HG ペーネロペーを白迷彩カラーで作る #6 塗装編その2(迷彩塗装)

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白迷彩カラーで制作した全塗装HGペーネロペー記事のアイキャッチ6

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、HG ペーネロペーを白迷彩カラーで制作していきます。

今回は塗装編その2(迷彩塗装)となります。

この記事の内容
  • 迷彩色の塗装(1回目・オデュッセウスガンダム・ペーネロペー)
  • 迷彩色の塗装(2回目・ペーネロペー)
  • 迷彩色の塗装(2回目・オデュッセウスガンダム、3回目・ペーネロペー)

ペーネロペーは3色、オデュッセウスガンダムは2色の迷彩に塗装するよ。

平らな塗装サンプルと違って、パーツの大きさや形が異なるから、全体的なバランスに注意して作業を進めようね。

目次

制作のモチーフと使用するキット

制作のモチーフ

モチーフの一つ目は、迷彩服などに使われているホワイトのカモフラージュ柄です。

ホワイトカモフラージュの迷彩

もう一つのモチーフは、航空自衛隊のF-15DJアグレッサー機(仮想敵機)です。

白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのモチーフF-15DJ

なお、上記の画像は、フリー写真素材サイト「写真AC」からダウンロードしています。

使用するキット

使用するキットは、2019年10月26日に発売されたHG ペーネロペーです。

白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペー(仮組みレビュー)10

塗装イメージ

ボディカラーは、ホワイトに近い明るめのグレーをベースに、その他2つのグレー系の色を組み合わせて、マスキングで塗り分けます。

白迷彩カラーで塗装するのは、成型色がホワイトのパーツのみで、その他の成型色のパーツは、白迷彩カラーのアクセントになる色を塗装します。

白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーの塗装イメージ8
ペーネロペー
白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーの塗装イメージ5
オデュッセウスガンダム

白迷彩カラーの塗装イメージは、#3の塗装準備編で作成しています。

使用したツールと塗料のまとめ記事

HG ペーネロペー・白迷彩カラーの制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。

塗装する色の組み合わせ

今回の迷彩塗装は、ペーネロペーの部分をスーパーシェルホワイト、ニュートラルグレーⅠとⅡを1:1で調色した色、メカサフ・ライトの組み合わせで塗装します。

オデュッセウスガンダムの部分は、スーパーシェルホワイトとサーフェイサー・エヴォ(グレー)の2色で、シンプルに塗装します。

アクセントカラーには、フォグブルーとディープオーシャンブルー、内部フレームの色は、メカサフ・スーパーヘヴィを使用します。

使用した塗料のリスト
  • フィニッシャーズ スーパーシェルホワイト
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠとⅡを1:1で調色した色
  • ガイアノーツ メカサフ・ライト
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォ(グレー)
  • ガイアノーツ フォグブルー
  • GSIクレオス ディープオーシャンブルー
  • ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ
白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーの迷彩塗装サンプル27
ペーネロペーの迷彩塗装の組み合わせ
白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーの迷彩塗装サンプル28
オデュッセウスガンダムの迷彩塗装の組み合わせ

迷彩塗装の色の組み合わせ、模様、塗装の順序は、#4の迷彩塗装のサンプル編で決めています。

迷彩色を塗装する(1回目)

エアブラシ塗装に使用するツール

エアブラシのハンドピースは、GSIクレオスのプロコンBOY・ダブルアクションエアブラシ・0.3mm使用しています。

エアブラシの塗装では、塗料と溶剤の比率を1:1.5程度にしていることが多いので、ガンプラの制作では、ほぼこのハンドピースだけで塗装をしています。

コンプレッサーの圧力を調整することで、メタリックカラーやサーフェイサーの塗装も問題なく対応可能です。

コンプレッサーは、タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーを使用しています。

タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーは、出力が高いので、サーフェイサーや粒子の粗いメタリックカラーなどを均一に塗装できます。

また、夏季の湿度の高い時期など、こまめに水抜きをする必要があるので、水抜きが簡単にできるのも助かります。

ハンドピース、コンプレッサー以外の塗装環境は、下記の記事に詳しく掲載しています。

オデュッセウスガンダム

オデュッセウスガンダムの迷彩塗装1回目は、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォ(グレー)を塗装しています。

今回の迷彩塗装は濃い色から順に塗装し、サーフェイサーを1色目に使うことで、塗装作業を効率的に進めているよ。

サーフェイサー・エヴォを塗装した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ

ペーネロペー

ペーネロペーの迷彩塗装1回目は、ガイアノーツのメカサフ・ライトを塗装しています。

0.5mmのハンドピースを使用して、肩や腰のアーマーなど、塗装面が大きいパーツを均一に塗装しているよ。

メカサフ・ライトを塗装した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ1
メカサフ・ライトを塗装した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ2

迷彩塗装の1回目は、前回の塗装編その1(サーフェイサー・アクセントカラーの塗装)で塗装しています。

迷彩色を塗装する(2回目・ペーネロペー)

迷彩塗装の2回目は、ペーネロペーの装甲部分のみで、オデュッセウスガンダムの装甲部分は3色目の段階でまとめて塗装します。

マスキング

マスキングには、50mm幅のマスキングテープを使用しています。

マスキングで隠れてしまうメカサフ・ライトの部分は、3色の中で表面積に占める塗装の割合がもっとも少ないので、マスキングテープを細めの角形に切り出して貼っています。

初めにマスキングテープをカットするとき、斜めになるようラインを引くと、ランダムな大きさの角形を作りやすくなるよ。

迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ1
マスキングテープを横にカットする
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ3
細めの角形になるよう縦にカットする
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ2
カットしたテープを切り出す
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ4
テープをパーツに貼り付ける

パーツの段差やモールドにテープを密着させるときは、百均(ダイソー)のキューティクルプッシャーを使用しています。

キューティクルプッシャーは、先端が滑らかなので、テープを傷める心配が少ないね。

迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ6
キューティクルプッシャーでテープを密着する
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ5
マスキングが完了したパーツ

キューティクルプッシャーは、「HG ブラックライダーをダズル迷彩でSD グリーンベレーガンダム風に作る #3 塗装編」でも使用しています。

前回、迷彩塗装のサンプル作成編で作成したサンプルのように、メカサフ・ライトがアクセントになるようにしたいので、マスキングする(隠す)部分は控えめにしています。

白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーの迷彩塗装サンプル27
今回制作する迷彩塗装のサンプル

作成した塗装イメージや塗装サンプルを参考に、全体的にバランスがよくなるようにマスキングしています。

迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ8
肩(前方)と胸部のパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ16
肩(後方)のパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ10
スカートとシールドのパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ7
脚部のアーマー

バックパックやライフルのモールドの一部は、このタイミングで一緒にマスキングして、色を塗り分けるつもりだよ(黄色のマスキングテープの部分)。

迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ9
バックパックのパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ11
ビームライフルなど

迷彩色の塗装

2回目の迷彩塗装は、ガイアノーツのニュートラルグレーⅠとⅡを1:1で調色した色を塗装しています。

迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ19
肩(前方)と胸部のパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ20
肩(後方)のパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ21
スカートとシールドのパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ17
脚部のアーマー
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ18
バックパックのパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ22
ビームライフルなど

ニュートラルグレーⅠとⅡを1:1で調色した色は、HG ∞ジャスティスガンダム(ストライクフリーダムカラー)の制作でも使用しています。

迷彩色を塗装する(2回目・オデュッセウスガンダム)

マスキング

2色を組み合わせるオデュッセウスガンダムの迷彩塗装は、明るい色の割合が多くなるようにマスキングしています。

迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ15
ヘルメットのパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ14
腕とボディのパーツ

スカートのモールドの一部は、このタイミングで一緒にマスキングしているよ(黄色のマスキングテープの部分)。

迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ13
スカートなどのパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ12
脚のパーツ

迷彩塗装の完成

オデュッセウスガンダムの2回目の迷彩塗装(明るい色)は、フィニッシャーズのスーパーシェルホワイトを塗装しています。

ペーネロペーの迷彩塗装とは異なり、濃いアクセントカラーがないので、明るく、柔らかな印象の迷彩になっています。

キューティクルプッシャーなどでしっかり密着させたので、塗料の滲みもなく仕上がっているよ。

迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ1
ヘルメットのパーツ
迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ2
腕とボディのパーツ
迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ3
スカートなどのパーツ
迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ4
脚のパーツ

迷彩色を塗装する(3回目・ペーネロペー)

マスキング

細長い角形のマスキングをした1回目とは異なり、正方形や台形に近い形でマスキングテープを貼り付け、オデュッセウスガンダムと同様、明るい色の割合が最も多くなるようにしています。

迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ27
肩(前方)と胸部のパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ30
肩(後方)のパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ31
スカートとシールドのパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ29
脚部のアーマー
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ28
バックパックのパーツ
迷彩塗装でマスキングする白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ32
ビームライフルなど

迷彩塗装の完成

ペーネロペーの迷彩塗装3色目も、フィニッシャーズのスーパーシェルホワイトを塗装しています。

スーパーシェルホワイトとニュートラルグレーⅠとⅡを1:1で調色した色の淡い組み合わせに、濃い目のメカサフ・ライトがアクセントになる迷彩になっています。

迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ5
肩(前方)と胸部のパーツ
迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ6
肩(後方)のパーツ
迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ7
スカートとシールドのパーツ
迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ10
脚部のアーマー
迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ9
バックパックのパーツ
迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ8
ビームライフルなど

色のコントラストをチェックする

迷彩カラーとアクセントカラーの塗装が完了したので、組み立てたときの色のコントラストをチェックしています。

モノトーンの迷彩カラーとブルーの組み合わせが、シックなコントラストになっているね。

迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ11

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

今回のふりかえり

マスキング、塗装ともに非常に負荷の高い作業でしたが、塗料の滲みなど大きなミスがなく、無事に仕上がってホッとしています。

塗装を終えてみると、迷彩の模様や色の組み合わせは、ほぼ塗装サンプルのとおりに仕上がりました。

オデュッセウスガンダムとペーネロペーの1回目のマスキングは、色の割合に注意しながら、まんべんなく貼ることを意識して、スムーズに作業を進めることができました。

難航したのは、ペーネロペーの2回目のマスキングです。

下記のサンプル画像のように、できるだけ3色ができるだけ組み合わされているように、2色だけになる部分が少なくなるように工夫してマスキングしています。

サンプルでは比較的容易に配置できましたが、パーツの大小や、左右対になるパーツのバランス、ボディ全体のバランスなどを考えながら配置するために、テープの形や大きさ、貼る向きなどを何度もやり直して完成しました。

白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーの迷彩塗装サンプル27
迷彩塗装のサンプル
迷彩塗装が完成した白迷彩カラーで制作する全塗装HGペーネロペーのパーツ7
スカートとシールドのパーツ

迷彩塗装は、キューティクルプッシャーなどを使って、慎重に作業したことで塗料の滲みやホコリの付着も少なく、キレイに仕上がったと思っています。

ペーネロペーの中間色(ニュートラルグレーⅠとⅡを1:1で調色した色)の割合を、もう少し多くしてもよかったかなとも思いましたが、明るい雰囲気になっているので、これでよいことにしています。

また、今回は大きなパーツを、たくさん塗装する必要があったので、準備する塗料の量にも注意しています。

途中で塗料が切れてしまうと作業が止まってしまうだけでなく、色合いが変わってしまう可能性があるので、事前に残量をよくチェックしています。

今回のマスキングと塗装作業には4日かかり、自分にとっては高いチャレンジだったと思いますが、今回の制作のヤマ場を越えることができました。

次回は、デカールやメタルパーツを使って、より迷彩らしく仕上げていきたいと思います。

塗装レシピ

メモ
  • フィニッシャーズ スーパーシェルホワイト
  • ガイアノーツ フォグブルー
  • GSIクレオス ディープオーシャンブルー
  • ガイアノーツ メカサフ・ライト
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠとⅡを1:1で調色した色
  • ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • ガイアノーツ ウォームライトグレー
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅣ
  • GSIクレオス ジャーマングレー
  • GSIクレオス ブルーFS35622
  • GSIクレオス RLMライトブルー78
  • ガイアノーツ スレートブラック
  • GSIクレオス RLMライトブルー76

使用したツール

メモ
  • ゴッドハンド 片刃ニッパーST
  • ゴッドハンド アルティメットニッパー
  • ダイソー キューティクルプッシャー
  • スリーコインズ スライド式カトラリーケース
  • ダイソー 整理トレー(大)
  • ダイソー キューティクルプッシャー
  • 機動戦士ガンダムペンサンダー
  • タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • ダイソー スポンジやすり(細目)
  • ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.15mm
  • ゴッドハンド ショートパワーピンバイス
  • ゴッドハンド ドリルビット5本組B
  • ゴッドハンド スピンブレード
  • タミヤ スパーマックス エアーブラシ SX0.5D
  • タミヤ 静電気防止ブラシ(モデルクリーニングブラシ 静電気防止タイプ)
  • ダイソー チークブラシ

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は「HG ペーネロペーを白迷彩カラーで作る」仕上げ編の記事を投稿する予定です。

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