力)の組み合わせなど、いろいろ原因があると思います。
本当は武器を持たせたり、いろいろなポーズをさせたかったので、とても残念です。
今後は、これまで通りサーフェイサーを塗装してから、仕上げの色を塗装しようと思います。
とはいえ、初めてのエヴァンゲリオン制作で、構造やプロポーションの違いなど、ガンプラと違った点が多く、楽しんで制作することができました。
昨年の映画公開時はほとんど見かけなくなっていたキットですが、最近は店頭で見かけることが多くなったように感じます。
キットそのまま、もしくはトップコート仕上げでも十分楽しめるキットだと思います。
いずれ、初号機や他の機体も入手できたら、制作してみたいと思っています。
塗装レシピ
- ホワイト フィニッシャーズ ファンデーションホワイト
- イエロー ガイアノーツ エヴァンゲリオンカラー・エヴァプロトイエロー
- ライトグレー ガイアノーツ エヴァダークグレー
- ダークグレー ガイアノーツ フレームメタリック1
- レッド ガイアノーツ ブライトレッド
- ブラウン GSIクレオス あずき色
- ライトグリーン GSIクレオス ルマングリーン
- ダークグリーン ガイアノーツ 暗緑色
- ビームライフル ガイアノーツ オリーブグリーン
- ガイアノーツ Ex- フラットクリアー
- タミヤ スミ入れ塗料・ブラック
使用したツール
- タミヤ・フィニッシングペーパー800番、1200番、1500番
今回の制作で使用したキット
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「RG トールギスEWをROBOT魂ゴーストガンダムカラーでリメイクする 」塗装準備編の記事を投稿する予定です。