ご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、メルカリで入手したHG アースリィガンダムを、ガンダム水星の魔女に登場するガンダムルブリスカラーでリメイクしています。
アースリィガンダムは、「HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る」記事で、塗装する色(ホワイトとピンク)を決めるためのサンプルとして制作したものです。
サンプル作りが目的のため、急いで制作したので、仕上がりに粗い部分が多いですが、ガンダムルブリスやガンダムエアリアルとの色の違いなどをご覧いただければと思っています。
- 制作のモチーフとメルカリで入手したキット
- 仮組みレビュー(全体の印象や塗り分けるポイントのチェックなど)
- エアブラシ塗装(サーフェイサーと本番の塗装)
- 完成レビュー、塗装前後の比較など
メルカリで安価に入手できたアースリィガンダムを使って、ガンダムエアリアルに使用するホワイトとピンクのサンプルとして制作しているよ。
結果的にガンダムエアリアルでは別の色を使用したけど、百均のクリアスプーンだけではわからない、組み合わせた色の印象をつかめたね。
制作のモチーフとメルカリで入手したキット
制作のモチーフ
制作のモチーフは、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のプロローグに登場するMS、ガンダムルブリスです。
メルカリで入手したキット
今回の制作に使用したキットは、HG アースリィガンダムです、入手した商品は下記の状態で、価格は1,400円でした(定価は1,540円)。
シールは貼り付け済みのため、塗装前に剥がしてしまいますが、欠損パーツもなく、状態のよいものを入手できました。
- 素組み、ランナーカットはニッパーのみ、シール貼り付け済み
- 素材、関節の状態に問題なし
- 付属品に欠損なし、説明書あり
HG アースリィガンダム制作の経緯
繰り返しになりますが、アースリィガンダムは、「HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る」記事で、塗装する色(ホワイトとピンク)を決めるためのサンプルとして制作したものです。
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HG(HIGH GRADE)
HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る #1 仮組み編
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HG(HIGH GRADE)
HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る #2 塗装準備編
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HG(HIGH GRADE)
HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る #3 塗装編
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HG(HIGH GRADE)
HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る #4 仕上げ編
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HG(HIGH GRADE)
HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る #5 完成編
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HG(HIGH GRADE)
HG ガンダムエアリアルをガンダムルブリスカラーで作る #6 ツール・塗料まとめ編
仮組みレビュー
入手したアースリィガンダムは、組み立て済みの状態で届いたので、仮組みレビューから始めます。
傷や汚れなどはほとんどなく、良好な状態でした。
フロントビュー
アースリィガンダムは、一回り小さいコアガンダムに、サポートメカのアースリィアーマーがドッキングしたフォルムになっています。
アースリィアーマーのボディカラーがブルーメインなので、アースリィガンダムもブルーの部分が多くなっているよ。
バストアップ
ボディは、ブルー、ネイビー、イエロー、レッドなどで細かく色分けされているほか、中央部には、ブルーのクリアパーツが使われています。
ツインアイやカメラ部分はシールで表現されているよ。
サイドビュー
サイドから見ると、頭部のアンテナが太いことと、ビームライフルがグレー一色になっているところが気になるので、手を加えたいと思います。
ブルーのパーツをホワイトに塗り替える部分が多いから、下地の塗装に注意するつもりだよ。
リアビュー
リアビューでは、脚部にコアガンダムの脚部が露出しているのが特徴的です。
ガンダムルブリスのイメージに近づけるには、ホワイトとピンクのバランス(色の配分)にも注意が必要だね。
トップビュー
ヘルメット前後の合わせ目を除けば、他に合わせ目はなく、配色もブルーとホワイトのみで、とてもシンプルな印象です。
サーフェイサーを塗装する
サーフェイサーは、ガイアノーツのサーフェイサーを使用しています。
シルバー
ホワイトを塗装するパーツは、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォシルバーを塗装しています。
ブルーとホワイトで成形されているパーツの仕上がりを揃えるために、シルバーのサーフェイサーを使用しているよ。
ピンクなど
ピンクで塗装するパーツは、ガイアノーツのNAZCA ピンクサフを塗装しています。
画像にはありませんが、関節などのグレーは、ガイアノーツのメカサフ・ヘヴィなどを塗装し、そのまま仕上げの色として使用しています。
HG ガンダムエアリアルのサンプル作成が目的なので、外から見えない部分などは、塗装を省略しているよ(トップコートのみ)。
エアブラシ塗装に使用するツール
エアブラシのハンドピースは、GSIクレオスのプロコンBOY・ダブルアクションエアブラシ・0.3mmを使用しています。
エアブラシの塗装では、塗料と溶剤の比率を1:1.5程度にしていることが多いので、ガンプラの制作では、ほぼこのハンドピースだけで塗装をしています。
コンプレッサーの圧力を調整することで、メタリックカラーやサーフェイサーの塗装も問題なく対応可能です。
コンプレッサーは、タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーを使用しています。
タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーは、出力が高いので、サーフェイサーや粒子の粗いメタリックカラーなどを均一に塗装できます。
また、夏季の湿度の高い時期など、こまめに水抜きをする必要があるので、水抜きが簡単にできるのも助かります。
エアブラシで塗装する
塗装する色の組み合わせ
- ホワイト(メインカラー) GSIクレオス MSホワイト
- ホワイト(サブカラー) ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ
- ピンク ガイアノーツ クリムゾンレッド
- グレー ガイアノーツ メカサフ(ヘヴィ・ライト)
ボディ
クリアパーツの部分は、GSIクレオスのGXメタルグリーンで塗装しています。
スカート
デカールは、ライトグレーとホワイトのコーション・ナンバーデカールを使用しています。
腕部
ガンダムエアリアルのサンプルにすることが目的で、急いで作ったために、筆塗りやスミ入れなどで粗い部分が出てしまいました。
スミ入れは、すべてタミヤのスミ入れ塗料・ダークグレー(スミ入れ)を使用しているよ。
脚部
MSホワイトとニュートラルグレーⅠはグレーの暖かみ(MSホワイトは青み、ニュートラルグレーⅠは黄色み)が違いますが、組み合わせると、思っていたより違いが出なかったなという印象です。
バックパック
トップコートは、ガイアノーツのEx- フラットクリアーを塗装しています。
ビームライフル・シールド
ビームライフルは、メカサフ・ヘヴィとライト、シールドは、MSホワイトとニュートラルグレーⅠ(中央部分)で塗り分けています。
ハンドパーツは、塗装を省略し、フラット(ツヤ消し)のトップコートのみで仕上げているよ。
完成レビュー
HG アースリィガンダムは、HG ガンダムエアリアルの塗装サンプルとして制作しました。
HG ガンダムエアリアルは、穏やかでパステルな組み合わせで制作したいと思っていましたが、今回のアースリィガンダムはピンクがかなりレッド寄りの色のため、ビビットな雰囲気になっています。
フロントビュー
鮮やかなクリムゾンレッドと組み合わせているせいか、ホワイトのグレーの暖かみの違いが思っていたよりも出なかったなという印象です。
バストアップ
GSIクレオスのGXメタルグリーンで塗装したツインアイは、かなり暗く、見えにくくなってしまったのが残念です。
ガンダムルブリスやエアリアルで使用したEx- シルバーとクリアーグリーンの組み合わせの方がよいアクセントになるね。
頭部側面には、0.8mmのメタルボールを取り付けているよ。
サイドビュー・左
脚部の設置部分は小さいですが、ビームライフルやバックパックなどがそれほど大きくないので、自立は安定しています。
リアビュー
塗装前は、ホワイト、ブルー、グレーなどで色分けされていましたが、シンプルにホワイトとグレーに塗り分けたことで、スリムな印象になっています。
トップビュー
急いで制作したために、両肩のスミ入れなどが粗くなってしまったのが残念です。
サイドビュー・右
メルカリで入手した中古品でしたが、関節やハンドパーツの取付部分はしっかりしていて、ライフルやサーベルの装備も容易です。
塗装前後を比較する
フロントビュー
アースリィガンダムの色分けを残しつつ、ホワイトとピンクに塗り分けたので、全体的に明るい印象に変わっています。
リアビュー
ホワイトとグレーをメインに塗装したことで、コアガンダムとの一体感が増し、すっきりした印象に変わっています。
ガンダムルブリス・ガンダムエアリアルとの比較
ガンダムルブリス、ガンダムエアリアル、アースリィガンダムは、すべてルブリスカラーで制作していますが、使用した色の違いでかなり印象に差が出ています。
HG ガンダムルブリスで使用した色の組み合わせ
- ホワイト(メインカラー) ガイアノーツ アルティメットホワイト
- ホワイト(サブカラー) GSIクレオス MSホワイト
- ピンク フィニッシャーズ ジャガーパープル
HG ガンダムエアリアルで使用した色の組み合わせ
- ホワイト(メインカラー) GSIクレオス ホワイトFS17875
- ホワイト(サブカラー) フィニッシャーズ スーパーシェルホワイト
- ピンク ガイアノーツ ライラックピンク
HG アースリィガンダムで使用した色の組み合わせ
- ホワイト(メインカラー) GSIクレオス MSホワイト
- ホワイト(サブカラー) ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ
- ピンク ガイアノーツ クリムゾンレッド
アクションポーズ
アクションベースに載せてポージングをしています。
ビームライフル
ビームサーベル
まとめ(ふりかえり・塗装レシピ)
制作全体のふりかえり
HG ガンダムエアリアル制作のサンプル作りが目的でしたが、百均のクリアスプーンの比較だけではわからない、ホワイトとピンクを組み合わせたときの完成イメージをつかむことができました。
毎回の制作で、このようなサンプルを作るのは、作業的に難しいですが、初めて色を組み合わせるときや、どうしても判断に迷うときは作ってみてもいいかなと思っています。
前回までに制作したHG ガンダムエアリアル(ガンダムルブリスカラー)は、過去に制作したHG ガンダムルブリスよりも落ち着いた雰囲気になるように仕上げました。
アースリィガンダムのメインカラーに使用したMSホワイトは、サーフェイサーにシルバーを選んだこともあり、冷たいコールドホワイトのような色合いになっています。
グレーの暖かみが異なるニュートラルグレーⅠとの違いは、もう少しハッキリするかと思っていましたが、遠目にはあまり違いがないわからない印象でした。
ガンダムエアリアルのホワイトには、ホワイトFS17875とスーパーシェルホワイトを組み合わせて、もう少しメリハリを出しています。
クリムゾンレッドは、当初ガンダムエアリアルで使う本命の色と思っていましたが、かなりビビットな組み合わせになったので、今回の制作イメージに合わず、ライラックピンクを使用しています。
結果的に、アースリィガンダムで使用したどの色もガンダムエアリアルには使用しませんでしたが、ホワイトのコントラスト、パステルなピンクとの組み合わせを見つける手がかりになりました。
完成してみると、塗装前と印象が大きく変わったなと感じます。
ホワイトとブルーの組み合わせから、ホワイトとピンクをベースに、コアガンダムの脚部と関節などのグレーを揃えたことで、すっきりした「普通の」ガンダムらしい仕上がりになりました。
仕上がりはだいぶ粗くなってしまいましたが、面白いチャレンジができたので、よい経験になったと思います。
塗装レシピ
- GSIクレオス MSホワイト
- ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ
- ガイアノーツ クリムゾンレッド
- ガイアノーツ メカサフ・ヘヴィ
- ガイアノーツ メカサフ・ライト
- GSIクレオス GXメタルグリーン
- タミヤ エナメル塗料・ニュートラルグレイ
- タミヤ スミ入れ塗料・ダークグレー
- ガイアノーツ Ex- フラットクリアー
- タミヤ エナメル塗料・ガンメタル
今回の制作で使用したキット
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は、「HG ペーネロペーを白迷彩カラーで作る」仮組み編の記事を投稿する予定です。