FULL MECHANICS ガンダムエアリアルをリサーキュレーションカラー・ブルーで作る #2 塗装準備編

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全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(アイキャッチ2)

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、FULL MECHANICS ガンダムエアリアルをリサーキュレーションカラー・ブルーで制作していきます。

今回は塗装準備編となります。

この記事の内容
  • iPadアプリを使った塗装イメージの作成
  • 塗料の比較と塗装する色の組み合わせ

モチーフのガンダムエアリアル(リサーキュレーションカラー・ネオンブルー)だけでなく、以前制作したガンダムファラクトを参考に塗装イメージを作ってみるよ。

ブラックやガンメタ、ブルーの塗料を比較して、制作のイメージにあった色の組み合わせを見つけようね。

目次

制作のモチーフと使用するキット

制作のモチーフ

制作のモチーフは、2023年10月に開催されたイベント、GUNDAM NEXT FUTURE限定で発売されたHG 1/144 ガンダムエアリアル(リサーキュレーションカラー・ネオンブルー)です。

ブラックの成型色をベースに、ネオンブルーの成型色が組み合わされた、スタイリッシュなカラーリングになっています。

通常版のHG ガンダムエアリアルは、ガンダムルブリスカラーで制作していますので、あわせてご覧いただけるとうれしいです。

使用するキット

使用するキットは、2023年4月22日に発売されたFULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアルです。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(仮組みレビュー7)

使用したツールと塗料のまとめ記事

FULL MECHANICS ガンダムエアリアル(リサーキュレーションカラー・ブルー)の制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。

iPadのアプリで塗装イメージを作る(SengaChanとibisPaintX)

塗装イメージは、SengaChan(iOS版のみ)とibisPaintXというアプリを使用して作成しています(どちらも無料でインストール可能)。

ご紹介するアプリは、自己責任でインストール、ご使用ください。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。

塗装イメージは、仮組みレビューの画像をもとに作成します。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(仮組みレビュー1)

塗装イメージの作成手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。

SengaChan(線画を抽出する)

  • SengaChanで画像から線画を抽出し、画像を保存する
  • モードとシャープネス、しきい値を設定する(モードを「分割」、シャープネスを「中」か「高」、しきい値を「低」に設定)
  • 線画を保存し、SengaChanを終了する
全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗装イメージ1)
SengaChanで抽出した線画

ibisPaintX(線画を加工する)

  • 先ほど保存した線画をibisPaintXで開く
  • 黒側と白側の色を調整して線画の輪郭線をできるだけ明確にする
  • 保存ボタンを押していったん画像を保存する
  • 保存した画像の途切れている輪郭線をブラシでつなぐ(この作業が不十分だと隣の部分まで同じ色に塗りつぶされる)
全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗装イメージ2)
ibisPaintXで輪郭線を追加した線画

ibisPaintX(線画に色を入れる)

  • 作業レイヤーを追加し、輪郭線のレイヤー1、塗りつぶしに使うレイヤー2を追加する
  • 塗りつぶしを使って、レイヤー2の輪郭線の内側を塗りつぶす
  • 塗りつぶしが完了したら、レイヤー1とレイヤー2を入れ替え、輪郭線が前面になるようにする
  • PNG保存を選び、ibisPaintXを終了する
全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗装イメージ3)
塗り分けが完了した塗装イメージ

塗り分けのポイント

ブルーを塗装する部分は、モチーフのHG 1/144 ガンダムエアリアル(リサーキュレーションカラー・ネオンブルー)を踏襲しています。

ボディカラーのブラックは、一部を濃度の異なるブラック、またはガンメタ系の色と塗り分けて、単調にならないよう工夫しています。

ブルーは、HG 1/144 ガンダムエアリアル(リサーキュレーションカラー・ネオンブルー)よりも深みのある色を使います。

塗装前の準備をする

分解する

加工や塗装の準備のため、いったん分解します。

分解したパーツは、百均(ダイソー)の整理トレー(大)で、塗装する色ごとに仕分けしているよ。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(分解)

ゲート跡を消す

ゲート跡をプロクソンのペンサンダーや、タミヤのフィニッシングペーパー、600・800番で消していきます。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(ゲート跡処理)

過去記事でもご紹介したとおり、紙やすりは、画像のように百均(ダイソー)のウッドブロックに同じく百均(ダイソー)の強力スポンジ両面テープ(幅15mm)で貼り付けて使用しています。

プレミアムバンダイ限定のシャア専用ペンサンダー
ガンプラのゲート跡や合わせ目消しに使用する百均のツール

組み立てや塗装前加工に使用している百均ツールは、下記の記事も参考にしてね。

ガンプラなどの仮組み・加工の工程でよく使用しているツールは、下記の記事にまとめています。

塗料を比較する

塗料の比較は、百均のクリアスプーンに、サーフェイサー、比較する色、グロス(ツヤあり)のトップゴート、の順に塗装した状態で行っています。

できるだけ実際の色に近くなるよう画像を調整していますが、使用するモニター等の環境により、本文の説明と異なっていたり、色の違いが分かりづらい場合があります。

また、それぞれの色の説明は、筆者が感じた印象となりますので、ご了承ください。

用意した塗料(ブラック・ベースカラー)

今回の塗装のベースになるブラックには、ガイアノーツのプリズムブルーブラック、またはガイアノーツのEx- ブラックを使うつもりです。

  • ガイアノーツ プリズムブルーブラック
  • ガイアノーツ Ex- ブラック
全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗料比較1)

下記画像のHG ガンダムファラクト(プリズムブルーブラック塗装)では、プリズムブルーブラックをメインに、サブカラーをEx- ブラックで塗装しているよ。

プリズムブルーブラック塗装で制作するHGガンダムファラクト35

用意した塗料(ブラック系のサブカラー)

ブラックの比較に用意した色は次の5つで、青や紫を感じるブラックまたはブラックに近い濃紺系の色から選んでいます。

比較に用意した塗料
  • GSIクレオス ロシアンエアクラフトブルー(2)
  • GSIクレオス LASCIVUS Aura 濡烏
  • ガイアノーツ ヘキサカラー ヘキサブラック
  • ガイアノーツ 勇者カラー ブレイブブラック

塗料サンプル(ブラック系のサブカラー)

下記の画像は、左からロシアンエアクラフトブルー(2)、LASCIVUS Aura 濡烏、ヘキサブラック、ブレイブブラックの順です。

ロシアンエアクラフトブルー(2)は、ぶどうのような赤紫を強く感じる色になっているよ。

LASCIVUS Aura 濡烏は、塗料のキャップから想像していた色と違って、青や紫をあまり感じないグレーという印象だよ。

ヘキサブラックは、LASCIVUS Aura 濡烏を濃くした色合い、ブレイブブラックはさらに濃くなって青を感じる色になっているよ。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗料比較2)

用意した塗料(ガンメタ系のサブカラー)

ブラックの比較に用意した色は次の7つで、濃いめの色合いでガンメタの粒子が細かいものを選びたいと思っています。

比較に用意した塗料
  • GSIクレオス 黒鉄色
  • GSIクレオス ガンメタル
  • ガイアノーツ スターブライトアイアン
  • GSIクレオス GXメタルブラック
  • タミヤ メタリックブラック

塗料サンプル(ガンメタ系)

下記の画像は、左から黒鉄色、ガンメタル、スターブライトアイアン、GXメタルブラック、メタリックブラックの順です。

5色の中では、黒鉄色はシルバーに近く、ガンメタルはブラウンを感じる色になっているよ。

スターブライトアンアンは他のメタリックに比べて粒子がかなり粗く、ブツブツとしていたので、トップコートを2回重ね塗りして他の色と光沢感を揃えているよ。

GXメタルブラックとタミヤのメタリックブラックはどちらもキメの細かいメタリック粒子になっているよ。

メタリックブラックは名前の通り黒のメタリックという印象で、濃い色のほうが今回の塗装のイメージに近いかな。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗料比較3)

キメの細かい質感が好みのガイアノーツのフレームメタリック1とフレームメタリック2に、GSIクレオスのスモークグレーを重ね塗りしたサンプルも作成しましたが、色が明るすぎたので候補からは外しています。

  • ガイアノーツ フレームメタリック1+スモークグレー
  • ガイアノーツ フレームメタリック2+スモークグレー
全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗料比較5)

用意した塗料(ブルー)

ブルーの比較に用意した塗料は次の4つで、クリアーブルーとGXディープクリアーブルーの下地には、GSIクレオスのGXラフシルバーを使っています。

比較に用意した塗料
  • GSIクレオス クリスタルカラー サファイアブルー
  • ガイアノーツ プライマリーメタリックブルー
  • ガイアノーツ クリアーブルー
  • GSIクレオス GXディープクリアーブルー

塗料サンプル(メタリックブルー)

下記の画像は、左からサファイアブルー、プライマリーメタリックブルー、クリアーブルー、GXディープクリアーブルーの順です。

サファイアブルーはもう少し色が濃いと思っていたけど、薄いライトブルーくらいの色になっているよ。

プライマリーメタリックブルーとクリアーブルーの明るさは同程度で、クリアーブルーは少しグリーンを感じる色になっているよ。

キラキラ感のあるGXラフシルバーを下地にした色のほうが、ブラックとよいコントラストが出そうかな。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗料比較4)

先ほどサンプルチェックで使用したスターブライトアイアンの粒子が粗く、シルバー下地よりも濃い色のブルーが作れないかと考えて、追加でサンプルを作っています。

  • ガイアノーツ スターブライトアイアン+クリアーブルー
  • ガイアノーツ スターブライトアイアン+GXディープクリアーブルー

色合いがグリーン寄りになってしまったことと、粒子が粗い割にキラキラ感が出なかったので、候補から外しているよ。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗料比較6)

色の相性をチェックする

ブラック系とガンメタ系のサンプルの中から、制作のイメージに近かった濃い色をそれぞれ2色選び、メインカラー候補のEx- ブラック、プリズムブルーブラックと相性をチェックしています。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗料比較7)

キラキラ感のあるGXラフシルバーを下地にした2色と、メインカラー候補のEx- ブラック、プリズムブルーブラックと相性をチェックしています。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗料比較8)

塗装する色を決める

塗装する色

ブラック、ガンメタ、ブルーの塗料を比較した結果、今回のFULL MECHANICS ガンダムエアリアルの塗装には、次の色を使用します。

使用した塗料のリスト
  • メインカラー ガイアノーツ Ex- ブラック
  • サブカラー タミヤ・メタリックブラック
  • ブルー GSIクレオス・GXディープクリアーブルー(下地はGSIクレオスのGXラフシルバー)
  • フレーム ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ

色の組み合わせ

ベースカラーのブラックには、シンプルなEx- ブラックを選び、サブカラーには、ガンメタ系のタミヤ・メタリックブラックを選んでいます。

サブカラーのグレー系の色はどれも好きな色だったのですが、ツヤありにするとボケたような印象を受けたので、いずれツヤ消しの塗装で使用したいと思います。

メタリックブルーは、最も深みのあるGXディープクリアーブルー(下地はGSIクレオスのGXラフシルバー)を選んでいます。

内部フレームは、ツヤ消しのメカサフ・スーパーヘヴィを使って、ツヤありのボディカラーとメリハリをつける予定です。

全塗装リサーキュレーションカラー・ブルーで制作するHFULL MECHANICSガンダムエアリアル(塗料比較9)

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

今回のふりかえり

今回の工程では、パーツごとの塗り分けと使用する塗料を決めています。

塗り分けはモチーフのHG ガンダムエアリアル(リサーキュレーションカラー・ネオンブルー)をベースにしていますが、仕上がりは、HG ガンダムファラクト(プリズムブルーブラック塗装)をイメージしています。

ガンダムファラクトはブラック、メタリックレッド、暗めのシルバーのコントラストがイメージどおりに仕上がったので、今度はブルーを使ってみたいと思います。

ガンダムファラクトの制作で少し残念だったのは、プリズムブルーブラックとEx- ブラックの違いがあまり目立たなかったことでした。

遠目にはブラック一色で塗装したように見えてしまったので、今回はメインカラーのブラックともう1色の違いをもう少しはっきりさせて、単調にならないようにしたいと思っています。

サブカラーは、グレー系かガンメタ系か迷いましたが、ツヤありのグレー系の色は重たくボケたような印象で、あまりキレイなツヤを感じなかったので、最も濃いガンメタ系のメタリックブラックを選んでいます。

なお、今回は色の明るさや粒子の粗さで選びませんでしたが、スターブライトアイアンのツヤあり仕上げは、粗い粒子がキラキラと輝いていて、よい発見になりました。

クリアーを塗り重ねる必要はありますが、なかなかガンメタ系のキャンディ塗装に使用する色が見つからなかったので、いずれ別のキットで試したいと思います。

今回の塗装ではソリッドカラーのEx- ブラック、メタリックカラーのメタリックブラックとディープクリアーブルー、ツヤ消しのメカサフ・スーパーヘヴィを組み合わせます。

色の違いによるコントラストだけでなく、仕上げを変えたコントラストも出して、メリハリある塗装に仕上げたいと思います。

塗装レシピ

メモ
  • ガイアノーツ Ex- ブラック
  • タミヤ メタリックブラック
  • GSIクレオス GXラフシルバー
  • GSIクレオス GXディープクリアーブルー
  • ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • ガイアノーツ プリズムブルーブラック
  • GSIクレオス ロシアンエアクラフトブルー(2)
  • GSIクレオス LASCIVUS Aura 濡烏
  • ガイアノーツ ヘキサカラー ヘキサブラック
  • ガイアノーツ 勇者カラー ブレイブブラック
  • GSIクレオス 黒鉄色
  • GSIクレオス ガンメタル
  • ガイアノーツ スターブライトアイアン
  • GSIクレオス GXメタルブラック
  • ガイアノーツ フレームメタリック1+スモークグレー
  • ガイアノーツ フレームメタリック2+スモークグレー
  • GSIクレオス クリスタルカラー サファイアブルー
  • ガイアノーツ プライマリーメタリックブルー
  • ガイアノーツ クリアーブルー

使用したツール

メモ
  • ゴッドハンド 片刃ニッパーST
  • ゴッドハンド アルティメットニッパー
  • スリーコインズ スライド式カトラリーケース
  • タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • ダイソー スポンジやすり(細目)

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回はFULL MECHANICS ガンダムエアリアルをリサーキュレーションカラー・ブルーで作る」塗装編の記事を投稿する予定です。

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