HG ベギルペンデをダークシンカリオンカラーで作る #5 完成編

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全塗装HGベギルペンデダークシンカリオンカラー記事のアイキャッチ5-2

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、HG ベギルペンデをダークシンカリオンカラーで制作しています。

今回は完成編となります。

この記事の内容
  • 仕上げ(デカールと並行したマスキングと並行したフラットとグロスのトップコート)
  • 仮組み画像と比較しながら進める最終組み立て
  • 完成レビュー、塗装前後の印象変化、ポージングなど

今回は最終組み立てから、完成レビュー、ポージングまでを掲載しているよ。

完成したら、塗装前後の印象変化や他のMSとの比較もていねいにお伝えしようね。

目次

制作のモチーフと使用するキット(HG ベギルペンデ)

制作のモチーフ

制作のモチーフは、新幹線変形ロボシンカリオンZに登場する闇の新幹線・ダークシンカリオンです。

使用するキット

使用するキットは、2023年1月14日に発売されたHG ベギルペンデです。

ダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデの仮組みレビュー8

塗装イメージと関連記事

塗装イメージ

今回の塗装は、原則的にランナーの色に沿って塗り分け、ノンキネティックシールドの展開する部分などをマスキングで塗り分けたいと思います。

塗装する色は、ダークグレー、ブラック、ビビットなピンクを組み合わせて、シールドなどのアクセントにはメタリックグリーンを使用します。

ダークシンカリオンカラーで制作するHGベギルペンデの塗装イメージ13
塗り分けが完了した塗装イメージ

塗装イメージの作成手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。

ツールと塗料のまとめ記事

HG ベギルペンデ(ダークシンカリオンカラー)の制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。

水星の魔女シリーズ制作記事へのリンク

HG ベギルペンデのほか、ダリルバルデ、ガンダムルブリス、ガンダムエアリアルなどを制作しています。

最終組み立て

最終組み立ては、塗膜を傷めないよう注意しつつ(特にグロス仕上げのパーツ)、仮組みの画像と比較しながら作業を進めています。

仮組みや仮組みレビューなどは、下記の記事に掲載しています。

頭部

頭部は、ニュートラルグレーⅣとクリムゾンレッドを基本に、マスキングでGXメタルバイオレットを塗り分けてからクリアパーツを取り付けています。

クリアパーツ下のラインモールドにブラックなどの色を入れたほうがよかったね。

ダークシンカリオンカラーで制作するHGベギルペンデのパーツ3
塗装前
最終組み立て中のダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデのパーツ1
塗装後

頭部の後方やアンテナは、先端をシャープに整えているよ。

ダークシンカリオンカラーで制作するHGベギルペンデのパーツ4
塗装前
最終組み立て中のダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデのパーツ2
塗装後

ボディ

モノトーンな色の組み合わせですが、外部装甲のニュートラルグレーⅣ(フラット仕上げ)と内部装甲のEx- ブラック(グロス仕上げ)でメリハリが出ています。

ダークシンカリオンカラーで制作するHGベギルペンデのパーツ5
塗装前
最終組み立て中のダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデのパーツ4
塗装後

腕部

ブラウンに近い色合いのレッドから、ピンクに近いフレッシュなレッドに変わったので、若々しい雰囲気に変わっています。

肘の関節などは塗装準備の段階でクリアランスを調整して、塗膜が傷まないようにしているよ。

ダークシンカリオンカラーで制作するHGベギルペンデのパーツ7
塗装前
最終組み立て中のダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデのパーツ5
塗装後

脚部

脚部も腕部と同じ色の組み合わせですが、ブラックの割合が多いので、引き締まった印象を受けます。

グロスのブラックだけでなく、くるぶしの関節などはフラットのブラック(サーフェイサー・エヴォブラック)を使用しているよ。

ダークシンカリオンカラーで制作するHGベギルペンデのパーツ15
塗装前
最終組み立て中のダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデのパーツ6
塗装後

バックパック

グロスのEx- ブラックとクリムゾンレッドは少し強めの組み合わせですが、穏やかなGXメタルイエローグリーンがちょうどよいクッションになっていると思います。

バックパック中央のバーニアには、GXメタルイエローグリーンを塗装した百均(ダイソー)のシードビーズ・シルバーを取り付けているよ。

ダークシンカリオンカラーで制作するHGベギルペンデのパーツ8
塗装前
最終組み立て中のダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデのパーツ7
塗装後

ビームライフル

ビームライフルの先端は、キット付属のシールを貼ってから、百均(ダイソー)の速乾UVレジン液のクリア・ハードを入れて、ワンポイントにしています。

UVレジン液は、商品の説明欄などをよく確認してから、室内の換気、マスクや手袋の着用などに十分注意してください。

  • キットに付属しているホイルシールを貼る(またはハイキューパーツのサークルステッカーの余白部分など)
  • レジン液をGSIクレオスのMr.グルー・アプリケーターなどで慎重に流し込む
  • ガイアノーツのM-09 UVライトなどを使用してUVレジン液を十分に硬化させる

上段のグリーンは、キット付属のシールをそのまま貼っているよ。

最終組み立て中のダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデのパーツ8

ノンキネティックシールド

ノンキネティックシールドは角を鋭角に整えたので、全体的にシャープな雰囲気に仕上がっています。

最終組み立て中のダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデのパーツ9

完成レビュー

ダークシンカリオンをモチーフに制作してきましたが、ニュートラルグレーⅣとクリムゾンレッドのコントラストや、フラットとグロスのメリハリも出ていて、概ねイメージどおりに仕上がっています。

フロントビュー

今回のニュートラルグレーⅣとクリムゾンレッドの組み合わせは、過去に制作したポケモン・色違いレックウザの塗り分けを参考に制作しています。

色違いレックウザのときには使用しなかったGXメタルバイオレットの相性を少し心配していましたが、ブラックを使ったことで違和感なくまとまっています。

ビームライフルやシールドの持ち手の部分は、ガイアノーツのメカサフ・スーパーヘヴィで塗装し、ボディカラーよりも少し暗めの色にしているよ。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ19

バストアップ

HG ベギルベウを制作したときはクリアパーツをメタリックカラーに塗装してしまいましたが、今回のように下地を塗装してからクリアパーツを取り付けるほうが透明感を感じるので、今後も取り入れていこうと思います。

ボディ中央のクリアパーツもGXメタルバイオレットを塗装してから取り付けているよ。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ4

サイドビュー・左

バックパックがコンパクトなので、同じボディのHG ベギルベウよりも安定して立つことができます。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ5

リアビュー

デカールはフラット仕上げのパーツのみに貼って控えめにしてみましたが、ちょうどよいバランスになっていると思います。

バックパック中央部のバーニアは、ガイアノーツのフレームメタリック2を塗装しているよ。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ6

GXメタルイエローグリーンは、周囲の色に比べて弱いかなと心配していましたが、逆に淡めで柔らかな色合いがよいアクセントになっていると思います。

GXメタルイエローグリーンは、サイコフレームの表現などに使えそうだから、いずれ試してみようね。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ7

トップビュー

GXメタルバイオレットとGXメタルイエローグリーンで塗り分けたところ以外、基本的にパーツの色分けに沿って塗装しましたが、バランスのよい組み合わせになっていると思います。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ8

サイドビュー・右

フラット仕上げとグロス仕上げのパーツを組み合わせると、色の違いだけでないコントラストを出せるので、今後の制作にも取り入れていこうと思います。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ9

塗装前後を比較する

塗装前と大きく色の組み合わせは変えていませんが、鮮やかな色や仕上げの違う色を組み合わせたことで、フレッシュかつ引き締まった印象に変わったと思います。

フロントビュー

ダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデの仮組みレビュー1
塗装前
完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ20
塗装後

バストアップ

ダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデの仮組みレビュー3
塗装前
完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ4
塗装後

サイドビュー

ダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデの仮組みレビュー4
塗装前
完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ5
塗装後

リアビュー

ダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデの仮組みレビュー5
塗装前
完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ6
塗装後
ダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデの仮組みレビュー6
塗装前
完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ7
塗装後

トップビュー

ダークシンカリオンカラーで制作する全塗装HGベギルペンデの仮組みレビュー10
塗装前
完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ8
塗装後

塗装イメージと比較する

グレーが明るい色になったので、少しソフトな印象になっていますが、概ね塗装イメージのとおりに完成しています。

ダークシンカリオンカラーで制作するHGベギルペンデの塗装イメージ7
完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ20

塗装イメージは、「HG ベギルペンデをダークシンカリオンカラーで作る #2 塗装準備編」で作成しています。

水星の魔女シリーズのMSと比較する

ベギルベウ・ダリルバルデ

HG ベギルペンデとHG ベギルベウは同じボディになっていますが、色や装備する武器などの違いでだいぶ印象が異なります。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ10

HG べギルべウやHG ダリルバルデと比べると、ボリュームのある太ももと、ひざから下のスリムなフォルムなどは共通しています。

クリスタルカラーとキャンディ塗装で制作する全塗装・HGベギルベウの完成レビュー(フロントビュー1)
HG ベギルベウ
キャンディ塗装で制作した全塗装HG ダリルバルデの完成レビュー1
HG ダリルバルデ

HG ベギルベウは、クリスタルカラーのダイアモンドシルバーとクリアーパープル、GXメタルバイオレットでキャンディ塗装にしているよ。

HG ダリルバルデは、GXメタルイエローとクリアーレッドのキャンディ塗装、スターブライトゴールドで仕上げているよ。

ガンダムルブリス・ガンダムエアリアル

HG ガンダムルブリスやHG ガンダムエアリアルと比べると、絞られたウエストやボリュームのある太ももの他に、シンプルなビームライフルと大ぶりなシールドなどに共通点があると感じます。

全塗装で制作したHGガンダムルブリスの完成レビュー(フロントビュー3)
HG ガンダムルブリス
HG ガンダムエアリアル

HG ガンダムルブリスは、アルティメットホワイトとジャガーパープルを組み合わせて、明るくビビットな雰囲気に仕上げているよ。

HG ガンダムエアリアルは、ホワイトFS17875とスーパーシェルホワイトをベースに、ライラックピンクを組み合わせて落ち着いた雰囲気に仕上げているよ。

アクションポーズ

アクションベースを使用して、ポージングをしています。

関節がしっかりしていて、スカートも小さいから、ポージングはしやすくなっているよ。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ11
完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ14

ビームライフルは手から抜けやすかったので、少しポージングが難しかったね。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ17

付属のスタンドを使って、ノンキネティックシールドの射出状態を再現することができます。

完成したダークシンカリオンカラーの全塗装HGベギルペンデ18

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

制作全体のふりかえり

今回の制作は、過去にHG ベギルベウを制作していたので、できるだけシンプルに制作することを目的としてきました。

メタリックカラーとのマスキングとトップコートの塗装順序など、気をつけるところもありましたが、ポケモン・色違いレックウザの塗装を参考にして、スムーズに制作することができました。

モチーフのダークシンカリオンの配色に近い塗装に仕上がったと思います。

初めて使用したGXメタルイエローグリーンだけ、周囲の色に比べて弱いかなと心配していましたが、逆に淡めで柔らかな色合いがよいアクセントになっていると思います。

メタリックグリーンの選択肢が増えたのは収穫でした。

今回の制作のポイントは、マスキングとトップコートを並行して進めたことです。

フラットカラーで仕上げるパーツの中に、グロスのメタリックカラーで塗り分ける必要があったので、次のような手順で作業を進めています。

  • フラットのトップコートを塗装(ニュートラルグレーⅣ・クリムゾンレッド)
  • メタリックカラーで塗装する部分をマスキング(GXメタルバイオレットとGXメタルイエローグリーン)
  • Ex- ブラックとマスキングで塗り分けたメタリックカラーにグロスのトップコートを塗装

いったんマスキングテープを剥がして再度別の部分をマスキングする手間もなかったので、スムーズに作業が進みました。

完成してみると、ニュートラルグレーⅣとクリムゾンレッドのコントラストや、フラットとグロスのメリハリも出ていて、概ねイメージどおりに仕上がっています。

残念だったのは、ニュートラルグレーⅣの塗装でシールドなどに色ムラが出てしまったことです。

湿度が高い日だったのか、トップコートの塗装が安定しないことがあり、完成を急ぎ過ぎてしまったと反省しています。制作や塗装のスケジュールに余裕を持てるように工夫したいと思います。

組み立ての途中ではベギルベウと共通の部分が多く、あまり新しさを感じませんでしたが、明るいベギルベウと対照的にフレッシュで引き締まった印象になり制作を楽しむことができました。

今後の制作でも塗装イメージの作成や塗料の比較を行い、新しい色の組み合わせで制作していくつもりです。

また、今回のように過去の制作を新しいキットに落とし込んで、シンプルに制作することも時々挟んでいこうと思っています。

塗装レシピ

メモ
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅣ
  • ガイアノーツ サイバーフォーミュラカラー・クリムゾンレッド
  • ガイアノーツ Ex- ブラック
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • GSIクレオス GXメタルバイオレット
  • GSIクレオス GXメタルイエローグリーン
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォ(グレー)
  • ガイアノーツ NAZCA ピンクサフ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • タミヤ エナメル塗料・ブラック
  • タミヤ スミ入れ塗料・ブラック
  • ガイアノーツ Ex- フラットクリアー
  • ガイアノーツ Ex- クリアー
  • ガイアノーツ メカサフ・スーパーヘヴィ
  • ガイアノーツ フレームメタリック2

使用したツール

メモ
  • ゴッドハンド 片刃ニッパーST
  • ゴッドハンド アルティメットニッパー
  • ダイソー 整理トレー(大)
  • タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
  • ダイソー スポンジやすり600・800番
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.15mm
  • ハイキューパーツ 1/144 RB CAUTION DECAL(ホワイト)
  • ホビージャパンモデラーズ コーションA(ホワイト)
  • バンダイ 30MINUITES MISSIONS 水転写式デカール 汎用②
  • GMコーションデカール アヴィエーションテイスト 英語表記#1
  • タミヤ モデリングワックス
  • タミヤ コンパウンド用クロス
  • ダイソー 速乾UVレジン液のクリア・ハード
  • GSIクレオス Mr.グルー・アプリケーター
  • ガイアノーツ M-09 UVライト

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は「メルカリで入手したHG ガンダム フェニーチェ・リナーシタをフリーダムガンダムカラーでリメイクする」仮組み編の記事を投稿する予定です。

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