HG ゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る #2 塗装準備編

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HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(アイキャッチ2)

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、HG ゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで制作します。

今回は塗装準備編となります。

この記事の内容
  • iPadアプリを使用した塗装イメージの作成
  • モールドの追加やモノアイ加工などの塗装準備
  • 塗料の比較(ホワイト・グレー)と塗装する色決め

今回も塗装イメージを作成して、HGゲルググ(シン・マツナガ専用機)の雰囲気をゲルググメナースに落とし込んでみるよ。

ホワイトやグレーの塗料を比較して、よい色の組み合わせを探してみようね。

目次

使用したツールと塗料のまとめ記事

HG ゲルググメナースの制作に使用したツールと塗料は、下記の記事にまとめています。

制作のモチーフと使用するキット

制作のモチーフ

制作のモチーフは、プレミアムバンダイ限定で販売されたHG シン・マツナガ専用ゲルググJ(イェーガー)です。

宇宙世紀シリーズ・ジオン軍で「ソロモンの白狼」と呼ばれたエースパイロットのシン・マツナガ専用機で、ホワイトをベースにしたカラーリングが特徴だよ。

宇宙世紀シリーズとCosmic Era(SEED)シリーズで登場する世界は異なるので、あり得ない設定ですが、ゲルググメナースはゲルググをオマージュした機体なので、このような遊びもありかなと思います。

使用するキット

使用するキットは、2024年3月23日に発売されたばかりのHG ゲルググメナース(ルナマリア・ホーク専用機)です。

一般機とは異なる赤いカラーリングがルナマリア機の特徴だね。

赤いカラーリングからホワイトやグレーなどに塗り替えて、モノトーンでシックな仕上がりを目指します。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(仮組み12)
仮組みが完了したゲルググメナース

iPadのアプリで塗装イメージを作る(SengaChanとibisPaintX)

塗装イメージは、SengaChan(iOS版のみ)ibisPaintXというアプリを使用して作成しています(どちらも無料でインストール可能)。

ご紹介するアプリは、自己責任でインストール、ご使用ください。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(仮組み5)
塗装イメージ作成に使用する仮組みの画像

塗装イメージの作成手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。

SengaChan(線画を抽出する)

  • SengaChanで画像から線画を抽出し、画像を保存する
  • モードとシャープネス、しきい値を設定する(モードを「分割」、シャープネスを「中」か「高」、しきい値を「低」に設定)
  • 線画を保存し、SengaChanを終了する
HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(塗装イメージ1)
SengaChanで抽出した線画

ibisPaintX(線画を加工する)

  • 先ほど保存した線画をibisPaintXで開く
  • 黒側と白側の色を調整して線画の輪郭線をできるだけ明確にする
  • 保存ボタンを押していったん画像を保存する
  • 保存した画像の途切れている輪郭線をブラシでつなぐ(この作業が不十分だと隣の部分まで同じ色に塗りつぶされる)
HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(塗装イメージ2)
ibisPaintXで輪郭線を追加した線画

ibisPaintX(線画に色を入れる)

  • 作業レイヤーを追加し、輪郭線のレイヤー1、塗りつぶしに使うレイヤー2を追加する
  • 塗りつぶしを使って、レイヤー2の輪郭線の内側を塗りつぶす
  • 塗りつぶしが完了したら、レイヤー1とレイヤー2を入れ替え、輪郭線が前面になるようにする
  • PNG保存を選び、ibisPaintXを終了する
HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(塗装イメージ3)
塗り分けが完了した塗装イメージ

塗り分けのポイント

ホワイトをベースに塗装しますが、塗装イメージでは塗り分けを明確にするために、少しグレー寄りの暗めに描いています。

塗り分けはシン・マツナガ専用ゲルググJ(イェーガー)に沿って、ホワイトとライトグレーの組み合わせをベースにしています。

HG ゲルググメナースは、HG ゲルググに比べると細かくパーツ分けされているので、アクセントのダークグレーの部分を多めにしています。

全身に淡いライトブルーの部分を追加したところがポイントです。

モチーフに同じ色の部分はありませんが、パーソナルマークにブルーが使われているので、それをイメージしてライトブルーを入れています。

塗装前の準備をする

分解する

加工や塗装の準備のため、いったん分解します。

分解したパーツは、百均(ダイソー)の整理トレー(大)で、塗装する色ごとに仕分けしているよ。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(分解)

ゲート跡を消す

ゲート跡をタミヤのフィニッシングペーパーダイソーのスポンジやすりの600・800番で消しています。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(ゲート処理1)
処理前
HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(ゲート処理2)
処理後

過去記事でもご紹介したとおり、紙やすりは、画像のように百均(ダイソー)のウッドブロックに同じく百均(ダイソー)の強力スポンジ両面テープ(幅15mm)で貼り付けて使用しています。

プレミアムバンダイ限定のシャア専用ペンサンダー
ガンプラのゲート跡や合わせ目消しに使用する百均のツール

組み立てや塗装前加工に使用している百均ツールは、下記の記事も参考にしてね。

モールドを追加する

仕上げの段階でメタルパーツを取り付けるために、ゴッドハンドのショートパワーピンバイス、ドリルビット5本組のB、スピンブレードを使用して、円形モールドを追加しています。

脚のスカートには、1.5mmのモールドを追加しているよ。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(モールド追加1)

ボディ正面(バルカン含む)、フロントスカート、両腕には一回り小さい1.0mmのモールドを追加しているよ。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(モールド追加2)

立体になっている部分や、エッジ部分のラインは、ハセガワのモデリングスクライバー(けがき針)を使用して彫り直しています。

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ゴッドハンドのショートパワーピンバイス、スピンブレード
ピンバイスとスピンブレード

アンテナなどをシャープにする

頭部のアンテナやシールド、ウィングなどは、安全保護の部分をカットして、先端をシャープに整えています。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(シャープ化)

アンテナなどをシャープにするとき、紙やすりやスポンジやすりで腕や関節のクリアランスを調整しています。

モノアイ取り付けを準備する

モノアイは3mmのラインストーンシールが入る大きさの凹モールドを彫っています。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(モノアイ加工2)

もともと凸モールドで表現されていたモノアイの大きさより一回り大きいですが、ヘルメットへの収まりに問題はなく、存在感が出ていると思います。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(モノアイ加工1)

ガンプラなどの仮組み・加工の工程でよく使用しているツールは、下記の記事にまとめています。

塗料を比較する(ホワイト・グレー)

塗料の比較は、百均のクリアスプーンに、サーフェイサー、比較する色の順に塗装した状態で行っています。

できるだけ実際の色に近くなるよう画像を調整していますが、使用するモニター等の環境により、本文の説明と異なっていたり、色の違いが分かりづらい場合があります。

また、それぞれの色の説明は、筆者が感じた印象となりますので、ご了承ください。

用意した塗料(ホワイト)

ホワイトの比較に用意した塗料は次の4つで、ホワイト系の色の中でグレーの入った少し暗めの色を選んでいます。

  • GSIクレオス MSホワイト
  • フィニッシャーズ スーパーシェルホワイト
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ
  • ガイアノーツ ウォームライトグレー

下の画像左2色は冷たさを、右の2色は温かみを感じる色合いだよ。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(塗料サンプル1)

用意した塗料(グレー)

グレーの比較に用意した塗料は次の4つで、明るさの異なるガイアノーツのニュートラルグレーⅡ〜Ⅴを選んでいます。

  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅡ
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅢ
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅣ
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ
HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(塗料サンプル2)

塗料の比較

ホワイトは冷たい印象のMSホワイトと温かみのあるニュートラルグレーⅠを選び、グレーとのコントラストを比較しています。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(塗料サンプル4)

淡いライトブルーで使用する色の候補にガイアノーツのペールブルーとアルティメットホワイトにフィニッシャーズのエンジンブルーを調色した色を選び、ホワイトとのコントラストを比較しています。

アルティメットホワイトにエンジンブルーを調色した色は、HG ライジングフリーダムガンダム(CROSS CONTRAST COLOR)の制作で使用した色の余りだよ。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(塗料サンプル3)

HG ライジングフリーダムガンダム(CROSS CONTRAST COLOR)の制作記事は、下記のリンクからぜひご覧ください(淡いライトブルーの塗料比較は、#2の塗装準備編に掲載しています)。

塗装する色を決める

塗装する色

ホワイトとグレーの塗料を比較した結果、HG ゲルググメナース(シン・マツナガ専用機カラー)の塗装には、次の色を使用します。

  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅢ
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ
  • ガイアノーツのアルティメットホワイトにフィニッシャーズのエンジンブルーを調色した色
  • ガイアノーツ フレームメタリック1
  • ガイアノーツ Ex- シルバー

色の組み合わせ

今回の塗装は、温かみのあるニュートラルグレーⅠをベースに、明るさの異なるニュートラルグレーⅢとⅤを組み合わせます。

塗装イメージで明るいライトブルーで描いた部分には、アルティメットホワイトにフィニッシャーズのエンジンブルーを調色した色を使います。

装甲はすべてソリッドカラーにするので、フレームの色はフレームメタリック1、スラスターなどはEx- シルバーのメタリックカラーを選んでいます。

内部フレームには、グロス(ツヤあり)のフレームメタリック1を使用して、フラット(ツヤ消し)のボディカラーとメリハリをつけるつもりです。

HGゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る(塗装する色の組み合わせ)

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

今回のふりかえり

今回もパーツの塗り分けやマスキングの部分を明確にし、全体の色合いを確認するために、塗装イメージを描いています。

HG ゲルググメナースは、HG ゲルググに比べると細かくパーツ分けされています。

ホワイトと明るいグレーの配分はゲルググをベースに、細かいパーツ分けを活用してダークグレーの部分の割合を多めにしています。

それから、明るいライトブルーの部分を追加したところがポイントです。

モチーフのゲルググにこのような部分はありませんが、パーソナルマークにブルーが使われているので、それをイメージしています。

円形モールドの追加は、パーツの大きさやメタルパーツを取り付ける部分に応じて、1.5mmと1.0mmの2種類に分けています。

追加したモールドの大きさに応じたメタルボールやエッチングパーツを取り付けて、リベットなどを表現する予定です。

塗装のベースになるホワイトには、ホワイト系の色の中でグレーの入った少し暗めの色を選び、兵器らしさを出したいと思います。

残る2色のグレーは、色味が微妙に異なる多数の色がある中で、ガイアノーツのニュートラルグレーの濃淡だけでどのように仕上がるか試してみます。

次回は、今回決めた色の組み合わせに沿って塗装を進めていきます。

塗装レシピ

メモ
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅢ
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ
  • ガイアノーツのアルティメットホワイトにフィニッシャーズのエンジンブルーを調色した色
  • ガイアノーツ フレームメタリック1
  • ガイアノーツ Ex- シルバー

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • GSIクレオス MSホワイト
  • フィニッシャーズ スーパーシェルホワイト
  • ガイアノーツ ウォームライトグレー
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅡ
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅣ
  • ガイアノーツ ペールブルー

使用したツール

メモ
  • ゴッドハンド 片刃ニッパーST
  • ゴッドハンド アルティメットニッパー
  • タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • ダイソー スポンジやすり(細目)
  • ゴッドハンド ショートパワーピンバイス
  • ゴッドハンド ドリルビット5本組のB
  • ゴッドハンド スピンブレード
  • ハセガワ モデリングスクライバー

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は「HG ゲルググメナースをシン・マツナガ専用機カラーで作る」塗装編の記事を投稿する予定です。

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