ご覧いただき、ありがとうございます。
前回に続き、FULL MECHANICS ガンダムエアリアルをリサーキュレーションカラー・ブルーで制作していきます。
今回は塗装編となります。
- サーフェイサーの塗装
- 本番の塗装(ブラック・メタリックブラック・ブルー)
- 塗装した色の仕上がりチェック
ツヤあり、ツヤ消しの仕上げの違いや、色のコントラストに注意して塗装を進めていくよ。
トップコートやモデリングワックスを使ったツヤ出しを予定しているから、表面が均一になるよう慎重に塗装を進めようね。
制作のモチーフと使用するキット
制作のモチーフ
制作のモチーフは、2023年10月に開催されたイベント、GUNDAM NEXT FUTURE限定で発売されたHG 1/144 ガンダムエアリアル(リサーキュレーションカラー・ネオンブルー)です。
ブラックの成型色をベースに、ネオンブルーの成型色が組み合わされた、スタイリッシュなカラーリングになっています。
使用するキット
使用するキットは、2023年4月22日に発売されたFULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアルです。
塗装イメージと関連記事
塗装イメージと塗り分けのポイント
ブルーを塗装する部分は、モチーフのHG 1/144 ガンダムエアリアル(リサーキュレーションカラー・ネオンブルー)を踏襲しています。
ボディカラーのブラックは、一部を濃度の異なるブラック、またはガンメタ系の色と塗り分けて、単調にならないよう工夫しています。
ブルーは、HG 1/144 ガンダムエアリアル(リサーキュレーションカラー・ネオンブルー)よりも深みのある色を使います。
使用したツールと塗料のまとめ記事
FULL MECHANICS ガンダムエアリアル(リサーキュレーションカラー・ブルー)の制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。
サーフェイサーを塗装する
サーフェイサーは、ガイアノーツのサーフェイサーを使用しています。
グレー
ブラックを塗装するパーツの下地は、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォ(グレー)を塗装しています。
グレーを塗装したパーツには、成型色がホワイトとブルー(画像の青枠)のパーツがあるけれど、色の差は見当たらないね。
ブラック
ブルーとメタリックブラックを塗装するパーツの下地は、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックを塗装しています。
画像の上段はメタルブラック、下段はブルーを塗装するパーツだよ。
メカサフ
肩や腕の関節など、内部フレームのパーツは、ガイアノーツのメカサフ・スーパーヘヴィを塗装し、そのまま仕上げの色にします(フラット仕上げ)。
ツヤありに仕上げるボディカラーと仕上げの差によるメリハリが出るようにしているよ。
塗装する色の組み合わせ
ブラック、ガンメタ、ブルーの塗料を比較した結果、今回のFULL MECHANICS ガンダムエアリアルの塗装には、次の色を使用します。
- メインカラー ガイアノーツ Ex- ブラック
- サブカラー タミヤ・メタリックブラック
- ブルー GSIクレオス・GXディープクリアーブルー(下地はGSIクレオスのGXラフシルバー)
- フレーム ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ
塗装する色は、前回の#2塗装準備編で、塗料を比較してから決めているよ。
エアブラシで塗装する
エアブラシ塗装に使用するツール
エアブラシのハンドピースは、GSIクレオスのプロコンBOY・ダブルアクションエアブラシ・0.3mmを使用しています。
エアブラシの塗装では、塗料と溶剤の比率を1:1.5程度にしていることが多いので、ガンプラの制作では、ほぼこのハンドピースだけで塗装をしています。
コンプレッサーの圧力を調整することで、メタリックカラーやサーフェイサーの塗装も問題なく対応可能です。
コンプレッサーは、タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーを使用しています。
タミヤのスプレーワークパワーコンプレッサーは、出力が高いので、サーフェイサーや粒子の粗いメタリックカラーなどを均一に塗装できます。
また、夏季の湿度の高い時期など、こまめに水抜きをする必要があるので、水抜きが簡単にできるのも助かります。
ブラック
ボディのメインカラーのブラックは、ガイアノーツのEx- ブラックを塗装しています。
Ex- ブラックは、キレイなツヤが出るように均一に塗ることを心がけているよ。
メタリック
ボディのサブカラーのメタリックは、タミヤのメタリックブラックを塗装しています。
タミヤのメタリックブラックはキメの細かいメタリック粒子になっているよ。
シルバー
GXディープクリアーブルーの下地には、GSIクレオスのGXラフシルバーを塗装しています。
GXラフシルバーは、GXディープクリアーブルーの下地にしているよ。
ブルー
ブルーは、GSIクレオスのGXディープクリアーブルーを塗装しています。
GXラフシルバーの上にGXディープクリアーブルーを塗装することで、キャンディ塗装のような仕上がりにしているよ。
塗装した色の組み合わせをチェックする
ブラックと深みのあるブルー、メッキパーツのレッドの組み合わせは、よいコントラストになっています。
ブラック、ブルーと内部フレームのメカサフの組み合わせは、仕上げの違い(ツヤの有無)でメリハリが出ています。
足の甲の部分はブラックとメタリックブラックで塗り分けましたが、よくまとまっていると思います。
次回、もう少しマスキングで塗り分けますが、今のところ色の組み合わせはイメージ通りになっています。
まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
今回の工程は、前回の塗装準備編で塗り分けを決めているので、それに沿って着々と塗装を進めています。
1つ目のポイントはツヤありのボディカラーとメリハリを出すために、ツヤ消しのメカサフ・スーパーヘヴィを使ったところです。
最後の仕上がりチェックの画像を見ると、メカサフと他の色の仕上がりの違いがよく出ていると思います。
メカサフはそのまま使っても問題ない色合いで、ツヤ消しのトップコートも省略でき、作業の効率化にもなっています。
他のグレーよりも濃い少し明るいスーパーヘヴィを使ったのも、目立ちすぎずちょうどよかったと思います。
もう一つのポイントは、ブラックを塗り漏れなく、均一になるように塗装したところです。
今回はもともとの成型色がホワイトのパーツをブラックに塗り替えるものが多く、塗り漏れがあると目立ってしまいます。
また、トップコート・モデリングワックスと作業を進めたときに、きれいなツヤにもつながるので、表面が均一になるように注意しながら塗装しています。
タミヤのメタリックブラックは、まさに黒のメタリックという色合いで、他の明るいガンメタ系の色よりもブラックとよくマッチしています。
メタリックブラックで塗装する部分はそれほど多くないですが、機体の素材の違いのようなコントラストになればと思います。
GXディープクリアーブルーとブラックのコントラストは深みのある組み合わせになりました。
モチーフのネオンブルー(水色)とはイメージが異なりますが、深みのあるブルーのほうが個人的には好みです。
次回の仕上げの工程では、デカールなどのドレスアップよりも、ブラックなどのツヤ出しをメインに作業を進めていきます。
塗装レシピ
- ガイアノーツ Ex- ブラック
- タミヤ メタリックブラック
- GSIクレオス GXラフシルバー
- GSIクレオス GXディープクリアーブルー
- ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ
- ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォ(グレー)
- ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
塗料の比較のみに使用したものはこちらです。
- ガイアノーツ プリズムブルーブラック
- GSIクレオス ロシアンエアクラフトブルー(2)
- GSIクレオス LASCIVUS Aura 濡烏
- ガイアノーツ ヘキサカラー ヘキサブラック
- ガイアノーツ 勇者カラー ブレイブブラック
- GSIクレオス 黒鉄色
- GSIクレオス ガンメタル
- ガイアノーツ スターブライトアイアン
- GSIクレオス GXメタルブラック
- ガイアノーツ フレームメタリック1+スモークグレー
- ガイアノーツ フレームメタリック2+スモークグレー
- GSIクレオス クリスタルカラー サファイアブルー
- ガイアノーツ プライマリーメタリックブルー
- ガイアノーツ クリアーブルー
使用したツール
- ゴッドハンド 片刃ニッパーST
- ゴッドハンド アルティメットニッパー
- スリーコインズ スライド式カトラリーケース
- タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
- ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
- ダイソー スポンジやすり(細目)
今回の制作で使用したキット
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「FULL MECHANICS ガンダムエアリアルをリサーキュレーションカラー・ブルーで作る」仕上げ編の記事を投稿する予定です。