MG ガンダムF91を METAL BUILD ハリソン・マディン機カラーでリメイクする #3 塗装編

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ハリソン・マディンF91のアイキャッチ

今回もご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、MG ガンダムF91をMETAL BUILDハリソン・マディン機カラーでリメイクしています。

今回は塗装編となります。

この記事の内容
  • 仕上げの色の比較と使用する色の決定
  • 本番の塗装(エアブラシ)
  • マスキング

今回は使用する色を決める前にいくつかのネイビー、イエローの色を比較するよ。

後半では、マスキングで塗り分けたパーツと塗装の手順をていねいにご紹介しようね。

目次

制作のモチーフとメルカリで入手したキット

制作のモチーフ

モチーフは、METAL BUILD ガンダムF91(ハリソン・マディン機)で、魂ネイション2017の限定商品ということで、現在は入手困難になっています。

メルカリで入手したキット

入手したMG F91の状態
  • 製作状態 素組み、ランナーカット跡はデザインナイフ仕上げ、シール貼り付け済み
  • 素材の状態よい、カット跡に多少黄ばみ、ホコリあり、関節状態大変よい
  • 手首の差し替え、バズーカ、可変タイプと固定タイプの開口フェイスは欠損
ハリソン・マディンF91塗装前レビューのフロントビュー

使用する塗料を決める(ネイビー・イエローの比較)

今回は、塗装を始める前に、モチーフに近いかなと思う色をいくつか用意して、比較してから作業を進めています。

モチーフのMETAL BUILD F91が光沢感が強い仕上がりになっていたので、メタリック系、パール系の色を中心に候補を選んでいます。

用意した塗料

今回、塗装する色の候補として用意したのは缶スプレー2種類と、通常ボトルの3種類です。

れもんは、メタリックやパールカラーではないけど、モチーフの色に近い色として選んでいます。

比較に用意した塗料のリスト
  • タミヤ ディープメタリックブルー(缶スプレー)
  • タミヤ パールイエロー(缶スプレー)
  • フィニッシャーズ ロッシブルー
  • ガイアノーツ プリズムブルーブラック
  • ガイアノーツ メカトロヴィーゴカラー・れもん
ハリソン・マディンF91のボディカラーで使用する色の比較
用意した缶スプレー塗料2種類
ハリソン・マディンF91のボディカラーで使用する色の比較
用意したボトル塗料3種類

ネイビーの比較

ネイビーは、左からディープメタリックブルー、ロッシブルー、プリズムブルーブラックの順です。

候補の3色の印象は次のとおりです。

  • プリズムブルーブラックは、光の当たる角度によってブラックの中にネイビーを感じる深みのある色
  • 缶スプレーのディープメタリックブルーは、それほどメタリック感を強く感じない
  • ロッシブルーは、キャンディ塗装のようなメタリックカラー
ハリソン・マディンF91のボディカラーで使用する色の比較

イエローの比較

イエローは、左からパールイエロー、れもんの順です。

パールイエローはパールの感じがよく出ていて、れもんはMETAL BUILDの色よりも明るい色のように感じます。

ハリソン・マディンF91のボディカラーで使用する色の比較

今回使用する色

ネイビー、イエローそれぞれの色の比較をふまえ、今回使用する色を決めています。

使用した塗料のリスト
  • フィニッシャーズ ロッシブルー(明るいネイビー、ボディのメインカラー)
  • ガイアノーツ プリズムブルーブラック(濃いネイビー、ボディのサブカラー)
  • タミヤ TS-97 パールイエロー(ボディのアクセントカラー)
ハリソン・マディンF91のボディカラーで使用する色

塗装前に塗料比較を行った制作は、下記の記事にまとめています。

エアブラシで塗装する(一層目)

今回の制作は、メタリックやパールカラーで、グロス(光沢)仕上げにするため、一層目に光沢の色を塗装します。

ブラック

ロッシブルーとプリズムブルーブラックの一層目は、ガイアノーツのピュアブラックを塗装しています。

ピュアブラックを塗装したハリソン・マディンF91のパーツ

イエロー

イエローは、パーツの画像を撮り忘れてしまったのですが、一層目にれもんを塗装しています。

ハリソン・マディンF91のボディカラーで使用する色

レッド

レッドの一層目は、ガイアノーツのブライトレッドを塗装しています。

ブライトレッドを塗装したハリソン・マディンF91のパーツ

エアブラシで塗装する(仕上げの色)

ロッシブルー

明るいネイビー(ボディのメインカラー)は、フィニッシャーズのロッシブルーを塗装しています。

塗料比較のとおり、キャンディ塗装のような美しいメタリックブルーだよ。

ロッシブルーを塗装したハリソン・マディンF91のパーツ

特に丸みのあるパーツでは、メタリックブルーの美しさがよくわかります。

ロッシブルーを塗装したハリソン・マディンF91のパーツ
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プリズムブルーブラック

濃いネイビー(ボディのサブカラー)は、ガイアノーツのプリズムブルーブラックを塗装しています。

プリズムブルーブラックを塗装したハリソン・マディンF91のパーツ

プリズムブルーブラックも、丸みのあるパーツだと色の変化がよくわかります。

プリズムブルーブラックを塗装したハリソン・マディンF91のパーツ

パールイエロー

缶スプレーのパールイエローもエアブラシで塗装したいので、事前準備をします。

  • 紙コップを画像のように潰し、2つの口を作る
  • 一方の口にスプレーで塗料を吹き、もう一方の口からスプレーのガスが抜けるようにする
  • 紙コップに塗装に必要な量が溜まるまでスプレーを続ける
  • 塗料は希釈せず、そのままエアブラシで塗装する
缶スプレー塗料をエアブラシで塗装する手順その1
2つの口を作る
缶スプレー・パールイエローをエアブラシで塗装する手順2
もう一方の口からスプレーのガスが抜けるようにスプレーする
缶スプレー・パールイエローをエアブラシで塗装する手順3

紙コップに塗料を出した後、スプレーのガスが抜けるまでしばらく置いてから、エアブラシで塗装しています。

塗料は希釈せず、そのまま使用しているよ。

パールイエローを塗装したハリソン・マディンF91のパーツ

パールイエローも、丸みのあるパーツだとパール感がよくわかります。

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パールプレミアムレッド

レッドは、ガイアノーツのパールプレミアムレッドを塗装しています。

パールプレミアムレッドを塗装したハリソン・マディンF91のパーツ

フラットシルバー

シルバーは、ガイアノーツのフラットシルバーを使用しています。

内部フレームのフラットブラックと仕上がりが同じになるようにしているよ。

アンテナなどの外に出る部分のシルバーは、ほかのボディ部分と一緒に光沢のトップコートを塗装するつもりだよ。

シルバーを塗装したハリソン・マディンF91のパーツ

マスキングで塗り分ける

今回は、マスキングをする部分が多く、塗る手順に時間がかかるものもあるので、慎重に作業していきます。

ロッシブルーとプリズムブルーブラック

ボディ部分のパーツは、ロッシブルーを塗装した後、マスキングしてからプリズムブルーブラックを塗装しています。

マスキングしたハリソン・マディンF91のボディのパーツ
マスキングで塗り分けたハリソン・マディンF91のボディのパーツ

肩のパーツの塗装手順も同じですが、追加したモールドに沿って、肩上の細かい部分も塗り分けています。

マスキングしたハリソン・マディンF91の肩のパーツ
マスキングで塗り分けたハリソン・マディンF91の肩のパーツ

腰のパーツの塗装手順も同じで、スリットの部分にイエローやグレーのパーツが入るから、メリハリのある仕上がりになると思います。

マスキングしたハリソン・マディンF91の腰のパーツ
マスキングで塗り分けたハリソン・マディンF91の腰のパーツ

ロッシブルーとパールイエロー

ボディ側面のパーツは、イエロー→マスキング→ネイビーの順で塗装しています。

マスキングで塗り分けたハリソン・マディンF91のボディのパーツ

ロッシブルー・プリズムブルーブラック・パールイエロー

ロッシブルー・プリズムブルーブラック・パールイエロー3色で塗り分ける脚のパーツの塗装手順は、次のとおりです。

  • イエローの塗装(サーフェイサー、れもん、パールイエローの順)
  • 塗装したイエローの部分をマスキングし、残りの部分をピュアブラックで塗装(イエローのマスキングは剥がさない)
  • ロッシブルーの部分を塗装
  • ロッシブルーの部分をマスキングし、プリズムブルーブラックを塗装
マスキングで塗り分けたハリソン・マディンF91の脚のパーツ

概ねキレイに仕上がったので、よかったと思います。

マスキングで塗り分けたハリソン・マディンF91の脚のパーツ

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

今回のふりかえり

今回の1つ目のポイントは、塗装する色の選択で、店頭や塗料メーカーのカラーチャートなどを参考に、候補の色を選びました。

特にプリズムブルーブラックは、購入してから使用機会がなく、どのような色になるかとても楽しみでした。

当初は、プリズムブルーブラックをメインカラーにすることも考えましたが、フィニッシャーズのロッシブルーが予想以上に美しい色だったので、これをメインの色にすることにしました。

フィニッシャーズの塗料は、主にカーモデル用に調色されているようですが、ほかにも色合いの異なるメタリックブルーなどもあるので、いずれほかの色も試してみたいと思っています。

イエローは、ボトルの塗料で適当なものがあればよかったのですが、見当たらなかったので、ご紹介した手順で塗装しています。

難しい作業ではないと思いますが、缶スプレー特有の強い匂いや塗料の飛び散りには十分ご注意ください。

また、塗料を紙コップに出した後、すぐに塗装してしまうとうまく塗装ができないので、しばらく時間を置いてからお試しください。

ロッシブルーの塗装では、1度目に塗装したとき、スプーンで試した美しいメタリック感がまったく出なかったので、一からやり直しました。

ハンドピースの選択、コンプレッサーの圧力設定、塗装の吹き方など、まだまだ勉強が必要だなと感じています。

もう1つのポイントは、マスキングで、これまでこのサイトでご紹介した制作の中で最も手間と時間がかかりました。

細かい部分が多いこと、イエローから濃淡のネイビーまで3色で塗り分けるパーツがあったことが理由ですが、概ねキレイに仕上がったので、苦労してよかったと思っています。

次回は、スミ入れ、デカール、トップコートなどの仕上げになりますので、引き続き、慎重に作業を進めていきます。

塗装レシピ

メモ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォレモンイエロー
  • ガイアノーツ サーフェイサー・NAZCA ピンクサフ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • タミヤ TS-53 ディープメタリックブルー
  • タミヤ TS-97 パールイエロー
  • フィニッシャーズ ロッシブルー
  • ガイアノーツ プリズムブルーブラック
  • ガイアノーツ メカトロヴィーゴカラー・れもん
  • ガイアノーツ パールプレミアムレッド
  • ガイアノーツ フラットシルバー

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • タミヤ TS-53 ディープメタリックブルー

エアブラシ塗装に使用するツール

エアブラシのハンドピースは、GSIクレオスのプロコンBOY・ダブルアクションエアブラシ・0.3mmを使用しています。

エアブラシの塗装では、塗料と溶剤の比率を1:1.5程度にしていることが多いので、ガンプラの制作では、ほぼこのハンドピースだけで塗装をしています。

コンプレッサーの圧力を調整することで、メタリックカラーやサーフェイサーの塗装も問題なく対応可能です。

コンプレッサーは、タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーを使用しています。

タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーは、出力が高いので、サーフェイサーや粒子の粗いメタリックカラーなどを均一に塗装できます。

また、夏季の湿度の高い時期など、こまめに水抜きをする必要があるので、水抜きが簡単にできるのも助かります。

ハンドピース、コンプレッサー以外の塗装環境は、下記の記事に詳しく掲載しています。

使用したツール

メモ
  • タミヤ フィニッシングペーパー800番
  • スジボリ堂 BMCタガネ2.0mm
  • ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ2.0mm
  • ハイキューパーツ スジボリ用ガイドテープ(6mm)
  • スジボリ堂 エッチングガイド
  • ゴッドハンド 目立てヤスリ(右手向き)
  • GSIクレオス Mr.カラーうすめ液
  • タミヤ 瞬間接着剤・イージーサンディング

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は「MG ガンダムF91をMETAL BUILDハリソン・マディン機風カラーでリメイクする」仕上げ編の記事を投稿する予定です。

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