HG ナラティブガンダム(C装備)をバンシィ・ノルン(デストロイモード)カラーでリメイクする #3 塗装編

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ユニコーンガンダム・バンシィ・ノルン(デストロイモード)風カラーの全塗装で制作したHGナラティブガンダムのアイキャッチ3

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、HG ナラティブガンダム(C装備)をバンシィ・ノルン(デストロイモード)カラーでリメイクしています。

今回は塗装編となります。

この記事の内容
  • ソリッドカラー(ダークブルーイッシュパープルとジャーマングレー)の塗装
  • メタリックカラーの塗装(クリアーオレンジの調色とキャンディ塗装風の重ね塗り)
  • 頭部のアンテナとビームライフルのマスキング

サイコフレームの塗装に使うクリアーオレンジを調色してから、キャンディ塗装風のキラキラした仕上がりになるよう塗装していくつもりだよ。

分解できなかった頭部のアンテナとビームライフルのマスキングは細かくて難しそうだから、ていねいに作業しようね。

目次

制作のモチーフとメルカリで入手したキット

制作のモチーフ

制作のモチーフは、HGUC 1/144 ユニコーンガンダム2号機 バンシィ・ノルン(デストロイモード)です。

メルカリで入手したキット

今回の制作に使用したキットは、HG ナラティブガンダム(C装備)です、入手した商品は下記の状態で、価格は1,600円でした。

  • 素組み、ゲート跡はモデリングナイフで処理、部分的にスミ入れあり
  • 右手のライフル以外と左手のノーマル以外のハンドパーツとビームサーベルのクリアパーツは欠損
全塗装で制作するHGガンダムルブリスの塗装前・フロントビュー1

塗装イメージ

HGナラティブガンダム塗装イメージ3
塗り分けが完了した塗装イメージ

塗装イメージの作成手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。

使用したツールと塗料のまとめ記事

HG ナラティブガンダム(C装備) ・バンシィ・ノルン(デストロイモード)カラーの制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。

HG ナラティブガンダム(C装備)を塗装する色の組み合わせ

ネイビーは、スレートブラックと迷いましたが、モチーフのバンシィ・ノルンと比べてグレーで塗装する部分が多いので、メリハリを出したかったことと、少し濃い目に調色する予定のクリアーオレンジとの相性を考えてこの組み合わせに決めています。

グレーは微妙な違いなので、ほぼ好みですが、わずかに濃いという理由でジャーマングレーにしています。

使用した塗料のリスト
  • 濃いネイビー ガイアノーツ ダークブルーイッシュパープル
  • 濃いグレー GSIクレオス ジャーマングレー
  • 内部フレーム ガイアノーツ フレームメタリック1
  • サイコフレーム Ex- シルバーの上にクリアーオレンジ(クリアーイエローとクレアーレッドを調色)
全塗装HGナラティブガンダムで使用する塗料の組み合わせ

エアブラシで塗装する

エアブラシ塗装に使用するツール

エアブラシのハンドピースは、GSIクレオスのプロコンBOY・ダブルアクションエアブラシ・0.3mmを使用しています。

エアブラシの塗装では、塗料と溶剤の比率を1:1.5程度にしていることが多いので、ガンプラの制作では、ほぼこのハンドピースだけで塗装をしています。

コンプレッサーの圧力を調整することで、メタリックカラーやサーフェイサーの塗装も問題なく対応可能です。

コンプレッサーは、タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーを使用しています。

タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーは、出力が高いので、サーフェイサーや粒子の粗いメタリックカラーなどを均一に塗装できます。

また、夏季の湿度の高い時期など、こまめに水抜きをする必要があるので、水抜きが簡単にできるのも助かります。

ハンドピース、コンプレッサー以外の塗装環境は、下記の記事に詳しく掲載しています。

ネイビー

ネイビーは、ガイアノーツのダークブルーイッシュパープルを塗装しています。

ダークブルーイッシュパープルを塗装した全塗装HGナラティブガンダムのパーツ

グレー

グレーは、GSIクレオスのジャーマングレーを塗装しています。

ジャーマングレーは、3/4つや消しなので、しっとりした仕上がりだね。

ジャーマングレーを塗装した全塗装HGナラティブガンダムのパーツ

クリアーオレンジを調色する

腰は、サイコフレームの塗装に使用するクリアーオレンジは、ガイアノーツのクリアーイエローに、ガイアノーツのクリアーレッドを少しずつ足して、好みの色になるよう調色しています。

画像右側のスプーンが調色した色、左側はEx-シルバーの上に調色したクリアーオレンジを塗装しています。

ナラティブガンダムは、サイコフレームをクリアパーツのようなキラキラした印象にしたいので、メタリックカラーの上にクリアカラーを重ねて塗装します。

全塗装HGナラティブガンダムで使用するクリアーオレンジの調色1

今回の制作では、ガイアノーツのEx- シルバーの上に、調色したクリアーオレンジを使用することにしましたが、他にもメタリックなオレンジが作れないか、試しています。

  • Ex- シルバーの上に、クリアーイエローに少量のクリアーレッドを調色した色を塗り重ねたもの(一番右)
  • ①にクリアーレッドを追加したもの(右から2番目、今回使用する色)
  • Ex-シルバーの上に、クリアーイエロー、クリアーレッドの順に塗り重ねたもの(右から3番目)
  • GSIクレオスのGXメタルイエローの上に、ガイアノーツのクリアーレッドを塗り重ねたもの(右から4番目)

オレンジの色合いは、①がモチーフのバンシィ・ノルンのサイコフレームに近い色だったけど、もう少ししっかりしたコントラストにしたいので、濃い目の②にしているよ。

メタルイエローとクリアーレッドの組み合わせは、あまりイエローを感じない深みのあるレッドなので、キャンディ塗装に使えそうだね。

全塗装HGナラティブガンダムで使用するクリアーオレンジの調色2

クリアーオレンジ

クリアーオレンジの一層目は、ガイアノーツのEx- シルバーを塗装しています。

Ex-シルバーを塗装した全塗装HGナラティブガンダムのパーツ

クリアーオレンジの二層目は、ガイアノーツのクリアーイエローに、ガイアノーツのクリアーレッドを調色した色を塗装しています。

クリアーオレンジは、3回に分けて重ね塗りして、少しずつ色がオレンジになるようにしているよ。

調色したクリアーオレンジを塗装(1回目)したHGナラティブガンダムのパーツ
1回目
調色したクリアーオレンジを塗装(2回目)したHGナラティブガンダムのパーツ
2回目

モチーフのバンシィ・ノルンよりも濃い色で、キラキラした仕上がりになっているよ。

調色したクリアーオレンジを塗装(3回目)したHGナラティブガンダムのパーツ
3回目

フレームメタリック1

内部フレームや脚の一部、バーニアなどは、ガイアノーツのフレームメタリック1を塗装しています。

フレームメタリック1を塗装した全塗装HGナラティブガンダムのパーツ2

今回の制作のような、グレーとメタリックカラーの組み合わせは、FULL MECHANICS レイダーガンダムを(リサーキュレーションカラー・パープル)の制作でも使用しています。

マスキングで塗り分ける

今回の制作では、概ねパーツ単位で塗装しているので、マスキングしたのは頭部のアンテナとビームライフルの2か所のみです。

頭部のアンテナ

頭部のアンテナは、分解のときに取り外すことができなかったので、ネイビーの部分をマスキングしてから、ガイアノーツのEx- ゴールドを塗装しています。

ゴールドは、イエロー寄りのスターブライトゴールドと迷いましたが、クリアーオレンジと色味を変えたかったので、Ex- ゴールドを選んでいます。

マスキングでダークブルーイッシュパープルとExゴールドで塗り分けるHGブラックライダーのパーツ
マスキング前
マスキングでダークブルーイッシュパープルとExゴールドで塗り分けたHGナラティブガンダムのパーツ
マスキング後

ビームライフル

ビームライフルは、ジャーマングレーとフレームメタリック1で塗り分けています。

マスキングでジャーマングレーとフレームメタリック1で塗り分けるHGナラティブガンダムのパーツ
マスキング前
マスキングでジャーマングレーとフレームメタリック1で塗り分けたHGナラティブガンダムのパーツ
マスキング後

HG ナラティブガンダム(C装備)バンシィ・ノルン(デストロイモード)カラーは、2022年に制作した作品の中で第9位に選んでいます。

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

今回のふりかえり

ソリッドカラーのダークブルーイッシュパープルとジャーマングレーは、ほぼもともとのパーツの色分けに沿って塗装しています(ホワイトのパーツをダークブルーイッシュパープル、ライトグレーのパーツをジャーマングレー)。

現時点では光沢のダークブルーイッシュパープルと3/4つや消しのジャーマングレーで仕上がりが異なっていますが、仕上げの段階でフラット(つや消し)のトップコートを塗装して仕上がりを揃えるつもりです。

本文でも触れましたが、サイコフレームの塗装は、クリアパーツのようなキラキラした仕上がりにしたいので、メタリックカラーの上にクリアカラーを塗装しています。

クリアーオレンジは、ガイアノーツから発売されている色を購入することを考えましたが、自分好みの色に調整できる今回のやり方を選んでいます(あとは、「クリアーオレンジの使用機会はあまり多くないかな」というのも理由の一つです)。

クリアーオレンジの調色は、クリアーイエローをベースに少しずつクリアーレッドを足していき、何度か試し吹きをして好みの色になるよう調整しています。

実際に塗装してみた印象は、少し色が濃くなってしまったかなと思うものの、キャンディ塗装のようなキラキラした仕上がりになったので、よかったと思っています。

実は塗装の工程でパーツにより、色ムラができてしまい、一度全て塗装を落として、サーフェイサーからやり直しました。

色が乗りにくかったので、慌てずに少しずつ色を重ねていくべきでしたが、不十分だったようです。

クリアーオレンジの塗装をやり直した全塗装で制作するHGブラックライダーのパーツ
色ムラができてしまったパーツ

1回目の反省を踏まえて3回に分けて重ね塗りしたことで、色ムラがなく仕上がりました。

なお、今回使用することはありませんでしたが、GSIクレオスのGXメタルイエローとガイアノーツのクリアーレッドの組み合わせは、ルビーのような深みのある、好みの色ができたので、シナンジュやサザビーなど、レッド系のキャンディ塗装で制作するときに使ってみたいと思っています。

マスキングは、今回頭部のアンテナとビームライフルの2つだけだったのですが、目立ちやすい部分だったり、細かく入り組んだ部分だったので、作業にかなり苦戦しました。

その甲斐あって、塗装が漏れることなく、キレイに仕上がったので、満足しています。

次回はスミ入れ、デカール、トップコートと細かい部分の塗装などの仕上げ作業を進めていきます。

塗装レシピ

メモ
  • ガイアノーツ ダークブルーイッシュパープル
  • GSIクレオス ジャーマングレー
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォ(グレー)
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • ガイアノーツ クリアーイエロー
  • ガイアノーツ クリアーレッド
  • GSIクレオス GXメタルイエロー
  • ガイアノーツ Ex- シルバー
  • ガイアノーツ フレームメタリック1
  • ガイアノーツ Ex- ゴールド

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • ガイアノーツ スレートブラック
  • GSIクレオス ネイビーブルー
  • ガイアノーツ ミッドナイトブルー
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ

使用したツール

メモ
  • ダイソー 整理トレー(大)
  • プロクソン ペンサンダー
  • タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.2mm
  • ゴッドハンド ショートパワーピンバイス
  • ゴッドハンド ドリルビット5本組B
  • ゴッドハンド スピンブレード

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回はHG ナラティブガンダム(C装備)をバンシィ・ノルン(デストロイモード)カラーでリメイクする」仕上げ編の記事を投稿する予定です。

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