MG Zガンダム Ver.KaをRG リミテッドカラーで作る #3 塗装準備編

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全塗装MGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーアイキャッチ3

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、MG Zガンダム Ver.KaをRG リミテッドカラーで制作していきます。

今回は塗装準備編となります。

目次

制作のモチーフと使用するキット

制作のモチーフ

制作のモチーフは、RG 1/144 Zガンダム RG リミテッドカラーです。

2017年にプレミアムバンダイ限定で発売され、現在では入手困難になっているので、MG Zガンダム Ver.Kaを使って再現したいと思っています。

単純なブルーの色違いではなく、レッドやブラックの部分もブルーになっているところが多く、全体的に明るい印象になっています。

ブルーは、ライトブルーをベースにスプリッター迷彩をシールで表現するようになっていますが、今回はマスキングで塗り分ける予定です。

使用するキット

使用するキットは、2023年4月23日に発売されたMG 1/100 Zガンダム Ver.Kaです。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(仮組みレビュー)2
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
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塗装前の加工をする

加工や塗装に備えていったん分解し、塗装する色ごとに仕分けてから、ゲート跡の処理とラインモールドの彫り直しを行っています。

分解する

分解したパーツを、モチーフのRG 1/144 Zガンダム RG リミテッドカラーの画像を参考に、塗装する色ごとに仕分けています。

ブルーのスプリッター迷彩で塗装するパーツを仕分けてみると、成型色がブルーのパーツの他にレッドやブラックのパーツが含まれているので、そのまま塗装すると仕上がりの色に差が出る心配があります。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(ブルーで塗装するパーツ)
ブルー(スプリッター迷彩)で塗装するパーツ

同様にホワイトで塗装するパーツにも、成型色がホワイトのパーツの他、レッドやブルーのパーツが含まれています。

サーフェイサーの塗装だけでは下地の色が透ける心配があるので、次回の塗装編でもうひと工夫加えてみます。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(ホワイトで塗装するパーツ)
ホワイトで塗装するパーツ

分解したパーツは、百均(ダイソー)の整理トレー(大)で、塗装する色ごとに仕分けしています。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(分解したパーツ)

ゲート跡を消す

ゲート跡をプロクソンのペンサンダーや、タミヤのフィニッシングペーパー、600・800番で消していきます。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(ゲート処理)1
処理前
全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(ゲート処理)2
処理後

過去記事でもご紹介したとおり、紙やすりは、画像のように百均(ダイソー)のウッドブロックに同じく百均(ダイソー)の強力スポンジ両面テープ(幅15mm)で貼り付けて使用しています。

プレミアムバンダイ限定のシャア専用ペンサンダー
ペンサンダー
ガンプラのゲート跡や合わせ目消しに使用する百均のツール
紙やすり・百均ツール

組み立てや塗装前加工に使用している百均ツールは、下記の記事もご覧ください。

ラインモールドを彫り直す

仕上げの段階でスミ入れがキレイに入るように、脚部のパーツのラインモールドをハセガワのモデリングスクライバー(けがき針)スジボリ堂のBMCタガネ0.15mmを使って彫り直しています。

本来のモールドに比べると、軽く陰影をつけたいラインなので、細めのBMCタガネ0.15mmを使っています。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(モールド彫り直し)1

胸部やバックパックの角になっている部分も、キレイにスミ入れが入るようにラインを彫っています。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(モールド彫り直し)2

塗料を比較する(ライトブルー)

スプリッター迷彩で使用する色を決めるために、ライトブルー系の塗料を4種類比較した後、ブルーと組み合わせた迷彩のサンプルを作成して、塗装する色の組み合わせを見つけていきます。

塗料の比較は、百均のクリアスプーンに、サーフェイサー、比較する色の順に塗装した状態で行っています。

できるだけ実際の色に近くなるよう画像を調整していますが、使用するモニター等の環境により、本文の説明と異なっていたり、色の違いが分かりづらい場合があります。

また、それぞれの色の説明は、筆者が感じた印象となりますので、ご了承ください。

用意した塗料

ライトブルー系の比較に用意したライトブルー系の塗料は次の4種類です。

ニュートラルなライトブルーに加えて、少しパープル寄りのMSライトブルーと風蒼を候補にしているよ。

ライトブルーの比較に用意した塗料
  • GSIクレオス RX-78 ブルー Ver.アニメカラー
  • GSIクレオス スカイブルー
  • GSIクレオス MSライトブルー
  • ガイアノーツ バーチャロンカラー 風蒼(かぜあお)

塗料の比較

次の画像は、左からRX-78 ブルー Ver.アニメカラー、スカイブルー、MSライトブルー、風蒼(かぜあお)の順です。

RX-78 ブルー Ver.アニメカラーとMSライトブルーはセミグロス(半光沢)、それ以外はグロス(光沢)仕上がりの塗料ということを考慮しながら比較しています。

RX-78 ブルー Ver.アニメカラーは色が淡めで穏やかな色、スカイブルーは鮮やかな空色という印象です。

MSライトブルーと風蒼(かぜあお)を比べると、風蒼(かぜあお)の方がよりパープル味が強くなっています。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(塗料比較)2

スプリッター迷彩のサンプルを作る

ライトブルーをベースに、4種類のブルー系塗料と組み合わせて、スプリッター迷彩のサンプルを作成し、色の組み合わせをチェックします。

用意した塗料(ブルー)

組み合わせのチェックに用意したブルー系の塗料は次の4種類で、コバルトバイオレットはMSブルー、風蒼(かぜあお)との比較に使用します。

ブルーの比較に用意した塗料
  • GSIクレオス MSブルー
  • GSIクレオス MSブルーZ系
  • フィニッシャーズ ピュアブルー
  • ガイアノーツ コバルトバイオレット

次の画像は、左からMSブルー、MSブルーZ系、ピュアブルー、コバルトバイオレットの順です。

明るいMSライトブルー、濃いめのピュアブルー、中間のMSブルーZ系を候補にしています。

コバルトバイオレットは、他の色と比べるとパープル寄りの色になっています。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(塗料比較)1

ブルーの塗料比較は、下記の記事に詳しく掲載しています。

RX-78 ブルー Ver.アニメカラー

RX-78 ブルー Ver.アニメカラーベースのサンプルは、左からMSブルー、MSブルーZ系、ピュアブルーの順です。

MSブルー、MSブルーZ系との組み合わせはあまり違いがないけど、MSブルーZ系の方がわずかにコントラストがぼんやりしていると感じます。

ピュアブルーとの組み合わせは、メリハリが強く、ブルーの色がはっきりしすぎていると感じます。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(迷彩サンプル)2

スカイブルー

スカイブルーベースのサンプルも、左からMSブルー、MSブルーZ系、ピュアブルーの順です。

MSブルー、MSブルーZ系との組み合わせはあまり違いがなく、RX-78 ブルー Ver.アニメカラーとの組み合わせに比べると、全体的に色が濃くなりすぎていると感じます。

ピュアブルーとの組み合わせは、ブルーの色が濃くメリハリが強いけど、RX-78 ブルー Ver.アニメカラーとの組み合わせに比べると、暗さはあまり感じません。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(迷彩サンプル)1

MSライトブルー・風蒼(かぜあお)

MSライトブルーと風蒼(かぜあお)は、コバルトバイオレットと組み合わせています。

RX-78 ブルー Ver.アニメカラーやライトブルーの組み合わせと比べると、コントラストが弱く、パープル系に寄りすぎていると感じます。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(迷彩サンプル)3

最終比較

RX-78 ブルー Ver.アニメカラーとMSブルースカイブルーとピュアブルーの組み合わせに加えて、サーフェイサー・エヴォスカイブルーをベースにした組み合わせを再度比較しています。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(迷彩サンプル)4
RX-78 ブルー Ver.アニメカラーとMSブルー、スカイブルーとピュアブルーの組み合わせ

サーフェイサー・エヴォスカイブルーをベースにした組み合わせは、今までの組み合わせの中で最も明るく、ブルーとのコントラストもちょうどよい印象になっています。

ライトブルーの中でサーフェイサー・エヴォスカイブルーが一番明るいから、モチーフのRG 1/144 Zガンダム RG リミテッドカラーに近いと感じます。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(塗装する色の組み合わせ2)
サーフェイサー・エヴォスカイブルーとMSブルーの組み合わせ

塗装する色を決める

塗装する色

ライトブルーの塗料比較と塗料サンプルの組み合わせを比較した結果、MG Zガンダム Ver.Ka(RG リミテッドカラー)の塗装には、次の色を使用して、全体的に明るい雰囲気に仕上げたいと思っています。

塗料のリスト
  • ライトブルー ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォスカイブルー
  • ブルー GSIクレオス MSブルー
  • ホワイト(メインカラー) GSIクレオス キャラクターホワイト
  • ホワイト(サブカラー) ガイアノーツ NAZCAカラー・ウォームライトグレー
  • イエロー ガイアノーツ ボトムズカラー・オレンジイエロー
  • レッド フィニッシャーズ ブライトレッド
  • グレー ガイアノーツ メカサフ・ライト

色の組み合わせ

スプリッター迷彩は、ライトブルーの中で一番スッキリと明るいサーフェイサー・エヴォスカイブルーをベースに、MSブルーを組み合わせます。

RGのZガンダムを参考に、明るいライトブルーに合わせやすい、少し明るめのキャラクターホワイトをメインカラーに、サブカラーとしてウォームライトグレーを塗り分けます。

イエローとレッドは、ニュートラルな色よりも濃いめの色合いのオレンジイエローフィニッシャーズのブライトレッドを使います。

全体的に明るく仕上げたいので、内部フレームなどのグレーは、メカサフ・ライトを選んでいます。

全塗装で制作するMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラーのパーツ(塗装する色の組み合わせ)

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

今回のふりかえり

今回の工程のメインは、スプリッター迷彩で使用するブルーの組み合わせを見つけるところです。

ベースの色は、ニュートラルなスカイブルーのRX-78 ブルー Ver.アニメカラーとスカイブルーを本命に考えていましたが、MSブルーや風蒼(かぜあお)のパープル寄りの組み合わせも試しています。

MSブルーや風蒼(かぜあお)とコバルトバイオレットを組み合わせてみると、同系統の色なので自然にまとまっていたのですが、迷彩にするとあまりコントラストを感じなかったので、候補から外しています。

別のガンプラを制作するときに、パープル系のブルーで濃淡をつけたいときに活用したいと思います。

RX-78 ブルー Ver.アニメカラーとスカイブルーをベースにした組み合わせは、正直なところどの組み合わせでもある程度まとまるのかなという印象です。

その中で最初はRX-78 ブルー Ver.アニメカラーを使うつもりでしたが、MSブルーとのコントラストもしっかり出ていて、一番スッキリと明るい色だったサーフェイサー・エヴォスカイブルーを選んでいます。

サーフェイサーそのままの仕上げにしますが、発色や隠蔽力がよく、表面の仕上がりも問題ないのでキレイに仕上がると思っています。

明るいサーフェイサー・エヴォスカイブルーに合わせ、メインカラーのホワイトには、明るめのキャラクターホワイトを選んでいます(RG νガンダムの制作でも使用しています)。

イエローは、オレンジイエローとサンシャインイエローで迷いましたが、スラスターなどボディのアクセントになる部分がほとんどなので、濃いめの色合いのオレンジイエローを選んでいます。

それ以外の色はブルーやホワイトとの相性を考えて、全体的に明るい雰囲気になるような色を選んでいます。

記事の中でも触れましたが、ブルーやホワイトで塗装するパーツには、成型色がレッドやブラックのものがあります。

これまでの経験からサーフェイサーだけでは成型色の隠蔽が厳しいかなぁと思っています(HG ガンダムエアリアルの塗装でも一部のパーツの塗装をやり直しています)。

次回の塗装編では、サーフェイサー塗装の前に一工程加えて、仕上がりに差が出ないよう慎重に作業していきます。

塗装レシピ

メモ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォスカイブルー
  • GSIクレオス MSブルー
  • GSIクレオス キャラクターホワイト
  • ガイアノーツ NAZCAカラー・ウォームライトグレー
  • フィニッシャーズ ブライトレッド
  • ガイアノーツ ボトムズカラー・オレンジイエロー
  • ガイアノーツ メカサフ・ライト

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • GSIクレオス RX-78 ブルー Ver.アニメカラー
  • GSIクレオス スカイブルー
  • GSIクレオス MSライトブルー
  • ガイアノーツ バーチャロンカラー 風蒼(かぜあお)
  • GSIクレオス MSブルーZ系
  • フィニッシャーズ ピュアブルー
  • ガイアノーツ コバルトバイオレット

使用したツール

メモ
  • ゴッドハンド 片刃ニッパーST
  • ゴッドハンド アルティメットニッパー
  • プロクソン ペンサンダー
  • タミヤ フィニッシングペーパー 600・800番
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.15mm

今回の制作で使用したキット

BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回はMG Zガンダム Ver.KaをRG リミテッドカラーで作る」塗装編の記事を投稿する予定です。

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