ご覧いただき、ありがとうございます。
今回から、メルカリで入手した中古品のMG ガンダムF91をMETAL BUILDハリソン・マディン機カラーでリメイクします。
初回は仮組み編となります。
モチーフは、メタリックのような深い光沢のあるネイビーがとてもキレイだから、できるだけ塗装で再現してみます。
エクストラフィニッシュ仕上げのパーツの塗装落としにチャレンジします。
制作のモチーフとメルカリで入手したキット
制作のモチーフ
モチーフは、METAL BUILD ガンダムF91(ハリソン・マディン機)で、魂ネイション2017の限定商品ということで、現在は入手困難になっています。
ハリソン・マディン専用機は、MG、HGでも商品化されていますが、そのどちらとも異なる、メタリックのような光沢のあるネイビーの仕上がりになっています。
今回は、メルカリで入手したキットをベースに、できるだけ塗装で近づけていきたいと考えています。
メルカリで入手したキット
今回の制作に使用したキットは、MG 1/100 ガンダムF91 ver.2.0(通常カラー)で、価格は2,200円でした。
欠損品は多いですが、定価の約半額で、ライフルやヴェスバーなど、特徴的なパーツは揃っているので、リメイクの素材としては十分だと思っています。
- 製作状態 素組み、ランナーカット跡はデザインナイフ仕上げ、シール貼り付け済み
- 素材の状態よい、カット跡に多少黄ばみ、ホコリあり、関節状態大変よい
- 手首の差し替え、バズーカ、可変タイプと固定タイプの開口フェイスは欠損
仮組みレビュー
フロントビュー
全体にしなやかなフォルムになっていて、それまでのガンダムシリーズの角張ったデザインから変わり、その後のガンダムシリーズの機体につながるデザインになっているように思います。
色分けはシンプルですが、要所にイエローやグレーが配置されていて、メリハリを感じます。
バストアップ
ホディ中央はスリットになっていて、内部のエクストラフィニッシュ(ゴールド)のパーツが見えるようになっています。
ツインアイとアンテナ上部はクリアパーツが使われています。
リアビュー
F91の特徴的な装備である背中の2本のヴェスバーは、取付角度の調整や内部パーツの展開ができるようになっています。
バックパック中央のゴールドもエクストラフィニッシュのパーツになっています。
サイドビュー
F91のもう一つの特徴であるビームシールドは、クリアパーツになっています。
肩の内側には、3本のフィンが隠れています。
脚のグレーのパーツの内側も、ゴールドのエクストラフィニッシュのパーツが見えるようになっています。
脚は、前世代のガンダムに比べると、しなやかなフォルムをしています。
塗装に備えて分解する
説明書は付属していないので、バンダイのWEB取説ベージを参考に分解します。
頭部
イエローのアンテナは、左右独立した構造になっており、とても繊細なので慎重に分解しています。
フェイスオープン状態も再現できますが、今回使用する中古品ではパーツが欠損しているので、通常フェイスのみです。
バルカンは、イエローの別パーツで表現されています。
ボディ
ボディ部分は、ブルー、ホワイト、グレー、イエローなど、複雑な形状になっています。
ボディは、中央のスリットのパーツを左右のパーツで挟み込むような構造になっていますが、説明書では少し分かりづらかったので慎重に分解しています。
腕
腕の形状は左右で異なっていて、ビームシールドを取り付ける左腕は、右腕より大きいパーツになっています。
両肩の91のマーキングは、シールで表現されています。
腰
腰の前掛けの部分は、グレーのスリットやレッド、イエローなど細かい塗り分けになっています。
ウエストはかなり絞られたフォルムをしています。
脚
脚の中央にグレーの縦ラインが入っているのが特徴的で、後部の3枚のフィンは展開することができます。
バックパック
ヴェスバーも複雑な形状で、細長いパーツが多く、組み立てや分解には注意が必要です。
ビームライフル
ビームライフルは、グレーのパーツに、ホワイトの部分を上から被せる形になっています。
汚れやホコリが付着していたので、分解が完了したら、百均(ダイソー)の粉ふるいを使って洗浄しています。
塗装前の加工をする
ゲート跡の処理
塗装作業のために、いったん分解してゲート跡をタミヤのフィニッシングペーパー、600・800番で消していきます。
過去記事でもご紹介したとおり、紙やすりは、画像のように百均(ダイソー)のウッドブロックに同じく百均(ダイソー)の強力スポンジ両面テープ(幅15mm)で貼り付けて使用しています。
モールドの彫り直し
彫りが甘いラインモールドは、スジボリ堂のBMCタガネ2.0mmなどで彫り直しています。
マスキングで塗り分ける予定の部分は、ハセガワのモデリングスクライバー(けがき針)とスジボリ堂のBMCタガネ2.0mmでラインを明確にしています。
モールドの追加
シールを貼っている状態だとあまり感じなかったのですが、剥がすと肩の前後のパーツがあっさりし過ぎている感じがしたので、簡単にラインモールドを追加しています。
ハイキューパーツのスジボリ用ガイドテープ(6mm)やスジボリ堂のエッチングガイドを使用してラインを彫っています。
最後に、ゴッドハンドの目立てヤスリ(右手向き)でラインを整えています。
エクストラフィニッシュのパーツ
エクストラフィニッシュのパーツは、シルバーに塗り替えたいので、GSIクレオスのMr.カラーうすめ液に浸けて色を剥がします。
パーツの色の上にゴールドが塗装されているから、うすめ液に浸けると塗料部分が剥がれます。
うすめ液に浸けて2、3分でキレイに色が落ち、オレンジイエローのパーツになりました。
まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
入手したF91は、欠損パーツは多いものの、洗浄してホコリを落としたら、状態は非常によいものでした。
お得な価格で、F91を入手できたので、色を塗り替えて作りたいと思い、以前からカッコいいなあと思いながらも入手できなかったMETAL BUILDのF91にしようと思いました。
最近のガンダムシリーズのように、バックパックの大きなウイングなどの派手さはありませんが、しなやかな手足やシェイプされたボディなど、スタイルがとても好みです。
ちょっと意外だったのは、肩のパーツで、シールを剥がすとモールドのない、白い部分があっさりし過ぎている感じがしたので、モールドを追加して、塗装の際はラインに沿って色を塗り分けようと思います。
紛失した脚のパーツは、他サイト様で紹介されている百均のおゆまる(粘土)とレジンを使って複製しようとも思いましたが、ちょうど他のキットで破損したパーツがあったので、一緒に注文しました。
不足しているパーツだけをネットで注文できる仕組みで、とてもありがたいのですが、キットによっては在庫がないものもあり、再生産のタイミングなどを待つ必要があることは注意が必要です。
メッキパーツと異なり、エクストラフィニッシュのパーツは、溶剤に浸けるだけで色が落ちたので、助かりました。
メッキパーツの色落としもいずれ挑戦しようと思います。
次回は、ネイビーやイエローなど、塗装する色をいくつか比較してから、下地塗装などの作業を進めていきます。
使用したツール
- タミヤ フィニッシングペーパー800番
- スジボリ堂 BMCタガネ2.0mm
- ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
- スジボリ堂 BMCタガネ2.0mm
- ハイキューパーツ スジボリ用ガイドテープ(6mm)
- スジボリ堂 エッチングガイド
- ゴッドハンド 目立てヤスリ(右手向き)
- GSIクレオス Mr.カラーうすめ液
今回の制作で使用したキット
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「MG ガンダムF91をMETAL BUILDハリソン・マディン機カラーでリメイクする」塗装準備編の記事を投稿する予定です。