FULL MECHANICS レイダーガンダムを(リサーキュレーションカラー・パープル)で作る #2 塗装準備編

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全塗装で制作したフルメカニクス・レイダーガンダム(リサーキュレーションカラー・パープル)記事のアイキャッチ2

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、FULL MECHANICS レイダーガンダムを(リサーキュレーションカラー・パープル)で制作していきます。

今回は塗装準備編となります。

この記事の内容
  • iPadアプリを使用した塗装イメージの作成(線画の抽出・加工、塗りつぶし)
  • リサーキュレーションカラー・パープル塗装のポイント
  • 塗装するダークグレーとパープルの塗料比較

リサーキュレーションカラー・パープルをフォルムが異なるレイダーガンダムに、細かく落とし込むために、塗装イメージを作成してから、作業を進めていくよ。

ダークグレーやパープルの塗料を選んだ過程と理由をていねいにお伝えしようね。

目次

制作のモチーフと使用するキット

制作のモチーフ

制作のモチーフは、バンダイがイベントなどの限定で販売しているMG 1/100 ガンダムエクシア(リサーキュレーションカラー・ネオンパープル)です。

使用するキット

使用するキットは、2022年5月21日に発売されたFULL MECHANICS 1/100 レイダーガンダムです。

リサーキュレーションカラーで制作する全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムの仮組みレビュー(フロントビュー2)

使用したツールと塗料のまとめ記事

FULL MECHANICS レイダーガンダム(リサーキュレーションカラー・パープル)の制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。

iPadのアプリで塗装イメージを作る(SengaChanとibisPaintX)

今回の制作では、MG 1/100 ガンダムエクシア(リサーキュレーションカラー・ネオンパープル)を参考に塗装イメージを作成し、パーツごとの塗り分けやマスキングする部分をチェックしています。

塗装イメージは、SengaChan(iOS版のみ)とibisPaintXというアプリを使用して作成しています(どちらも無料でインストール可能)。

ご紹介するアプリは、自己責任でインストール、ご使用ください。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。

SengaChan(線画を抽出する)

  • SengaChanで画像から線画を抽出し、画像を保存する
  • モードとシャープネス、しきい値を設定する(モードを「分割」、シャープネスを「中」か「高」、しきい値を「低」に設定)
  • 線画を保存し、SengaChanを終了する
リサーキュレーションカラーで制作する全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムの塗装イメージ1
SengaChanで抽出した線画

ibisPaintX(線画を加工する)

  • 先ほど保存した線画をibisPaintXで開く
  • 黒側と白側の色を調整して線画の輪郭線をできるだけ明確にする
  • 保存ボタンを押していったん画像を保存する
  • 保存した画像の途切れている輪郭線をブラシでつなぐ(この作業が不十分だと隣の部分まで同じ色に塗りつぶされる)
リサーキュレーションカラーで制作する全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムの塗装イメージ2
ibisPaintXで輪郭線を追加した線画

ibisPaintX(線画に色を入れる)

  • 作業レイヤーを追加し、輪郭線のレイヤー1、塗りつぶしに使うレイヤー2を追加する
  • 塗りつぶしを使って、レイヤー2の輪郭線の内側を塗りつぶす
  • 塗りつぶしが完了したら、レイヤー1とレイヤー2を入れ替え、輪郭線が前面になるようにする
  • PNG保存を選び、ibisPaintXを終了する
リサーキュレーションカラーで制作する全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムの塗装イメージ3
塗り分けが完了した塗装イメージ

塗装イメージの作成手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。

塗り分けのポイント

ボディカラーは、ブラックの一部を、ダークグレーと塗り分けて、単調にならないよう工夫したいと思います。

パープルは、ガンダムエクシア(リサーキュレーションカラー・ネオンパープル)を参考に、内部フレームやボディの一部を、ガンダムエクシアよりも青みのあるバイオレット寄りの色で塗装します。

塗料を比較する(ダークグレー)

塗料の比較は、百均のクリアスプーンに、サーフェイサー、比較する色、トップコートの順に塗装した状態で行っています。

できるだけ実際の色に近くなるよう画像を調整していますが、使用するモニター等の環境により、本文の説明と異なっていたり、色の違いが分かりづらい場合があります。

また、それぞれの色の説明は、筆者が感じた印象となりますので、ご了承ください。

用意した塗料

ダークグレーの比較に用意した塗料は、次の6種類(フラット(ツヤ消し)仕上げ)です。

なお、ベースカラーのブラックは、ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォブラックをそのまま仕上げの色にする予定です。

比較に用意した塗料
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック(ベースのブラック)
  • GSIクレオス ジャーマングレー
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ
  • ガイアノーツ ダークブルーイッシュパープル
  • ガイアノーツ スレートブラック
  • ガイアノーツ ミッドナイトブルー

塗料の比較

画像のサンプルは、左上から、サーフェイサー・エヴォブラック、ジャーマングレー、ニュートラルグレーⅤ、ダークブルーイッシュパープル、スレートブラック、ミッドナイトブルーの順です。

サンプルの上段は、青みなどを感じないノーマルのグレー、下段はネイビーやパープルなどを感じるグレーを選んでいます。

ジャーマングレーとニュートラルグレーⅤは、「ほんの少しジャーマングレーの方が濃いと感じるかな」というくらいの微妙な違いだよ。

ダークブルーイッシュパープルとスレートブラックはパープルやネイビー寄りの色、ミッドナイトブルーはブルーやグリーンの入った色に感じるね。

サーフェイサー・エヴォブラック、ジャーマングレー、ニュートラルグレーⅤ、ダークブルーイッシュパープル、スレートブラック、ミッドナイトブルーの比較

なお、今回比較した塗料の中から、ガイアノーツのダークブルーイッシュパープルとGSIクレオスのジャーマングレーを使用して、HG ナラティブガンダム(C装備)を制作しています。

最終候補

サーフェイサー・エヴォブラックと組み合わせるダークグレーは、青みの有無でミッドナイトブルーか、ニュートラルグレーⅤのどちらかを選ぶことにします。

ミッドナイトブルー、サーフェイサー・エヴォブラック、ニュートラルグレーⅤの比較

塗料を比較する(パープル)

用意した塗料

用意した塗料は、クリアカラー3種類、メタリックカラー2種類と、アメジストパープル(クリスタルカラー、下地Ex- ブラック)の合計6種類です(グロス(ツヤあり)仕上げ)。

クリアカラーは、サーフェイサー・エヴォブラック、Ex- シルバー、クリアカラーの順、メタリックカラーは、サーフェイサー・エヴォブラック、メタリックカラーの順に塗装しています。

比較に用意した塗料
  • GSIクレオス クリアパープル
  • GSIクレオス クリアバイオレット
  • ガイアノーツ クリアーパープル
  • GSIクレオス GXメタルパープル
  • GSIクレオス GXメタルバイオレット
  • GSIクレオス アメジストパープル(下地はガイアノーツのEx- ブラック)

塗料の比較

画像のサンプルは、左上から、GSIクレオス・クリアパープル、クリアバイオレット、ガイアノーツ・クリアーパープル、GXメタルパープル、GXメタルバイオレット、アメジストパープルの順です。

GSIクレオスのクリアパープルとクリアバイオレットは、わずかにクリアパープルに赤みを感じる程度の違いかな。

ガイアノーツのクリアーパープルは、色を重ねるともう少しパープルが強くなるけど、今回は少し明る過ぎるかな。

クリアカラーとは異なり、メタルパープルとメタルバイオレットの色の違いははっきりしていて、どちらもキラキラした粒子感が特徴だよ。

Ex- ブラックを下地にしたアメジストパープルは、比較する6色の中で、もっとも深みのある濃い色になっているよ。

全塗装・HGベギルベウで使用するキャンディ塗装パープルの比較

なお、今回比較した塗料の中から、ガイアノーツのクリアーパープルとGSIクレオスのGXメタルバイオレットを使用して、HG ベギルベウを制作しています。

最終候補

パープルは、ガンダムエクシアよりも青みのあるバイオレット寄りの色を使用したいので、GSIクレオス・クリアバイオレット、GSIクレオス・GXメタルバイオレット、GSIクレオス・アメジストパープルの3色の中から選ぶことにします。

クレオス・クリアバイオレット、GXメタルバイオレット、クリスタルカラー・アメジストパープルの比較

塗装前に塗料比較を行った制作は、下記の記事にまとめています。

塗装する色を決める

塗装する色

パープルとブラックの塗料を比較した結果、今回のFULL MECHANICS レイダーガンダム(リサーキュレーションカラー・ネオンパープル)の塗装には、次の色を使用します。

使用した塗料のリスト
  • ブラック ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • ダークグレー ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ
  • パープル GSIクレオス GXメタルバイオレット
  • メタリック ガイアノーツ フレームメタリック2

色の組み合わせ

今回の塗装は、漆黒のサーフェイサー・エヴォブラックをベースに、少し明るいニュートラルグレーⅤで濃淡をつけて、メタリックカラーのGXメタルバイオレットを組み合わせてみたいと思います。

ダークグレーやパープルの塗料を選んだ理由は、次のとおりです。

  • 以前制作したHG ナラティブガンダムで青みのある組み合わせで制作したので、今回はノーマルなグレーと組み合わせたいと思ったこと
  • アメジストパープルは、漆黒のサーフェイサー・エヴォブラックと組み合わせると、コントラストが深くなり過ぎるように感じたこと
  • GXメタルバイオレットは、クリアバイオレットを塗り重ねるよりもシンプルに、イメージに近いメタリックを表現できること

内部フレームは、グロス(ツヤあり)のメタリックを使用して、フラット(ツヤ消し)のボディカラーとメリハリをつけようと思っているよ。

フレームメタリック2は、少しパープルを感じるキメの細かいメタリックだね。

全塗装・リサーキュレーションカラー・フルメカニクス・レイダーガンダムで使用する塗料の組み合わせ

FULL MECHANICS レイダーガンダム(リサーキュレーションカラー・パープル)は、2022年に制作した作品の中で第4位に選んでいます。

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

今回のふりかえり

過去にカスタムカラーで制作した作品と同じく、全体のイメージやマスキングなどの塗り分けポイントをチェックするために、iPadアプリで塗装イメージを作成しています。

モチーフ(MG 1/100 ガンダムエクシア(リサーキュレーションカラー・ネオンパープル))がはっきりしているので、内部フレームや関節など、パープルを使う部分は大まかに把握できました。

とはいえ、フォルムが異なるレイダーガンダムに、さらに細かく落とし込み、塗り分ける部分などをチェックするために、塗装イメージを作成して塗装ミスやイメージのブレが起きないようにしています。

本文でも触れましたが、今回は、ボディカラーの一部を、ブラックとダークグレーと塗り分けること、パープルには、青みのあるバイオレット寄りの色を使用することがポイントとなります。

ベースカラーは、ダークグレーと少し明るいグレーの組み合わせも検討しましたが、仮組みのときの禍々しい印象のブラックを残したいと思ったので、ブラックを選んでいます。

また、肩幅が広く、がっしりしたフォルムのレイダーガンダムには、パープルよりも青みのあるバイオレットの方が引き締まるかなと思っています。

なお、ベースカラーのブラックは、サーフェイサーのままでも十分キレイに仕上がり、塗装の手順を一つ省略できるサーフェイサー・エヴォブラックをそのまま仕上げの色にします。

過去に制作したRG サザビーでもきれいに仕上がったので、問題ないと思っています。

バイオレットは、クリアバイオレット(下地シルバー)と悩みましたが、マスキングで塗り分ける部分が多いので、シンプルに塗装できるGXメタルバイオレットを選んでいます。

過去に制作したHG ナラティブガンダム(C装備)では、クリアーオレンジ(下地シルバー)で制作しているので、マスキングがなければクリアパープルでもよかったと思います。

次回は、サーフェイサーを塗装してから、エアブラシで仕上げの色を塗装していきます。

ブラックとダークグレーの色の差がほどよく出てくれればと思っています。

塗装レシピ

メモ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ
  • GSIクレオス GXメタルバイオレット
  • ガイアノーツ フレームメタリック2

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • GSIクレオス ジャーマングレー
  • ガイアノーツ ダークブルーイッシュパープル
  • ガイアノーツ スレートブラック
  • ガイアノーツ ミッドナイトブルー
  • GSIクレオス クリアパープル
  • GSIクレオス クリアバイオレット
  • GSIクレオス GXメタルバイオレット
  • GSIクレオス アメジストパープル(下地はガイアノーツのEx- ブラック)

使用したツール

メモ
  • タミヤ 薄刃ニッパー(ゲートカット用)
  • ゴッドハンド アルティメットニッパー
  • スリーコインズ スライド式カトラリーケース
  • ダイソー インテリアトレイ
  • ダイソー キューティクルプッシャー
  • タミヤ フィニッシングペーパー
  • ダイソー スポンジやすり(細目)
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • プロクソン ペンサンダー
  • ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.2mm
  • ゴッドハンド ショートパワーピンバイス
  • ゴッドハンド ドリルビット5本組B
  • ゴッドハンド スピンブレード

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は「FULL MECHANICS レイダーガンダムを(リサーキュレーションカラー・パープル)で作る」塗装編の記事を投稿する予定です。

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