FULL MECHANICS レイダーガンダムを(リサーキュレーションカラー・パープル)で作る #4 仕上げ編(その1)

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全塗装で制作したフルメカニクス・レイダーガンダム(リサーキュレーションカラー・パープル)記事のアイキャッチ4

ご覧いただき、ありがとうございます。

前回に続き、FULL MECHANICS レイダーガンダムを(リサーキュレーションカラー・パープル)で制作していきます。

今回は仕上げ編(その1)となります。

この記事の内容
  • マスキングのポイント(フラットとグロスの仕上げに応じたマスキング、デカール、トップコートの手順)
  • マスキング(サーフェイサー・エヴォブラックとニュートラルグレーⅤ、サーフェイサー・エヴォブラックとGXメタルバイオレット)
  • デカールの貼り付け(ミラーシルバーとパープルのコーションデカール)

今回は、サーフェイサー・エヴォブラックとニュートラルグレーⅤをフラット仕上げで、GXメタルバイオレットをグロス仕上げで制作するよ。

サーフェイサー・エヴォブラックとGXメタルバイオレットをマスキングで塗り分けるパーツは、通常と手順が異なるから、慎重に作業を進めようね。

目次

制作のモチーフと使用するキット

制作のモチーフ

制作のモチーフは、バンダイがイベントなどの限定で販売しているMG 1/100 ガンダムエクシア(リサーキュレーションカラー・ネオンパープル)です。

使用するキット

使用するキットは、2022年5月21日に発売されたFULL MECHANICS 1/100 レイダーガンダムです。

リサーキュレーションカラーで制作する全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムの仮組みレビュー(フロントビュー2)

塗装イメージと関連記事

塗装イメージ

ボディカラーは、ブラックの一部を、ダークグレーと塗り分けて、単調にならないよう工夫したいと思います。

パープルは、ガンダムエクシア(リサーキュレーションカラー・ネオンパープル)を参考に、内部フレームやボディの一部を、ガンダムエクシアよりも青みのあるバイオレット寄りの色で塗装します。

リサーキュレーションカラーで制作する全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムの塗装イメージ2
ibisPaintXで輪郭線を追加した線画
リサーキュレーションカラーで制作する全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムの塗装イメージ3
塗り分けが完了した塗装イメージ

塗装イメージの作成手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。

使用したツールと塗料のまとめ記事

FULL MECHANICS レイダーガンダム(リサーキュレーションカラー・パープル)の制作で使用したツールと塗料は下記の記事にまとめています。

マスキングで塗り分ける

マスキングのポイント

今回、マスキングで塗り分ける部分は、主にサーフェイサー・エヴォブラックとニュートラルグレーⅤサーフェイサー・エヴォブラックとGXメタルバイオレットの2つになります。

通常の手順では、マスキング、デカールの貼り付け、トップコートの順に作業を進めますが、今回は、仕上げの色により作業手順を変えています。

サーフェイサー・エヴォブラックとニュートラルグレーⅤをフラット仕上げで、GXメタルバイオレットをグロス仕上げで制作します。

サーフェイサー・エヴォブラックとニュートラルグレーⅤで塗り分けるパーツと、GXメタルバイオレット単独のパーツは、通常どおりの手順です。

マスキングでサーフェイサー・エヴォブラックとGXメタルバイオレットを塗り分けるパーツは、次の手順で作業しています。

  • ブラックの部分をマスキングしてから、GXメタルバイオレットを塗装
  • GXメタルバイオレットの部分に、グロスのトップコートを塗装
  • GXメタルバイオレットの部分をマスキング
  • デカールの貼り付け
  • ブラックの部分にフラットのトップコートを塗装

HG ナラティブガンダム(C装備)をバンシィ・ノルン(デストロイモード)風のときも、フラットとグロスを組み合わせましたが、マスキングの必要がなかったので、塗装はシンプルでした。

作業の手順は異なりますが、記事は通常どおり、マスキング、スミ入れと筆塗り、デカール、トップコートの順に掲載します(トップコートは、次回「仕上げ編(その2)」に掲載)。

肩とスカート

肩のアーマーとフロントスカートのパーツは、凸モールドになっているラインに沿ってニュートラルグレーⅤと塗り分けます。

スカートの内側のパーツで、外から見える部分は、GXメタルバイオレットにしているよ(スカートの裏側はブラックのままにするよ)。

マスキングで塗り分ける全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ1
マスキングした状態
マスキングでサーフェイサー・エヴォブラック、ニュートラルグレーⅤ、GXメタルバイオレットを塗り分けた全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ1
塗り分けが完了した状態

脚の左右のパーツは、上下の凸モールドになっているラインに沿ってニュートラルグレーⅤに塗り分けます。

くるぶしの部分は、外から見える部分のみをGXメタルバイオレットにしているよ。

マスキングで塗り分ける全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ2
マスキングした状態
マスキングでサーフェイサー・エヴォブラック、ニュートラルグレーⅤ、GXメタルバイオレットを塗り分けた全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ2
塗り分けが完了した状態

ニュートラルグレーⅤで塗り分けた脚のパーツのうち、内側になるパーツは、角形のルーバーのような部分を、さらにGXメタルバイオレットで塗り分けているよ。

マスキングで塗り分ける全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ7
マスキングした状態
マスキングでサーフェイサー・エヴォブラック、ニュートラルグレーⅤ、GXメタルバイオレットを塗り分けた全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ3
塗り分けが完了した状態

バックパック

バックパックは、凹んでいる部分の内側をマスキングし、外側をニュートラルグレーⅤに塗り分けています。

バックパックのウイングは、ラインモールドに沿って、内側になる部分をGXメタルバイオレットで塗装しているよ。

マスキングで塗り分ける全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ4
マスキングした状態

ウイングは、別パーツのニュートラルグレーⅤとあわせて、3色の組み合わせにするよ。

マスキングでサーフェイサー・エヴォブラックとGXメタルバイオレットを塗り分けた全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ2
塗り分けが完了した状態

武器

ミョルニョルやシールドカノンは、円形のラインや凸モールドになっている部分に沿ってGXメタルバイオレットで塗り分けます。

マスキングで塗り分ける全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ3
マスキングした状態

ミョルニョルは、別パーツになっている円形のパーツと同じ色分けになるようにしているよ。

マスキングでサーフェイサー・エヴォブラックとGXメタルバイオレットを塗り分けた全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ1
塗り分けが完了した状態

細かい部分を塗装する(筆塗り・スミ入れなど)

クロームシルバー

タミヤのペイントマーカー・クロームシルバーを小皿に出し、凹モールドに細い筆でシルバーを入れています。

シルバーがはみ出してしまった部分は、エナメル溶剤を染み込ませたベビー綿棒で慎重に拭き取っているよ。

タミヤのクロームシルバーでスミ入れした全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ

ブラック

マスキングで塗り分けた境界線などを中心に、タミヤのスミ入れ塗料・ブラックでブラックを入れています。

塗り分けた境界線のほかに、太めのラインモールドの部分にもブラックを入れて、引き締まった印象になるよう工夫しているよ。

デカールを貼る

使用するデカール

今回使用したデカールは、HJモデラーズのコーションA(ミラーシルバー)GMコーションデカールのアヴィエーションティスト・ドイツ語表記#1(パープル)の2種類です。

GMコーションデカールアヴィエーションテイスト・ドイツ語表記のパープルとホビージャパンモデラーズのモデラーズデカールコーションAのミラーシルバー

デカールを貼ったパーツ

クロームシルバーを入れた部分と色がなじむように、ホビージャパンモデラーズのコーションA(ミラーシルバー)をメインに貼っています。

ミラーシルバーとパープルのコーションデカールを貼った全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ1

GMコーションデカールのアヴィエーションティスト・ドイツ語表記#1(パープル)は、下地のブラックなどと、あまりくっきりした印象にならなかったので、シルバーで色を入れた部分の側に配置して、存在感が出るようにしています。

ミラーシルバーとパープルのコーションデカールを貼った全塗装・フルメカニクス・レイダーガンダムのパーツ2

FULL MECHANICS レイダーガンダム(リサーキュレーションカラー・パープル)は、2022年に制作した作品の中で第4位に選んでいます。

まとめ(ふりかえり・塗装レシピ・使用ツール)

今回のふりかえり

記事の中でも触れましたが、今回はサーフェイサー・エヴォブラックとニュートラルグレーⅤをフラット(ツヤ消し)で、GXメタルバイオレットをグロス(ツヤあり)仕上げで制作します。

それぞれの色単独で塗装したパーツや、サーフェイサー・エヴォブラックとニュートラルグレーⅤで塗り分けたパーツは、通常どおり、デカール、トップコートの順に作業しています。

サーフェイサー・エヴォブラックとGXメタルバイオレットをマスキングで塗り分けるパーツは、次の手順で作業しています(記事から再掲)。

  • ブラックの部分をマスキングしてから、GXメタルバイオレットを塗装
  • GXメタルバイオレットの部分に、グロスのトップコートを塗装
  • GXメタルバイオレットの部分をマスキング
  • デカールの貼り付け
  • ブラックの部分にフラットのトップコートを塗装

塗装の順序を変えるなど、ほかにもっと効率的な方法があるのかもしれませんが、現時点ではこれ以外に思いつきませんでした。

以前RG サザビーをカスタムカラーで制作したときには、サーフェイサー・エヴォブラックとGXメタルレッドを組み合わせて、どちらもフラット仕上げにしていました。

RG サザビーの全てフラットの仕上がりも気に入っているので、今回もどちらにするか悩みました。

最終的に、HG ナラティブガンダム(C装備)をバンシィ・ノルン(デストロイモード)風カラーと同じ、フラット仕上げとグロス仕上げの組み合わせを選んでいます。

全塗装・カスタムカラーで制作したRGサザビーの完成レビュー
RG サザビー・カスタムカラー
ユニコーンガンダム・バンシィ・ノルン(デストロイモード)風カラーの全塗装で制作したHGナラティブガンダムの完成レビュー(フロントビュー)
HG ナラティブガンダム(C装備)バンシィ・ノルン(デストロイモード)カラー

HG ナラティブガンダム(C装備)のようなパーツ単位のシンプルな塗り分けでは済まなかったので、手間がかかりましたが、今のところ、フラットのサーフェイサー・エヴォブラックとGXメタルバイオレットの組み合わせは、相性がよさそうなので安心しています。

主に筆塗りとスミ入れに使用したクロームシルバーは、ブラックによく映える色として選んでいます。

ミラーシルバーのコーションデカールを使ったのも同じ理由です。

パープルのGMコーションデカールは、もう少しくっきりした仕上がりになることを期待していましたが、少し落ち着き過ぎかなと思うので、シルバーを入れた部分の近くに貼って、少しでも存在感が出るようにしています。

次回はトップコート(Ex- フラットクリアー)を塗装した後、最終組み立てを進めていきます。

塗装レシピ

メモ
  • ガイアノーツ サーフェイサー・エヴォブラック
  • ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ
  • GSIクレオス GXメタルバイオレット
  • ガイアノーツ フレームメタリック2
  • タミヤ ペイントマーカー・クロームシルバー

塗料の比較のみに使用したものはこちらです。

  • GSIクレオス ジャーマングレー
  • ガイアノーツ ダークブルーイッシュパープル
  • ガイアノーツ スレートブラック
  • ガイアノーツ ミッドナイトブルー
  • GSIクレオス クリアパープル
  • GSIクレオス クリアバイオレット
  • GSIクレオス GXメタルバイオレット
  • GSIクレオス アメジストパープル(下地はガイアノーツのEx- ブラック)

使用したツール

メモ
  • タミヤ 薄刃ニッパー(ゲートカット用)
  • ゴッドハンド アルティメットニッパー
  • スリーコインズ スライド式カトラリーケース
  • ダイソー インテリアトレイ
  • ダイソー キューティクルプッシャー
  • タミヤ フィニッシングペーパー
  • ダイソー スポンジやすり(細目)
  • ダイソー ウッドブロック・強力スポンジ両面テープ(幅15mm)
  • プロクソン ペンサンダー
  • ハセガワ モデリングスクライバー(けがき針)
  • スジボリ堂 BMCタガネ0.2mm
  • ゴッドハンド ショートパワーピンバイス
  • ゴッドハンド ドリルビット5本組B
  • ゴッドハンド スピンブレード
  • HJモデラーズ コーションA(ミラーシルバー)
  • GMコーションデカール アヴィエーションティスト・ドイツ語表記#1(パープル)

今回の制作で使用したキット

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は「FULL MECHANICS レイダーガンダムを(リサーキュレーションカラー・パープル)で作る」仕上げ編(その2)の記事を投稿する予定です。

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