ご覧いただき、ありがとうございます。
前回に続き、RG ガンダムエピオンをアストレイゴールドフレーム天ハナカラーで制作していきます。
今回は塗装編となります。
- 下地の塗装(サーフェイサーとマルチプライマー)
- エアブラシ塗装(ムーンストーンパール、ゴールド、メタリックレッドなど)
- 塗装した色の組み合わせチェック
今回、ホワイトやゴールドのサーフェイサーには、シルバーのサーフェイサーを使って、成型色に影響されない均一な仕上がりになるよう塗装していくよ。
ゴールドを3色使うから仕上がりの違いを画像を使ってていねいにお伝えしようね。
制作のモチーフとRG ガンダムエピオン・キットの内容
制作のモチーフ
モチーフは、プレミアムバンダイ限定で発売されている「RG 1/144 ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天(アマツ)ハナ」です。
通常の「RG 1/144 ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天(アマツ)ミナ」をベースに、成形色をホワイト&ゴールドに変更し、煌びやかな純白の機体を再現しているとのことです(プレミアムバンダイ商品ページより)。
RG アストレイゴールドフレーム天ミナ(天ハナカラー)
昨年、通常品のRG 1/144 ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天(アマツ)ミナを使用して、塗装で天ハナカラーを再現しています。
塗り分けや色合いなどは、下記の画像を参考に制作していきます。
昨年制作したときは、次の塗料を使って塗装しているよ。
- フィニッシャーズ ファンデーションホワイト
- ガイアノーツ パールコールドホワイト
- ガイアノーツ Ex- ゴールド
- ガイアノーツ スターブライトゴールド
- ガイアノーツ ブライトシルバー
- ガイアノーツ パールローズディープレッド
使用するキット
使用するキットは、2023年9月30日に発売されたRG 1/144 ガンダムエピオンです。
背中に大きなウィングを装備していて、両腕のクローや脚部などのフォルムから、どことなく似ているなと感じたアストレイゴールドフレームをモチーフに制作します。
レッドやネイビーからホワイト系に塗り替えるから、下地の塗装が重要になるね。
塗装イメージ
ガンダムエピオンのレッド(成型色)に濃淡の2色が使われているところを踏襲して、ボディカラーのホワイトは、パールホワイトと明るいシルバー系の色を組み合わせています。
ゴールドは、内部フレームなどのイエロー寄りのゴールドと、ボディ装甲のホワイト寄りのゴールドを使い分けています。
内部フレームをゴールドにするので、ボディのゴールドの割合は少なめにし、仕上げの工程でデカールやシールを使って色を追加する予定です。
アクセントカラーのレッドは暗めのパール、もしくはメタリックレッドを使います。
ツールと塗料のまとめ記事
RG ガンダムエピオン(アストレイゴールドフレーム天ハナカラー)の制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。
サーフェイサーを塗装する
サーフェイサーは、ガイアノーツのサーフェイサーを使用しています。
シルバー
今回の塗装では、ダークブルー、レッドの成型色からホワイトなどに塗り替えるパーツがたくさんあります。
ホワイトは成型色の色に影響されやすいので、仕上がりの色を揃えるために、シルバーのサーフェイサー(ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォシルバー)を塗装しています。
成型色の違いは完全にわからなくなったね。
ホワイトだけでなく、スターブライトシャンパンゴールド、スーパーゴールド2、GXレッドゴールドを塗装するパーツもサーフェイサー・エヴォシルバーを塗装しています。
ホワイトに合わせて明るい仕上がりにしたいので、シルバーのサーフェイサーを選んでいるよ。
MG Zガンダム Ver.KaとFULL MECHANICS フォビドゥンガンダムを制作したときも成型色を隠蔽する下地塗装を行っています。
ブラック
ピュアーメタリックレッドで塗装するパーツは、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックを塗装しています。
ピュアーメタリックレッドは暗めの仕上がりにしたいので、ブラックを選んでいるよ。
下地を塗装する(マルチプライマー)
ABS樹脂のヒートロッドは、そのまま塗装すると破損するリスクがあるので、ガイアノーツのガイアマルチプライマーを塗装します。
塗装を諦めるか迷ったけど、ガンダムエピオンのメイン武器なので、ホワイトに塗装することにしたよ。
塗装する色の組み合わせ
塗装する色
今回のRG ガンダムエピオン(アストレイゴールドフレーム天ハナカラー)塗装には、次の色を使用します。
- GSIクレオス ムーンストーンパール
- ガイアノーツ スターブライトシャンパンゴールド
- GSIクレオス スーパーゴールド2
- GSIクレオス GXレッドゴールド
- タミヤ ピュアーメタリックレッド
色の相性だけでなく、できるだけ今までに使ったことがない色から選んでいるよ。
色の組み合わせ
ベース色のホワイトは、ムーンストーンパールとスターブライトシャンパンゴールドを組み合わせます。
内部フレームのゴールドはGXレッドゴールド、ボディ装甲のゴールドはGXレッドゴールドを使います。
レッドは、ピュアーメタリックレッドを使って、RG アストレイゴールドフレーム天ミナ(天ハナカラー)と違いを出したいと思います。
塗装する色は、前回の#2塗装準備編で、塗料を比較してから決めているよ。
エアブラシで塗装する
エアブラシ塗装に使用するツール
エアブラシのハンドピースは、GSIクレオスのプロコンBOY・ダブルアクションエアブラシ・0.3mmを使用しています。
エアブラシの塗装では、塗料と溶剤の比率を1:1.5程度にしていることが多いので、ガンプラの制作では、ほぼこのハンドピースだけで塗装をしています。
コンプレッサーの圧力を調整することで、メタリックカラーやサーフェイサーの塗装も問題なく対応可能です。
コンプレッサーは、タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーを使用しています。
タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーは、出力が高いので、サーフェイサーや粒子の粗いメタリックカラーなどを均一に塗装できます。
また、夏季の湿度の高い時期など、こまめに水抜きをする必要があるので、水抜きが簡単にできるのも助かります。
アルティメットホワイト
ムーンストーンパールの下地には、ガイアノーツのアルティメットホワイトを塗装しています。
下地をシルバーにしているので、少し冷たさを感じる仕上がりになっているよ。
ムーンストーンパール
アルティメットホワイトの塗装が乾燥した後、GSIクレオスのクリスタルカラー・ムーンストーンパールを塗装しています。
きめ細かいパールの粒子でコーティングされて、よりツヤが増しているよ。
同じクリスタルカラーのダイアモンドシルバーはパールの粒子が粗く、ムーンストーンパールは、キメの細かいパールの仕上がりになっているよ。
ダイアモンドシルバーは、HG ベギルベウの制作で使用していますので、ご覧いただけると嬉しいです。
HG ベギルベウのボディカラーは、次の色を組み合わせています。
- GSIクレオス ダイアモンドシルバー
- ガイアノーツ クリアーパープル
- GSIクレオス GXメタルバイオレット
スターブライトシャンパンゴールド
ムーンストーンパールと穏やかなメリハリを出したい部分は、ガイアノーツのスターブライトシャンパンゴールドを塗装しています。
光の当たり具合によってシルバー寄りに見えたり、ゴールドが強くなったりするキレイな色になっているよ。
スーパーゴールド2
ボディのサブカラーのゴールドは、GSIクレオスのスーパーゴールド2を塗装しています。
スーパーゴールド2は、落ち着いたホワイト寄りのゴールドになっているよ。
GXレッドゴールド
内部フレームのゴールドは、GSIクレオスのGXレッドゴールドを塗装しています。
前回の#2の塗装準備編で色を比較したときよりも赤みを強く感じて、少しカッパーを感じる色合いになっているよ。
ピュアーメタリックレッド
アクセントカラーのレッドには、タミヤのピュアーメタリックレッドを塗装しています。
下地をブラックにしたから、暗めのあずき色のようなダークメタリックレッドになっているよ。
プライマリーメタリックブルー
ツインアイなどのクリアパーツは、ガイアノーツのプライマリーメタリックブルーを塗装しています。
塗装した色の組み合わせをチェックする
全パーツの塗装が完了したので、軽く組み合わせて色の組み合わせをチェックしています。
塗装イメージや塗料比較の想定に近く、ホワイトやゴールドは明るめの仕上がりで、レッドがアクセントになっていると思います。
バックパックのウイングは、ムーンストーンパールとスターブライトシャンパンゴールドで穏やかなメリハリを出しているよ。
モチーフのアストレイゴールドフレームに合わせて、左右で腕の色を変えているよ。
まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
今回の塗装の最初のポイントは、サーフェイサーにシルバーを使ったところです。
本文でも触れましたが、ダークブルー、レッドの成型色からホワイトなどに塗り替えるパーツがたくさんあったので、シルバーのサーフェイサー、アルティメットホワイト、ムーンストーンパールの順に塗装しています。
なお、前回制作したFULL MECHANICS フォビドゥンガンダムや、MG Zガンダム Ver.Kaのときはシルバー、ホワイトのサーフェイサー、本番の色の順に塗装していました。
今回は仕上げの色とトップコートの間にムーンストーンパールを挟む(塗装回数が1回多い)ので、塗膜の厚みが気にならないよう、シルバーのサーフェイサーにしています。
ABS樹脂のヒートロッドは、マルチプライマーを下地にして、ホワイトを塗装することにしました。
小さなパーツが繋がっている繊細な構造なので、塗装を見送って本体のみを塗装することも考えましたが、ガンダムエピオンのポイントの一つなので、本体と同じホワイトに塗装します。
マスキングや筆塗りで2色目を重ねるのは不安なので、ホワイト一色で塗装し、ゴールドのシールなどで色を加える予定です。
ムーンストーンパールは、パール粒子が細かく穏やかな仕上がりです。
アストレイゴールドフレーム天ハナは女性パイロットなので、ムーンストーンパールを選んでいます。
ベギルベウは、どこか異星人のような攻撃的な印象を受けたので、粒子が粗めで強さを感じるダイアモンドシルバーを選んでいました。
ムーンストーンパールとダイアモンドシルバーはよく似た色合いですが、パール粒子の差で仕上がりの印象に差があるので、うまく使い分けていきたいと思います。
最後に少し組み立てて色のバランスをチェックしていますが、概ねイメージ通りの仕上がりになっています。
次回はゴールドのシールなどを使って色を追加し、より華やかな雰囲気になるよう作業を進めていきます。
塗装レシピ
- ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォシルバー
- ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
- ガイアノーツ アルティメットホワイト
- GSIクレオス ムーンストーンパール
- ガイアノーツ スターブライトシャンパンゴールド
- GSIクレオス スーパーゴールド2
- GSIクレオス GXレッドゴールド
- タミヤ ピュアーメタリックレッド
- ガイアノーツ プライマリーメタリックブルー
塗料の比較のみに使用したものはこちらです。
- ガイアノーツ ブライトシルバー
- ガイアノーツ Ex- ゴールド
- GSIクレオス スーパーリッチゴールド
- GSIクレオス GXブルーゴールド
- ガイアノーツ スターブライトゴールド
使用したツール
- ゴッドハンド 片刃ニッパーST
- ゴッドハンド アルティメットニッパー
- ダイソー 整理トレー(大)
- タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
- ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
今回の制作で使用したキット
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「RG ガンダムエピオンをアストレイゴールドフレーム天ハナカラーで作る」仕上げ編の記事を投稿する予定です。