ご覧いただき、ありがとうございます。
前回に続き、RG ゴッドガンダムをカスタムカラー(グロスブラック・クリアーレッド)で制作していきます。
今回は塗装準備編となります。
- 制作モチーフのRG サザビーの塗装を参考にした塗装イメージ(下絵)の作成
- クリアカラーの塗料比較(クリアーレッド・GXクリアールージュ)と塗装する色の組み合わせ決定
RG ゴッドガンダムは細かくパーツ分けされているから、それを活かしてブラックやレッドの塗り分けを決めていくよ。
塗料を比較して、ボディの大半を占めるブラックと相性のいいレッドを見つけようね。
制作のモチーフと使用するキット
制作のモチーフ
制作のモチーフは、昨年3月に制作したRG サザビー・カスタムカラー(GXメタルレッド)です。
- ブラック(ベースカラー) ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
- ブラック(サブカラー) ガイアノーツ ボトムズカラー・スレートブラック
- レッド GSIクレオス GXメタルレッド
- ゴールド Ex- ゴールド
- グレー ガイアノーツ フレームメタリック1
今回はRG サザビーの配色を参考に、ブラックとレッド系のクリアカラーを使って、グロス(ツヤあり)仕上げで制作したいと思います。
使用するキット
使用するキットは、2022年8月13日に発売されたRG 1/144 ゴッドガンダムです。
ヒトの動きの再現が徹底追求されており、「腕組み」ポーズの再現ができるほど手脚や胴体の可動が広くなっています。
ゴッドガンダムの設定やアニメを詳しく知らないのですが、全体的に流線型の印象を受けるので、グロス仕上げでも違和感なく仕上がるかなと思っています。
ツールと塗料のまとめ記事
RG ゴッドガンダム・カスタムカラー(グロスブラック・クリアーレッド)の制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。
塗装前の加工をする
分解する
加工や塗装の準備のため、いったん分解します。
分解したパーツは、百均(ダイソー)の整理トレー(大)で、ブラック、レッド、グレーなどの塗装する色ごとに仕分けしているよ。
ゲート跡を消す
ゲート跡をカッターやタミヤのフィニッシングペーパー、600・800番で消していきます。
アンダーゲートのパーツが多く、アルティメットニッパーで二度切りしているから、カッターでかんながけするだけでゲート跡が目立たなくなるね。
過去記事でもご紹介したとおり、紙やすりは、画像のように百均(ダイソー)のウッドブロックに同じく百均(ダイソー)の強力スポンジ両面テープ(幅15mm)で貼り付けて使用しています。
iPadのアプリで塗装イメージを作る(SengaChanとibisPaintX)
塗装イメージは、SengaChan(iOS版のみ)とibisPaintXというアプリを使用して作成しています(どちらも無料でインストール可能)。
ご紹介するアプリは、自己責任でインストール、ご使用ください。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。
SengaChan(線画を抽出する)
- SengaChanで画像から線画を抽出し、画像を保存する
- モードとシャープネス、しきい値を設定する(モードを「分割」、シャープネスを「中」か「高」、しきい値を「低」に設定)
- 線画を保存し、SengaChanを終了する
ibisPaintX(線画を加工する)
- 先ほど保存した線画をibisPaintXで開く
- 黒側と白側の色を調整して線画の輪郭線をできるだけ明確にする
- 保存ボタンを押していったん画像を保存する
- 保存した画像の途切れている輪郭線をブラシでつなぐ(この作業が不十分だと隣の部分まで同じ色に塗りつぶされる)
ibisPaintX(線画に色を入れる)
- 作業レイヤーを追加し、輪郭線のレイヤー1、塗りつぶしに使うレイヤー2を追加する
- 塗りつぶしを使って、レイヤー2の輪郭線の内側を塗りつぶす
- 塗りつぶしが完了したら、レイヤー1とレイヤー2を入れ替え、輪郭線が前面になるようにする
- PNG保存を選び、ibisPaintXを終了する
ボディカラーは、ブラック、レッド、グレーを組み合わせます。
塗料を比較する(クリアーレッド・GXクリアールージュ)
塗料の比較は、百均のクリアスプーンに、サーフェイサー、比較する色、Ex- クリアーの順に塗装した状態で行っています。
できるだけ実際の色に近くなるよう画像を調整していますが、使用するモニター等の環境により、本文の説明と異なっていたり、色の違いが分かりづらい場合があります。
また、それぞれの色の説明は、筆者が感じた印象となりますので、ご了承ください。
用意した塗料
今回の塗装では、レッドの部分をメタリックカラーの上にクリアカラーを塗装して、キャンディ塗装のように仕上げる予定です。
ガイアノーツのクリアーレッドと、今まで使ったことがないGXクリアールージュを用意して色合いを比較しています。
- GSIクレオス GXラフシルバー ※下地の色(メタリックカラー)
- GSIクレオス GXラフゴールド ※下地の色(メタリックカラー)
- ガイアノーツ クリアーレッド ※表面の色(クリアカラー)
- GSIクレオス GXクリアールージュ ※表面の色(クリアカラー)
塗料の比較
下地のメタリックカラーには、GXラフシルバーとGXラフゴールドの2種類を使って比較しています。
ラフシルバーやラフゴールドは粒子が粗いから、上にクリアカラーを塗装するとメタリックカラーがキレイに反射するよ。
画像は、クリアーレッド(下地GXラフゴールド、GXラフシルバーの順)、GXクリアールージュ(下地GXラフゴールド、GXラフシルバーの順)の順です。
明るさは一番右のGXクリアールージュとGXラフシルバーの組み合わせから順に、左にいくに連れて濃くなっているよ。
GXクリアールージュは、ラフシルバー下地だとピンク寄り、ラフゴールド下地だと朱色寄りの色になっているよ。
クリアーレッドは、色合いよりも色の濃さや深みに違いがあるという印象だよ。
塗装する色を決める
塗装する色
クリアーレッドとGXクリアールージュを比較した結果、今回のRG ゴッドガンダムの塗装には、次の色を使用します。
- ブラック ガイアノーツ Ex- ブラック
- レッド ガイアノーツ クリアーレッド(下地GXラフゴールド)
- グレー ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ(フラット仕上げ)
- 内部フレーム ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ
色の組み合わせ
今回の塗装は、ベーシックなEx- ブラックをベースに、下地にGXラフゴールドを塗装したクリアーレッドを組み合わせます。
ボディの一部はフラットのニュートラルグレーⅤを使って、光沢の有無でメリハリを出したいと思います。
レッドは、もっとも深みがあったGXラフゴールドとクリアーレッドの組み合わせを選び、ブラックと合わせてちょい悪な雰囲気にします。
まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
今回の工程を振り返ると、塗装前の加工作業はほぼ不要でした。
細かいパーツで色分けされていますし、モールドも深いので、ゲート跡の処理に留めています。
ゲート跡の処理もアンダーゲートのパーツが多いので、カッターでかんながけしてあげるだけで跡が目立たなくなりました。
塗装イメージも細かいパーツ分けに沿って、ブラック、レッド、グレーを色分けしています。
肩のアーマーや太もものスリットはレッドとグレーをマスキングで塗り分けます。
レッドで使用する色は当初、まだ使ったことがないGXクリアールージュにするつもりでした。
下地シルバーとゴールドでクリアーレッドと比較したところ、もっとも深みがあり、ボディの大半を占めるブラックとの相性がよさそうなクリアーレッドと下地GXラフゴールドの組み合わせを選んでいます。
GXクリアールージュは、シャア専用カラーなど、明るいレッドのキャンディ塗装に使えそうな印象です。
内部フレームの色にメカサフ・スーパーヘヴィを使うので、ニュートラルグレーⅤとのメリハリが心配ですが、直接隣り合う部分が多くないので、大丈夫かなと思っています。
次回は今回決めた色分けに沿って、サーフェイサーの塗装から作業を進めていきます。
塗装レシピ
- ガイアノーツ Ex- ブラック
- GSIクレオス GXラフゴールド
- ガイアノーツ クリアーレッド
- ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ
- ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ
塗料の比較のみに使用したものはこちらです。
- GSIクレオス GXクリアールージュ
使用したツール
- ゴッドハンド 片刃ニッパーST
- ゴッドハンド アルティメットニッパー
- ダイソー 整理トレー(大)
- タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
- ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
今回の制作で使用したキット
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「RG ゴッドガンダムをカスタムカラー(グロスブラック・クリアーレッド)で作る」塗装編の記事を投稿する予定です。