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前回に続き、MG モビルジンをミゲル・アイマン専用機カラーで制作していきます。
今回は塗装編となります。
今回の主な内容
- iPadアプリを使用した塗装イメージ(塗り分けの下絵)の作成
- エアブラシ塗装(使用した塗料、マスキングの塗り分け)

今回はiPadのアプリで塗装イメージを作成し、塗り分ける部分を明確にしてから、塗装に入っていくよ。
キットの成形色と全く異なる塗装で仕上げるから、塗装イメージを作っておくと失敗が少ないね。

制作のモチーフと使用するキット
制作のモチーフ
制作のモチーフは、機動戦士ガンダムSEEDに登場したミゲル・アイマン専用機のモビルジンで、HGで2004年5月に商品化されていますが、現在は、入手しづらくなっています。
今回は、このHGキットの色分けをベースに、マスキングで塗り分けを追加するなど、自分なりの工夫を加えて制作していきたいと思います。
使用するキット
制作に使用するキットは、MG 1/100 モビルジンです。
2021年4月発売と比較的新しいキットですが、他の最近発売されたものよりは、店頭で見かける機会が多いと思います。
iPadのアプリで塗装イメージを作る(SengaChanとibisPaintX)
今回の制作では、HGで発売されているミゲル・アイマン専用機のモビルジンを参考にしましたが、HGと同じ塗り分けにするよりも、色を追加して仕上げたいと思い、塗装前に簡単な塗装イメージを作成しています。

塗り分けのポイントは、イエローやホワイトの一部を、濃淡のイエローで塗り分けるところだよ。
ウイングや脚の部分は、マスキングで塗り分けるよ。

制作のモチーフ(画像)紹介のためにAmazonへのリンクを貼っていますが、定価より価格が高くなっているので、ご注意ください。
塗装イメージは、SengaChan(iOS版のみ)とibisPaintXというアプリを使用して作成しています(どちらも無料でインストール可能)。
ご紹介するアプリは、自己責任でインストール、ご使用ください。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。
塗装イメージの作成手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。
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iPadのアプリ(SengaChan・ibisPaintX)を使用してガンプラの塗装イメージ(下絵)を作る
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SengaChan(線画を抽出する)
- SengaChanで画像から線画を抽出し、画像を保存する
- モードとシャープネス、しきい値を設定する(モードを「分割」、シャープネスを「中」か「高」、しきい値を「低」に設定)
- 線画を保存し、SengaChanを終了する

ibisPaintX(線画を加工する)
- 先ほど保存した線画をibisPaintXで開く
- 黒側と白側の色を調整して線画の輪郭線をできるだけ明確にする
- 保存ボタンを押していったん画像を保存する
- 保存した画像の途切れている輪郭線をブラシでつなぐ(この作業が不十分だと隣の部分まで同じ色に塗りつぶされる)

ibisPaintX(線画に色を入れる)
- 作業レイヤーを追加し、輪郭線のレイヤー1、塗りつぶしに使うレイヤー2を追加する
- 塗りつぶしを使って、レイヤー2の輪郭線の内側を塗りつぶす
- 塗りつぶしが完了したら、レイヤー1とレイヤー2を入れ替え、輪郭線が前面になるようにする
- PNG保存を選び、ibisPaintXを終了する

塗装する色の組み合わせ
前回の#1仮組み・塗装準備編で決めたMG モビルジンのミゲル・アイマン専用機風カラーの塗装に使用する色は、次のとおりです。
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【ガンプラ全塗装】MG モビルジンをミゲル・アイマン専用機カラーで作る #1 仮組み・塗装準備編
当ページのリンクには、広告が含まれています。 ご覧いただき、ありがとうございます。 今回から3回に分けて、MGモビルジン ...
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エアブラシで塗装する
塗装はすべてエアブラシ(別途記載あるものを除く)で、使用しているツールや作業環境は、下記リンクをご覧ください。
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【Akabako Factory】ガンプラなどの塗装に使用しているエアブラシ・コンプレッサー・塗装ブース
本ページはアフィリエイト広告を利用しています。 ご覧いただき、ありがとうございます。 今回は、ガンプラなどの塗装に使用し ...
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塗料の希釈には、GSIクレオスのMr.カラーレベリングうすめ液を使用し、希釈割合は塗料1に対し、溶剤1.5くらいです。
サーフェイサー
サーフェイサーは、イエローのパーツがガイアノーツのサーフェイサー・エヴォレモンイエロー、ホワイトとグリーンのパーツがガイアノーツのサーフェイサー・エヴォホワイト、レッドのパーツは、NAZCAピンクサフを使用しています。
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【Akabeko Factory】ガンプラなどの制作に使用しているサーフェイサー・トップコート
本ページはアフィリエイト広告を利用しています。 ご覧いただき、ありがとうございます。 今回は、塗装の下地として使用してい ...
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イエロー(ベースカラー)
ベースカラーの薄いイエローは、ガイアノーツのエヴァンゲリオンカラー・エヴァプロトイエローを塗装しています。

エヴァプロトイエローは、グレーを感じる少しグレーを感じる色になっているよ。

イエロー(濃いめの色)
サブカラーの濃いめのイエローは、ガイアノーツの橙黄色を塗装しています。
さらにオレンジが強いビビッドオレンジなどよりも、落ち着いた組み合わせになる橙黄色を選んでいるよ。


ホワイト
ホワイトは、ガイアノーツのニュートラルグレーIを塗装しています。

他の明るいホワイトと比べると、少し黄色みのあるグレーが入っている色という印象だよ。

レッド
ボディ各所のアクセントになっているレッドは、ガイアノーツのブライトレッドを塗装しています。

グリーン
バックパック(ウイング)の一部は、GSIクレオスのルマングリーンで塗装します。
イエローやホワイトとあわせて、穏やかな色合いのルマングリーンを選んでいるよ。


グレー
グレーは、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックとメカサフ・スーパーヘヴィを1:1で調色したものを塗装しています。

キットの成形色ではプラックで表現されていた部分は、イエローと組み合わせると、ブラックが強過ぎると感じたので、調色したグレーで塗装しているよ。

ガンメタ
内部フレームのパーツは、ガイアノーツのフレームメタリック1を塗装しています。
フレームメタリック1は1500番までのやすり(タミヤのフィニッシングペーパー)で表面を整えてから、そのままパーツに塗装しているよ。


マスキングで塗り分ける
塗装が完了したら、マスキングでエヴァプロトイエローと橙黄色に塗り分けています。


全パーツの塗装とマスキングが完了しました。

MG モビルジン(ミゲル・アイマン専用機カラー)は、2022年に制作した作品の中で第3位に選んでいます。
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【Akabeko Factory】2022年に制作したガンプラなどのふりかえり
当ページのリンクには、広告が含まれています。 ご覧いただき、ありがとうございます。2022年最後の記事になります。 今回 ...
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まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
今回の制作では、ボディカラーを2色で塗り分けたかったので、SengaChan(ios版のみ)とibisPaintXを使用して塗装イメージを作成しています。
このアプリを使用するのは初めてでしたが、塗り分ける部分やマスキングが必要な部分を具体的に把握することができました。
色を決める塗りつぶしの前の線画抽出と加工に手間がかかりますが、今後もカスタムカラーで制作するときは、塗装イメージを作成したいと思います。
塗装は、前回決めた色の組み合わせと、作成した塗装イメージに沿って順調に作業が進みました。
エヴァプロトイエローは、想定していた少しグレーの入ったイエローに仕上がったので、使用してよかったと思います。
その他のホワイトやグリーンなども比較的落ち着いた色なので、自然にまとまっています。
現時点では、よくまとまっていると思うので、次回はデカールやメタルパーツで仕上げた後、完成レビューをお届けします。
塗装レシピ
塗料の比較のみに使用したものはこちらです。
- ガイアノーツ サンシャインイエロー
- ガイアノーツ オレンジイエロー
- ガイアノーツ ビビッドオレンジ
使用したツール
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は、「MG モビルジンをミゲル・アイマン専用機カラーで作る」仕上げ・完成の記事を投稿するを投稿する予定です。