HG イモータルジャスティスガンダムをリアルタイプカラーで作る #5 完成編

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全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(アイキャッチ5)

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、HG イモータルジャスティスガンダムをリアルタイプカラーで制作していきます。

今回は完成編となります。

この記事の内容
  • 最終組み立て(仮組みとの比較)
  • 完成レビュー
  • 塗装前後の比較や、モチーフや塗装イメージとの比較

モチーフのMETAL ROBOT魂のジャスティスガンダム(リアルタイプカラー)を参考に、全身の色のバランスなどに注意して制作してきたから、完成が楽しみだよ。

塗装前後の変化やモチーフ、塗装イメージとの比較などをていねいにお伝えしようね。

目次

制作のモチーフと使用するキット

制作のモチーフ

制作のモチーフは、METAL ROBOT魂のジャスティスガンダム(リアルタイプカラー)です。

使用するキット

使用するキットは、2024年1月26日に発売されたばかりのHG イモータルジャスティスガンダムです。

映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に登場するシン・アスカの搭乗機です。

HG ライジングフリーダムと同様、新しい可動構造(SEEDアクションシステム)の採用で、劇中のようなダイナミックなポージングが可能になっているとのことです。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組みレビュー5)

塗装イメージと塗装する色の組み合わせ

塗装イメージ

ボディカラーは、モチーフを参考にライトブルーを多めにし、ブルーは全体のバランスがよくなるように配置しています。

モチーフでは頭部のアンテナ、シールド、バックパックのウイングに使われていたイエローは、頭部のアンテナとウイングの他、ボディのアクセントになる部分に使っています。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(塗装イメージ3)
塗り分けが完了した塗装イメージ

塗装イメージの作成手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。

塗装する色

ライトブルー、ブルーの塗料を比較した結果、今回のHG イモータルジャスティス・リアルタイプカラーの塗装には、次の色を使用します。

使用した塗料のリスト
  • GSIクレオス スカイブルー
  • GSIクレオス キャラクターブルー
  • ガイアノーツ ボトムズカラー オレンジイエロー
  • ガイアノーツ アルティメットホワイト
  • ガイアノーツ メカサフ・ライト

色の組み合わせ

ブルーとライトブルーはコントラストがよくニュートラルな、スカイブルーとキャラクターブルーの組み合わせをベースに、アクセントには少しオレンジ寄りのオレンジイエローを合わせます。

ホワイトは、スカイブルーやキャラクターブルーとフレッシュなコントラストを出したいので、明るいアルティメットホワイトを使います。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(塗装する色の組み合わせ)

関節などのグレーは、MG Zガンダム Ver.Kaを制作したときにホワイトやライトブルーと相性がよかった、明るめのメカサフ・ライトを選んでいるよ。

全塗装で制作したMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラー(完成レビュー20)
MG Zガンダム Ver.Kaの完成画像

塗装する色は、#2塗装準備編で、塗料を比較してから決めているよ。

関連記事

使用したツールと塗料のまとめ記事

「【ガンプラ全塗装・SEED FREEDOM】HG イモータルジャスティスガンダムをリアルタイプカラーで作る」記事で使用したツールと塗料をまとめています。

HG ライジングフリーダムガンダム制作記事(仕上げ編)

同時並行で制作したHG ライジングフリーダムガンダムの完成編記事です。

最終組み立て

最終組み立ては、仮組みの画像と比較しながら進めていきます。

同時制作しているHG ライジングフリーダムとの比較は、ライジングフリーダムの完成編(近日公開予定)に掲載します。

頭部

頭部の塗り分けは概ね成形色の色分けに沿って、レッドの部分をスカイブルー、中央のアンテナとマスクをアルティメットホワイト、ツインアンテナはオレンジイエローで塗装しています(#3の塗装編に掲載)。

ツインアイは、プライマリーメタリックブルーを使って、存在感が出るようにしているよ。

バルカンなどのグレーは、下地に塗装した明るめのメカサフ・ライトを使って、全体的に明るく仕上がるようにしているよ。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(最終組み立て1)
最終組み立て
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組み3)
仮組み

正面とリアカメラは、メタリックブルーのシールを貼り、UVレジンを入れて輝くようにしています(#4の仕上げ編に掲載)。

3本のアンテナの先端はシャープに整えているよ(#2の塗装準備編に掲載)。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(最終組み立て2)
最終組み立て
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組み4)
仮組み

ボディ・スカート

ボディも成形色の色分けを基本に、キャラクターブルー、スカイブルーで塗装し、アルティメットホワイトとオレンジイエローをアクセントに使っています。

ボディ胸部のバルカンは、タミヤのエナメル塗料・フラットアルミを筆塗りしているよ。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(最終組み立て3)
最終組み立て

ボディの基本色がネイビーだった成形色のイメージを残して、腕や脚よりもキャラクターブルーの割合を多めに塗装しているよ。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組み5)
仮組み
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組み8)
仮組み

腕部

腕の塗装もほぼ成形色に沿って塗装していますが、色分けされていない肩の3本ラインの真ん中は、マスキングで塗り分けています(#4の仕上げ編に掲載)。

関節のクリアランスを調整したので、塗膜を傷めることなく可動できているよ(#2の塗装準備編に掲載)。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(最終組み立て4)
最終組み立て
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組み17)
仮組み

脚部

脚の部分はフレームのライトグレー(メカサフ・ライト)がよく見えていて、全体的に明るい印象に仕上がっています。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(最終組み立て5)
最終組み立て
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組み7)
仮組み

バックパック

バックパックはウィング先端の成形色ホワイトの部分をオレンジイエローで塗装し、イエローが全身にバランスよく配置されるようにしています。

バックパックのウィングは、ガンダムデカール No.94 ZGMF-X20A「ストライクフリーダムガンダム」用からストライクフリーダム用のストライプデカールを貼っています(#4の仕上げ編に掲載)。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(最終組み立て6)
最終組み立て
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組み10)
仮組み

ビームライフル

ビームライフルは、シールで色を補う部分をマスキングでキャラクターブルーと塗り分けています。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(最終組み立て7)
最終組み立て
全塗装CROSS CONTRAST COLORで制作するHGライジングフリーダム(仮組み16)
仮組み

シールド

シールドは、左右のウィングをキャラクターブルーとアルティメットホワイトで塗り分け、イエローの部分はマスキングで塗り分けた後、凹モールド部分は、タミヤのエナメル塗料・ダークグレイを筆塗りしています。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(最終組み立て8)
最終組み立て
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組み12)
仮組み

完成レビュー

難しい加工などはせず、基本的に色を塗り替えただけですが、METAL ROBOT魂のジャスティスガンダム(リアルタイプカラー)の要素を取り入れ、明るく爽やかな雰囲気に仕上げています。

フロントビュー

アクセントカラーのアルティメットホワイトやオレンジイエロー、コーションデカールは、全身のバランスがよくなるように配置しています。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成2)

頭部の可動範囲も大きくなっているから、ローアングルの迫力も増しているね。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成8)

バストアップ

フレームの色を明るめのメカサフ・ライトにしたので、明るい雰囲気でまとまっています。

ラインモールドのスミ入れに粗さが出てしまったのは、次回以降の反省点だね。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成3)

サイドビュー

大きなバックパックを装備していますが、関節がしっかりしているので、安定して自立しています。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成4)

シールドやビームライフルの保持もしっかりしているよ。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成6)

リアビュー

ボディカラーのブルーとフレームのグレー、コーションデカールなどの配置は、バランスよくまとまっていると思います。

リアスカートの中央部やふくらはぎ後部のスラスター状の部分などは、もう少し細かく塗り分けてもよかったね。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成5)

塗装前後を比較する

塗装前はレッドのインパクトが強く、シャープで攻撃的な印象でしたが、ベースカラーが明るいスカイブルーに変わったので、少し穏やかな雰囲気に変わったと思います。

フロントビュー

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成2)
塗装後
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組みレビュー1)
塗装前

バストアップ

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成3)
塗装後
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組みレビュー6)
塗装前

サイドビュー

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成4)
塗装後
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組みレビュー2)
塗装前
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成6)
塗装後
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組みレビュー3)
塗装前

リアビュー

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成5)
塗装後
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(説明書・仮組みレビュー4)
塗装前

塗装イメージ・制作のモチーフと比較する

#2の塗装準備編で作成した塗装イメージから塗り分けを変更した部分はなく、予定通りに仕上がっています(塗装イメージ右手の白い手首はスカイブルーの塗り漏れ)。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(塗装イメージ3)
塗り分けが完了した塗装イメージ
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成2)

制作のモチーフにしたMETAL ROBOT魂のジャスティスガンダム(リアルタイプカラー)にも近い雰囲気にできたと思います。

HG インフィニットジャスティスガンダム(ストライクフリーダムカラー)と比較する

HG インフィニットジャスティスも2020年発売の比較的新しいキットですが、HG イモータルジャスティスはよりスリムに、洗練されたフォルムになっています。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成8)
HG イモータルジャスティス
ストライクフリーダムカラー・インフィニットジャスティス完成レビューのフロントビュー
HG インフィニットジャスティス

過去に制作したHG インフィニットジャスティスガンダムの記事は下記のリンクからご覧ください。

アクションポーズ

劇中のようなダイナミックなポージングが可能になっている新しい可動構造(SEEDアクションシステム)により、腕や関節の可動域が広く、自由度の高いダイナミックなポージングができています。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成10)

脚に取り付けたエフェクトパーツやサーベルのパーツはピンク色なので、ブルーのボディとよいコントラストになっています。

全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成12)
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成14)
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成15)
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成18)
全塗装リアルタイプカラーで制作するHGイモータルジャスティス(完成19)

なお、MA形態への変形は仮組みのときに試したので、見送っています。

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

制作全体のふりかえり

HG ライジングフリーダムと同時並行で制作したため、完成までに時間がかかってしまいました。

とはいえ、モチーフにしたMETAL ROBOT魂のジャスティスガンダム(リアルタイプカラー)に近い色合いで、ほぼイメージ通りに完成したので満足しています。

今回の制作のポイントは、レッドからブルーなどに塗り替えたので、成形色の影響を受けないように下地塗装をていねいに行ったことと、アクセントカラーのバランスに注意したところです。

下地の塗装では特にブルーで塗装する部分に注意を払いました。

過去に制作したMG Zガンダム Ver.KaFULL MECHANICS フォビドゥンガンダムも同様に大きく色を塗り替えたので、下地のサーフェイサーの前にシルバーを塗装していました。

全塗装で制作したMGゼータガンダムver.Kaリミテッドカラー(完成レビュー20)
MG Zガンダム Ver.Ka
エールカラミティカラーの全塗装で制作するフルメカニクス・フォビドゥンガンダム(完成レビュー3)
FULL MECHANICS フォビドゥンガンダム

今回も同じ方法を考えましたが、1/100のZガンダムやフォビドゥンガンダムと異なり、1/144でパーツが小さいことから、サーフェイサー一層のみでていねいに塗装することで対処しています。

完成画像を見ても成形色の影響は見られないので、特に問題はなかったと思っています。

色のバランスでは特にアルティメットホワイトとオレンジイエローの配置に注意しています。

モチーフに相当する部分を同じように色分けするだけではバランスが悪かったので、フロントスカートやバックパックのウィング、シールドなどを自分なりの解釈で色を入れています。

同じようにコーションデカールも一部分に偏らないよう、適宜組み立てながら作業を進めています。

完成してみると、フォルム以外に塗装前の面影はなく、別の機体のように仕上がったと思います。

HG イモータルジャスティスは、レッドをベースにしたシャープで攻撃的な本来の設定色も、今回制作したブルーベースで穏やかかつ爽やかな雰囲気もどちらも似合っています。

今後も続々とガンダムSEED FREEDOMシリーズのキットが発売されるので、自由な発想で制作していきたいと思っています。

塗装レシピ

メモ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォスカイブルー
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォホワイト
  • ガイアノーツ メカサフ・ライト
  • GSIクレオス スカイブルー
  • GSIクレオス キャラクターブルー
  • ガイアノーツ ボトムズカラー オレンジイエロー
  • ガイアノーツ アルティメットホワイト
  • タミヤ スミ入れ塗料・ダークグレイ
  • タミヤ スミ入れ塗料・ブラック
  • タミヤ エナメル塗料・フラットアルミ
  • タミヤ エナメル塗料・ダークグレイ
  • ガイアノーツ Ex- フラットクリアー
  • ガイアノーツ プライマリーメタリックブルー

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • GSIクレオス RX-78 ブルー Ver.アニメカラー
  • GSIクレオス MSライトブルー
  • ガイアノーツ バーチャロンカラー アイスコバルトブルー
  • GSIクレオス コバルトブルー
  • GSIクレオス インディブルー
  • フィニッシャーズ ピュアブルー

使用したツール

メモ
  • ゴッドハンド 片刃ニッパーST
  • ゴッドハンド アルティメットニッパー
  • タミヤ フィニッシングペーパー、600・800番
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • ダイソー スポンジやすり(細目)
  • ハセガワ モデリングスクライバー
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.15mm
  • GMラインデカール with コーション #1(ホワイト)
  • GMラインデカール with コーション #2(ホワイト)
  • ガンダムデカール No.94 ZGMF-X20A「ストライクフリーダムガンダム」用
  • ガンダムデカール No.48 機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS用
  • ダイソー UVレジン液
  • GSIクレオス Mr.グルー・アプリケーター
  • ガイアノーツ M-09 UVライト

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は、HG ティフォエウスガンダム・キメラをSDW HEROES武者頑駄無モチーフに作る」仮組み編の記事を投稿する予定です。

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