ご覧いただき、ありがとうございます。
今回から、HG ペーネロペーを白迷彩カラーで制作します。
今回は仮組み編となります。
なお、通常の記事では全5〜6回の構成ですが、今回のペーネロペーはパーツ数が多く、フライトフォームやオデュッセウスガンダムへの変形など、ギミックも豊富なうえ、迷彩塗装で細かく塗装するため、全8回の構成を予定しています。
制作のモチーフとHG ペーネロペー・キットの内容
制作のモチーフ
モチーフの一つ目は、迷彩服などに使われているホワイトのカモフラージュ柄です。
もう一つのモチーフは、航空自衛隊のF-15DJアグレッサー機(仮想敵機)です。
なお、上記の画像は、フリー写真素材サイト「写真AC」からダウンロードしています。
使用するキット
使用するキットは、2019年10月26日に発売されたHG ペーネロペーです。
説明書
説明書は設定画を除き、すべてモノクロ印刷で、変形ギミックがあるので、35ページとかなりボリュームがあります。
ランナー
ランナーは、A1からビームサーベルのSB-13まで18種類、20枚(ランナーCとMが2つ)あります。
ランナーA1からGまではホワイトで、わずかにパープルを感じる色になっています。
ランナーD1以降は、ペーネロペーの装甲パーツが多いから、一つひとつのパーツがとても大きくなっています。
ランナーH1とH2は、少しホワイトの入ったネイビー、ランナーIは、少しオレンジの入ったイエローで成形されています。
ランナーJはレッド、ランナーK、L、Mはグレーで成形されています。
HG ペーネロペーには、専用のディスプレイベースが付属しています。
クリアパーツは、バックパックのノーズの先端に使用します。
ツインアイやバックパックの色を補うシールは使わずに、塗装で仕上げるつもりです。
ランナーから切り出したパーツは、同じスケールのHG ガンダムMk-Ⅱよりも大きくなっています。
肩アーマー(後方)のパーツは約20cm、バックパックのノーズは約15cmの長さがあります。
HG ガンダムMk-Ⅱの高さは約14cmだから、いかにペーネロペーが規格外の大きさだということがわかります。
組み立てる(仮組み)
組み立ての順序
今回も基本的に説明書に沿って組み立てていきますが、説明書では先にペーネロペーを完成させてから、オデュッセウスガンダムとフライトユニットに変形する手順になっています。
この記事では、先にオデュッセウスガンダムを完成させてから、ペーネロペーを完成させ、その後にフライトフォームの順で仮組みを進めていきます。
各部分ごとの組み立ての順序は、ボディ、頭部、腕部、脚部、腰部の後、ペーネロペーに取り付ける脚部、両肩、バックパックの順になっています。
ニッパー
ランナーからの切り出しには、ゴッドハンドの片刃ニッパーSTを使用し、ゴッドハンドのアルティメットニッパーでゲートを二度切りしています。
これまで使用してきたタミヤの薄刃ニッパー(ゲートカット用)の切れ味が悪くなったので、新たに購入して試しています。
アルティメットニッパーは、ゲート跡を「押し潰す」のではなく、「スッと切る」感覚で、ゲート跡がほとんど目立たなくなります。
オデュッセウスガンダムを組み立てる
ボディ
ボディは、内部フレームのグレーのほかに、ネイビー、ホワイト、レッドで構成されていて、配色やフォルムは少し前の世代のνガンダムに似ています。
頭部
頭部の色の構成は比較的シンプルで、カメラ部分がヘルメットと同じぐらいの高さがあります。
イエローのアンテナは、ペーネロペーへの変形時に、一旦たためるようになっています。
腕部
腕部は、シンプルでオーソドックスなフォルムをしていて、両腕に取り付けるシールドのネイビーが、アクセントになっています。
ハンドパーツは、握り手、開き手、ライフルの持ち手(右手のみ)の3種類が用意されています。
脚部
脚部は、ホワイトメインのシンプルな色使いで、水星の魔女シリーズのようなスリムなデザインのMSとは異なり、比較的オーソドックスなフォルムをしています。
脚部側面の展開しているパーツは、ペーネロペー変形時に接地する部分になります。
腰部
スカートは、前方、後方ともにホワイトのみの配色で、大きさは後方の方がかなり大きくなっています。
ペーネロペー・フライトユニットを組み立てる
脚部
レッドのパーツは、つま先とかかとのパーツは、オデュッセウスガンダムの足に、靴を履くように装着します。
円形のノズル部分もホワイト一色になっているので、マスキングなどで塗り分けたいと思います。
イエローのパーツは、ボディカラーの迷彩とメリハリが出るように塗装するつもりです。
腰部(スカート)
スカートはかなり大きく、よく目立つので裏側もしっかりモールドされています。
ペーネロペーは、オデュッセウスガンダムのボディに脚やスカートなどの装甲を着せていくように組み立てます。
胸部
前方に突き出す胸部は、ホワイト、ネイビー、イエロー、グレーのパーツが組み合わされていて、細かくモールドが入っています。
バックパック
サイズが大きく、面が広いパーツが多いので、パイプに切れ目を入れて、分解しやすくしています。
赤枠の部分は、シールで色を補う部分になっています。
ノーズ部分を含むバックパックは、通常の1/144キットの2倍以上の大きさがあり、変形にあわせて展開・収縮することができます。
肩部
肩部は、ホワイトのパーツの中に、イエロー、ネイビー、グレーなどがアクセントになっているので、うまく活用して塗装したいと思います。
肩のアーマーは、同じスケールで大きめのキュベレイMk-Ⅱや、1/100のレイダーガンダムと比べてもかなりの大きさです。
完成した各部分は、下記のようなサイズで、どの部分も重量感があります。
- 肩アーマー(後方) 高さ 約20cm × 幅 約10cm
- 肩アーマー(前方) 高さ 約9cm × 幅 約8cm
- スカート(前方) 高さ 約12cm × 幅 約5cm
- バックパック 全長 約40cm
まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)
今回のふりかえり
今回から全8回(今回のほか、仮組みレビュー編、塗装準備編、塗装編1(迷彩のサンプル・サーフェイサー)、塗装編2(迷彩塗装)、仕上げ編、最終組み立て編、完成編)の予定で、HG ペーネロペーを制作します。
これまでの記事では、RG νガンダムとFULL MECHANICS レイダーガンダムの全6回が最大でしたので、掲載が長期にわたるぶん、慎重に制作し、ていねいにお伝えしていきたいと思います。
恐らく再生産されたタイミングだったので、Amazonで定価より安価に購入できましたが、届いたパッケージボックスの大きさに驚きました。
MGのVer.Ka並みの大きさ(厚み)があり、18個ものランナーがあったので、かなり作り応えがあるなと感じる一方、これほど大きなものを作るのは久しぶりなので、とてもワクワクしています。
記事の中でもお伝えしましたが、一つひとつのパーツがかなり大きいので、ランナー数の割には、比較的組み立てやすい印象でした。
とはいえ、大きなキットならではの注意したポイントが二つありました。
一つは、仮組み後に分解しやすくするために、パイプカット、もしくはダボ穴に切れ目を入れたほか、面の広いパーツを中心に、キツくはめ込む部分をやすりで整えています。
特に面が広いペーネロペーの装甲パーツは、割れたりすると目立つので、慎重に調整しています。
もう一つは、ペーネロペーの両肩やスカートなど、大きいパーツをオデュッセウスガンダムに取り付ける部分に小さなパーツが多く、力を入れ過ぎると壊れそうな印象を受けたので、ていねいに取り扱っています。
大型のキットですが、MGやRGキットほどは細かく色分けされていない(それでも十分な仕上がり)ので、装甲の裏側など細かいところにも注意して制作していこうと思います。
次回は、オデュッセウスガンダム、ペーネロペー、フライトフォームの順に、仮組みレビューをお届けする予定です。
使用したツール
- ゴッドハンド 片刃ニッパーST
- ゴッドハンド アルティメットニッパー
今回の制作で使用したキット
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は「HG ペーネロペーを白迷彩カラーで作る」仮組みレビュー編の記事を投稿する予定です。